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三章 休みの間
いや、遊ぶからねっ?!
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宵衣先輩たちが揉めだし、結構険悪ムードになって、私たちは遊園地に行くにいけない雰囲気になった。
が、そこでめげるわけないじゃない!
いや、遊園地だもん!
行くでしょ!いや、意地でも行くから!
ーーーてなことで、ソラを呼びに来た次第です。
コンコン
扉を叩いて、声をかける。
「ソラ~?」
一瞬の間を置いて、元気な声が帰ってくる。
「はぁ~い♪」
わぁお、こいつ、こんなことあったのに元気だわ。
いや、私も私ですがね!
ガチャ
扉が開いてソラが出てくると、私は開口一番に、
「ソラ!遊ぶよっ」
と言った。
「……え、うん?」
あのソラを困惑させつつ、紅羽はいう。そんなこと、気にならないと言わんばかりに。
「私、ずーっと来れてなかったんだから! 行くって決めた!」
「いや、知ってるけど……?」
助けを求めるようにソラはユウに視線を送る。
『ね、ちょ、ど、どういうこと?! た、助けてっ!』
そう瞳で訴える。さすがのマイペース・ソラも、紅羽には敵わない。
無言で首を振り、ユウは諦観の色を浮かべた瞳を向ける。
『……無意味だ。こいつは、こーゆー時は誰よりも厄介なの、知ってんだろ。諦めろ』
『そんなぁ……』
まるでいつもとは立場が逆だ。
この幼馴染みたちは、主に振り回すのがソラ、呆れつつもノるのが紅羽、そしてそれの面倒を見るのがユウだが、それは時と場合によって狂う。
紅羽が振り回し、ソラが振り回され、それをユウが見届ける。
紅羽のテンションがおかしい時は、大抵そうなる。
「じゃ、宵衣先輩んとこ、行くよ~」
と言って、隣の部屋へ紅羽は小走りで向かう。
「さすがに僕でもこんなことしないなぁ」
「……あいつだからな」
仕方ない、と二人はうなずいて、後を追った。
コンコン
ノックの音に、反応して瞬が扉を開く。
「誰……おまえらか」
呆れたように、嫌そうに瞬はそう呟く。上から目線は健在らしい。
「遊園地行きましょっ」
単刀直入に紅羽はそう言う。
さすがの瞬もその勢いと、威勢に臆される。
「なんだい?」
いまだ少し声の陰っている宵衣が現れる。
「宵衣先輩、あんなことがありましたが、リフレッシュです!遊園地に行きましょっ」
「……クーちゃん、おかしいな?」
宵衣は、訝しむかのようにユウへ目線を向ける。
ユウはソラへアイコンタクトをとり、紅羽を黙らせて、向こうへ連行させた。
そして、扉を閉めて、部屋には、瞬、宵衣ーーーそしてユウの三人しかいなくなった。
「あいつ、たまに異常なんすよ。やりたいことは通すって言うか……なんか変なやつで」
「変だな」
素直に瞬は頷く。
そんな瞬に対して苦笑いを浮かべつつ、頷いたユウは、話を続ける。
「たまに、ソラでさえ気圧されることがあって……。そーゆー時のあいつ、なんか止められないんです。 勢いとかもそうで止めにくいのもあるんですけど、なんか本気で、必死で……止めちゃダメみたいな感じがしちまって」
バツが悪そうに、申し訳なさそうに、彼は言う。
そんな彼を、宵衣はいつもと違う瞳で見ていた。
「…………か……?」
「なんすか、帝先輩」
はっと、我に帰った宵衣は、ううん、と首を振る。
「そう言うことだとすると、ついて行けって説得かな?」
「……はい、そうです」
心理戦を持ちかけて、騙してきそうなユウが呆気なく認めたことに宵衣は内心驚いていた。
それと同時に、何時ぞやかの日を思い出し、クツクツ、と笑った。
「帝?」
訝しむ瞬の視線など気にせず、笑い続ける。
やがて、宵衣の笑い声は、小さなものから大笑いに変わった。
「あははっ、ははっ」
「帝先輩……?」
周りが困惑する中、ひとしきり笑いきった宵衣は目元を拭い、ユウに告ぐ。
「いーだろう、遊ぼうじゃないか!」
「……マジですか?」
「行くのか?」
困惑する二人にニカっと笑って宵衣は頷く。
「あぁ! 必死なクーちゃんのお願いなんだろー?いーよ、手伝ってやる!」
「手伝うって問題かよ……」
そんな小さな瞬の呟きは無視された。
場所は変わって、やって参りました、遊園地!
いやぁ、テーマパークとか行ったことはあるけど記憶にはないんだよね!
ある意味初テーマパーク!
楽しみすぎますっ!
「はしゃぎすぎんな」
「だってぇ~」
「でもさ!」
ソラと私はユウの言葉に振り返り、子供のような言葉を口にする。
楽しみなんだもんっ。
「本当に、若いっていいわね~」
「そりゃおまえはもうにじゅーーー」
ドスッ
鈍い音が聞こえて、灰咲先生はその場に蹲る。
その横では、雪芽さんが清々しいほどの笑顔で微笑み、右手を握りしめていた。
……触れないでおこう。
そのことで一気に現実に私は引き戻される。
観覧車にジェットコースター、お化け屋敷にティーカップ、メリーゴーランド、シューティングなどなど……。
私の興味を引くものが溢れている。
「今日は制覇するぞー!」
私がそう言って拳を上げると、
「おぉ~♪」
と、ソラが答え、ユウがはぁ……とため息をつく。
ここでいつもは乗ってきそうな宵衣先輩は灰咲先生と雪芽さんの少し前のところで「元気だなぁ」と微笑んでいるだけ。
いつもとテンション違うのはやっぱ……あのせいだよね。
「制覇しましょーね、みなさん!」
「するぞぉ」
「計画練るのか……」
これから私に任される仕事を思いうなだれるユウ。
「あらあら~」
「若者はすげぇなぁ」
などと言っている大人たち。
「ボクもがんばろっかなぁ♪」
「……入場料分は、乗らないとな」
乗り気になってきた宵衣先輩と、お金のことを考える、少しゲスい瞬先輩。
まぁ、制覇したら、元は取れるよね!私はそう思って頷いた。
「ユウ!遊ぼっ」
「ユーくん、いっくよぉ」
「……俺に拒否権……ねぇか」
諦めて、私たちにユウはついてくることにしたようだ。
ー夕方ー
絶叫マシーンが意外と私は平気で、みんなを乗り回して迷惑かけたり、お化け屋敷で怯えすぎて迷子になったりしたけれど、まぁそこそこ良かったんじゃないかな?
……ソラがお化け屋敷でお化け役の人を脅かしたり、逆にこれってなぁに?とか、聞いたり、雰囲気壊してたのは無しとしてね。
「はぁっ、たっのしかったぁー」
私は両手を伸ばして、うーんと、唸る。……うぅん、ちょっともう、眠いかも。
「いつになく、はしゃぐからだろーが」
とぐちぐち文句を言いつつ、私の後ろに来て、ユウは背中を支えてくれる。
それは、ソラも私と同じだったようで、ユウにもたれかかってうつら、つつらしている。
「子供だな」
「あんなに遊んだもの、仕方ないわ」
……眠さからか、まるでこの二人が夫婦に見える。夫婦だとしたら、絶対的に灰咲先生が尻に敷かれてるな。
「さっさと、部屋に戻ろ~ぜ? ご飯食べて、寝なきゃな子たちが多いからにゃ?」
くすくす、と笑いながら、宵衣先輩は帰りに買ったクレープをかじってる。
私たちは、先に食べたんだけど、延々と絶叫系に灰咲先生を振り回して乗っていた宵衣先輩は食べてなかったから、今なんだよね。
まぁ、軽いし、いーかって話で。
「……思ったよりも疲れた」
呆れ顔ーーーもとい、疲れ顔で瞬先輩は最後尾についてくる。
まぁ、肉体系無理そうですもんね、先輩。
私たちは、大満足で、部屋に帰った。
部屋に帰った私は、ユウに支えられ、ベッドへダイブ。
ユウはその足で、もう片方に、もう眠って担いでいたソラを部屋に置いてくるらしい。
「先に少し寝てなさい」
という、雪芽さんの言葉を聞いて、私は眠る。
宵衣は、雪芽が「じゃ、少しあっち見てくるわ」と言って出て行った後、タブレットを開いて、隆とシキにテレビ電話をした。
ユウは、ソラを寝かせ、気になっていたカーテンの裾を直して、予習を始める。
ソラは、寝たふりをして、離れた位置で予習をしているユウにバレないようにしてスマホをいじった。
雪芽は、部屋のある四階の廊下にあるソファに理人と集まり、クスクス話す。その後ろから、一人の男性が加わり、話を広げた。
瞬は、本を読みながら、スマホのカバーに隠した瞳の写真を撫でる。
それから、二時間ほど、それぞれが重い思いの行動をとっていたーーー。
が、そこでめげるわけないじゃない!
いや、遊園地だもん!
行くでしょ!いや、意地でも行くから!
ーーーてなことで、ソラを呼びに来た次第です。
コンコン
扉を叩いて、声をかける。
「ソラ~?」
一瞬の間を置いて、元気な声が帰ってくる。
「はぁ~い♪」
わぁお、こいつ、こんなことあったのに元気だわ。
いや、私も私ですがね!
ガチャ
扉が開いてソラが出てくると、私は開口一番に、
「ソラ!遊ぶよっ」
と言った。
「……え、うん?」
あのソラを困惑させつつ、紅羽はいう。そんなこと、気にならないと言わんばかりに。
「私、ずーっと来れてなかったんだから! 行くって決めた!」
「いや、知ってるけど……?」
助けを求めるようにソラはユウに視線を送る。
『ね、ちょ、ど、どういうこと?! た、助けてっ!』
そう瞳で訴える。さすがのマイペース・ソラも、紅羽には敵わない。
無言で首を振り、ユウは諦観の色を浮かべた瞳を向ける。
『……無意味だ。こいつは、こーゆー時は誰よりも厄介なの、知ってんだろ。諦めろ』
『そんなぁ……』
まるでいつもとは立場が逆だ。
この幼馴染みたちは、主に振り回すのがソラ、呆れつつもノるのが紅羽、そしてそれの面倒を見るのがユウだが、それは時と場合によって狂う。
紅羽が振り回し、ソラが振り回され、それをユウが見届ける。
紅羽のテンションがおかしい時は、大抵そうなる。
「じゃ、宵衣先輩んとこ、行くよ~」
と言って、隣の部屋へ紅羽は小走りで向かう。
「さすがに僕でもこんなことしないなぁ」
「……あいつだからな」
仕方ない、と二人はうなずいて、後を追った。
コンコン
ノックの音に、反応して瞬が扉を開く。
「誰……おまえらか」
呆れたように、嫌そうに瞬はそう呟く。上から目線は健在らしい。
「遊園地行きましょっ」
単刀直入に紅羽はそう言う。
さすがの瞬もその勢いと、威勢に臆される。
「なんだい?」
いまだ少し声の陰っている宵衣が現れる。
「宵衣先輩、あんなことがありましたが、リフレッシュです!遊園地に行きましょっ」
「……クーちゃん、おかしいな?」
宵衣は、訝しむかのようにユウへ目線を向ける。
ユウはソラへアイコンタクトをとり、紅羽を黙らせて、向こうへ連行させた。
そして、扉を閉めて、部屋には、瞬、宵衣ーーーそしてユウの三人しかいなくなった。
「あいつ、たまに異常なんすよ。やりたいことは通すって言うか……なんか変なやつで」
「変だな」
素直に瞬は頷く。
そんな瞬に対して苦笑いを浮かべつつ、頷いたユウは、話を続ける。
「たまに、ソラでさえ気圧されることがあって……。そーゆー時のあいつ、なんか止められないんです。 勢いとかもそうで止めにくいのもあるんですけど、なんか本気で、必死で……止めちゃダメみたいな感じがしちまって」
バツが悪そうに、申し訳なさそうに、彼は言う。
そんな彼を、宵衣はいつもと違う瞳で見ていた。
「…………か……?」
「なんすか、帝先輩」
はっと、我に帰った宵衣は、ううん、と首を振る。
「そう言うことだとすると、ついて行けって説得かな?」
「……はい、そうです」
心理戦を持ちかけて、騙してきそうなユウが呆気なく認めたことに宵衣は内心驚いていた。
それと同時に、何時ぞやかの日を思い出し、クツクツ、と笑った。
「帝?」
訝しむ瞬の視線など気にせず、笑い続ける。
やがて、宵衣の笑い声は、小さなものから大笑いに変わった。
「あははっ、ははっ」
「帝先輩……?」
周りが困惑する中、ひとしきり笑いきった宵衣は目元を拭い、ユウに告ぐ。
「いーだろう、遊ぼうじゃないか!」
「……マジですか?」
「行くのか?」
困惑する二人にニカっと笑って宵衣は頷く。
「あぁ! 必死なクーちゃんのお願いなんだろー?いーよ、手伝ってやる!」
「手伝うって問題かよ……」
そんな小さな瞬の呟きは無視された。
場所は変わって、やって参りました、遊園地!
いやぁ、テーマパークとか行ったことはあるけど記憶にはないんだよね!
ある意味初テーマパーク!
楽しみすぎますっ!
「はしゃぎすぎんな」
「だってぇ~」
「でもさ!」
ソラと私はユウの言葉に振り返り、子供のような言葉を口にする。
楽しみなんだもんっ。
「本当に、若いっていいわね~」
「そりゃおまえはもうにじゅーーー」
ドスッ
鈍い音が聞こえて、灰咲先生はその場に蹲る。
その横では、雪芽さんが清々しいほどの笑顔で微笑み、右手を握りしめていた。
……触れないでおこう。
そのことで一気に現実に私は引き戻される。
観覧車にジェットコースター、お化け屋敷にティーカップ、メリーゴーランド、シューティングなどなど……。
私の興味を引くものが溢れている。
「今日は制覇するぞー!」
私がそう言って拳を上げると、
「おぉ~♪」
と、ソラが答え、ユウがはぁ……とため息をつく。
ここでいつもは乗ってきそうな宵衣先輩は灰咲先生と雪芽さんの少し前のところで「元気だなぁ」と微笑んでいるだけ。
いつもとテンション違うのはやっぱ……あのせいだよね。
「制覇しましょーね、みなさん!」
「するぞぉ」
「計画練るのか……」
これから私に任される仕事を思いうなだれるユウ。
「あらあら~」
「若者はすげぇなぁ」
などと言っている大人たち。
「ボクもがんばろっかなぁ♪」
「……入場料分は、乗らないとな」
乗り気になってきた宵衣先輩と、お金のことを考える、少しゲスい瞬先輩。
まぁ、制覇したら、元は取れるよね!私はそう思って頷いた。
「ユウ!遊ぼっ」
「ユーくん、いっくよぉ」
「……俺に拒否権……ねぇか」
諦めて、私たちにユウはついてくることにしたようだ。
ー夕方ー
絶叫マシーンが意外と私は平気で、みんなを乗り回して迷惑かけたり、お化け屋敷で怯えすぎて迷子になったりしたけれど、まぁそこそこ良かったんじゃないかな?
……ソラがお化け屋敷でお化け役の人を脅かしたり、逆にこれってなぁに?とか、聞いたり、雰囲気壊してたのは無しとしてね。
「はぁっ、たっのしかったぁー」
私は両手を伸ばして、うーんと、唸る。……うぅん、ちょっともう、眠いかも。
「いつになく、はしゃぐからだろーが」
とぐちぐち文句を言いつつ、私の後ろに来て、ユウは背中を支えてくれる。
それは、ソラも私と同じだったようで、ユウにもたれかかってうつら、つつらしている。
「子供だな」
「あんなに遊んだもの、仕方ないわ」
……眠さからか、まるでこの二人が夫婦に見える。夫婦だとしたら、絶対的に灰咲先生が尻に敷かれてるな。
「さっさと、部屋に戻ろ~ぜ? ご飯食べて、寝なきゃな子たちが多いからにゃ?」
くすくす、と笑いながら、宵衣先輩は帰りに買ったクレープをかじってる。
私たちは、先に食べたんだけど、延々と絶叫系に灰咲先生を振り回して乗っていた宵衣先輩は食べてなかったから、今なんだよね。
まぁ、軽いし、いーかって話で。
「……思ったよりも疲れた」
呆れ顔ーーーもとい、疲れ顔で瞬先輩は最後尾についてくる。
まぁ、肉体系無理そうですもんね、先輩。
私たちは、大満足で、部屋に帰った。
部屋に帰った私は、ユウに支えられ、ベッドへダイブ。
ユウはその足で、もう片方に、もう眠って担いでいたソラを部屋に置いてくるらしい。
「先に少し寝てなさい」
という、雪芽さんの言葉を聞いて、私は眠る。
宵衣は、雪芽が「じゃ、少しあっち見てくるわ」と言って出て行った後、タブレットを開いて、隆とシキにテレビ電話をした。
ユウは、ソラを寝かせ、気になっていたカーテンの裾を直して、予習を始める。
ソラは、寝たふりをして、離れた位置で予習をしているユウにバレないようにしてスマホをいじった。
雪芽は、部屋のある四階の廊下にあるソファに理人と集まり、クスクス話す。その後ろから、一人の男性が加わり、話を広げた。
瞬は、本を読みながら、スマホのカバーに隠した瞳の写真を撫でる。
それから、二時間ほど、それぞれが重い思いの行動をとっていたーーー。
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