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王都で取引
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「ここが王都か~」
俺はついに王都に着いた。
入場税を払い中に入る。
故郷でもシーマの町でも見たことない3階建ての石造りの町が広がっていた。
「すげぇ~」
俺は田舎者丸出しでキョロキョロしながら町を歩く。
暫く歩くと冒険者ギルドを発見、俺は滞在登録に中に入る。
そこはシーマの町より広く、立派だが、その反面冒険者の姿はあまりなかった。
俺は近くの他人空いてる受付に行く。
「あの~滞在登録したいのですが?」
「3番窓口に行ってください。」
「えっ、ここじゃ出来ないの?」
「業務が違いますので、ここは依頼を受理する場所です。」
「あ、そうですか、なら3番に行ってきますね。」
凄くめんどくさそうに対応された事にちょっとイラッとした。
そして、3番に行くと。
「滞在登録ですか?なら後ろの記入用紙に必要事項を書いて持ってきてください。」
俺は後ろの用紙を見るが・・・
記入項目が山のように書かれていた。
名前、年齢、出身地、犯罪歴、結婚、恋人の有無、現在保有している予算、滞在していた町とその年数、王都に滞在年数、王都に滞在予定期間、現在保有する移動手段による各町への移動時間、討伐経験のある魔物の種類、採取経験のある薬草の種類、各種スキルとそのランク、ジョブ・・・
俺は書くのを断念した。
そもそも滞在登録は推奨されているだけで義務ではない、依頼を受ける事は出来ないが、常設依頼なら達成することは出来る。
そう考えるとこれを書く方がめんどくさかった。
そして、俺は冒険者ギルドを後にした。
「さて、どうしようかな?薬草もギルドに卸せなかったし・・・よし、商業ギルドに持ち込んで見るか。」
俺はそのまま商業ギルドに向かい中に入る。
ここでも近くの窓口に持っていった。
「あの、薬草を卸したいのですが?」
「商業ギルドに登録はなされてますか?」
「いえ、冒険者登録だけです。」
「なら、商業ギルドに登録した方がお得ですよ、未登録だと別途3割は引かれますから。」
「そうなんですね、じゃあ登録をしようと思います。」
「そうですか、ならこれに記入をお願いします。」
そこには名前、年齢、犯罪歴のみの記載だった。
「書けました。」
俺が提出すると受付は笑顔で
「登録を受け付けました。本日より同じギルドの仲間になります。今後も良いお付き合いをお願いしますね、私は受付のシンディと申します。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「それで薬草を卸したいとの事でしたが?ここで出していただいてもいいですか?」
「あっ、お願いします。」
俺は採ってきた薬草を置く。
薬草、魔力草、ハオマ・・・他にも採取困難と言われている多数の薬草が並べられていた。
「今、金額を計算しますので少々お待ちを。」
シンディは対応表を見ながら値段をつけていく。
「ご、合計で金貨121枚銀貨36枚となります。」
「そんなに!」
「ええ、非常に貴重な薬草がこれだけの数があり、採取も丁寧ですのでこの値段となります。よろしいですか?」
「ええ、お願いします。」
シンディは金貨を持ってきて交換する。
「いや~いい稼ぎになったよ。」
「こちらこそ、いい取引をありがとうございます。」
金貨を空間収納にしまう。
「あの?聞いていいかはわかりませんが、どうして商業ギルドに持ち込んだのでしょう?冒険者登録をなされてるようですか?」
「いや、ここの冒険者ギルドの手続きがめんどくさくてね、それなら商人に売ればいいなと思って。」
「そうなんですか、私達としては大儲け出来るので有難い話ですけどね。」
「まあ、シンディさんの対応が良かったのもあるかな?」
「ふふ、それは嬉しいですね、今後も御贔屓にしていただけますか?」
「こちらも頼むよ、次に持ち込む時もシンディさんの所に来ますね。」
「ありがとうございます。またの御利用お待ちしております。」
俺は商業ギルドを出る。
俺はついに王都に着いた。
入場税を払い中に入る。
故郷でもシーマの町でも見たことない3階建ての石造りの町が広がっていた。
「すげぇ~」
俺は田舎者丸出しでキョロキョロしながら町を歩く。
暫く歩くと冒険者ギルドを発見、俺は滞在登録に中に入る。
そこはシーマの町より広く、立派だが、その反面冒険者の姿はあまりなかった。
俺は近くの他人空いてる受付に行く。
「あの~滞在登録したいのですが?」
「3番窓口に行ってください。」
「えっ、ここじゃ出来ないの?」
「業務が違いますので、ここは依頼を受理する場所です。」
「あ、そうですか、なら3番に行ってきますね。」
凄くめんどくさそうに対応された事にちょっとイラッとした。
そして、3番に行くと。
「滞在登録ですか?なら後ろの記入用紙に必要事項を書いて持ってきてください。」
俺は後ろの用紙を見るが・・・
記入項目が山のように書かれていた。
名前、年齢、出身地、犯罪歴、結婚、恋人の有無、現在保有している予算、滞在していた町とその年数、王都に滞在年数、王都に滞在予定期間、現在保有する移動手段による各町への移動時間、討伐経験のある魔物の種類、採取経験のある薬草の種類、各種スキルとそのランク、ジョブ・・・
俺は書くのを断念した。
そもそも滞在登録は推奨されているだけで義務ではない、依頼を受ける事は出来ないが、常設依頼なら達成することは出来る。
そう考えるとこれを書く方がめんどくさかった。
そして、俺は冒険者ギルドを後にした。
「さて、どうしようかな?薬草もギルドに卸せなかったし・・・よし、商業ギルドに持ち込んで見るか。」
俺はそのまま商業ギルドに向かい中に入る。
ここでも近くの窓口に持っていった。
「あの、薬草を卸したいのですが?」
「商業ギルドに登録はなされてますか?」
「いえ、冒険者登録だけです。」
「なら、商業ギルドに登録した方がお得ですよ、未登録だと別途3割は引かれますから。」
「そうなんですね、じゃあ登録をしようと思います。」
「そうですか、ならこれに記入をお願いします。」
そこには名前、年齢、犯罪歴のみの記載だった。
「書けました。」
俺が提出すると受付は笑顔で
「登録を受け付けました。本日より同じギルドの仲間になります。今後も良いお付き合いをお願いしますね、私は受付のシンディと申します。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「それで薬草を卸したいとの事でしたが?ここで出していただいてもいいですか?」
「あっ、お願いします。」
俺は採ってきた薬草を置く。
薬草、魔力草、ハオマ・・・他にも採取困難と言われている多数の薬草が並べられていた。
「今、金額を計算しますので少々お待ちを。」
シンディは対応表を見ながら値段をつけていく。
「ご、合計で金貨121枚銀貨36枚となります。」
「そんなに!」
「ええ、非常に貴重な薬草がこれだけの数があり、採取も丁寧ですのでこの値段となります。よろしいですか?」
「ええ、お願いします。」
シンディは金貨を持ってきて交換する。
「いや~いい稼ぎになったよ。」
「こちらこそ、いい取引をありがとうございます。」
金貨を空間収納にしまう。
「あの?聞いていいかはわかりませんが、どうして商業ギルドに持ち込んだのでしょう?冒険者登録をなされてるようですか?」
「いや、ここの冒険者ギルドの手続きがめんどくさくてね、それなら商人に売ればいいなと思って。」
「そうなんですか、私達としては大儲け出来るので有難い話ですけどね。」
「まあ、シンディさんの対応が良かったのもあるかな?」
「ふふ、それは嬉しいですね、今後も御贔屓にしていただけますか?」
「こちらも頼むよ、次に持ち込む時もシンディさんの所に来ますね。」
「ありがとうございます。またの御利用お待ちしております。」
俺は商業ギルドを出る。
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