ソウルイータ・・・魂喰って強くなる。英雄の魂はどこ?

Katty

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謁見後

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「ユミナ、話は終わったが謁見室に来るとは珍しいな。」
「アベルさまがいらっしゃいますから。」
ハインリッヒはユミナが男に会いに来る事事態に驚いていた。
「そ、そうか、ユミナの命の恩人だからな、良く感謝するのだぞ。」
「勿論です、身も心も捧げても良いぐらいに感謝しております。」
笑顔で告げるユミナにハインリッヒの笑顔はひきつっていた。
「ユミナはアベルさんの事が好きかい?」
「大好きです。」
「アベルさん、ユミナはこう言ってますけどアベルさんはどうですか?」
「誠に光栄としか言いようがありませんね。」
「それはよかった、アベルさん。ユミナと仲良くしてもらえませんか?」
「それはかまいませんが、その風聞とかは大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、それにユミナは男性が苦手みたいで家族以外の男性と距離をとる、傾向がありまして。」
ピッタリと俺にくっつくユミナを見てみる。
俺と視線があったら、さらにギュッと抱きついてきた。
「男性と距離をとる傾向?」
俺が不思議に思うと。
「ユミナが自分で男性に触るのを僕は初めて見ましたよ。それで、アベルさんと一緒にいれば治るかなと。」
「しかし、公爵家の令嬢が平民の男性と一緒にいるのは宜しくないのでは?」
「大丈夫です!」
ユミナは力強く肯定する。
「ええ、公爵家としても認めてますから、安心して一緒にいてください。」
「わかりました。ただ自分は礼儀も知らない平民ですので不敬罪とかはお許しを。」
「ええ、約束します。ユミナの事を宜しくお願いします。」
「かしこまりました。」
その後謁見は無事に終え、アベルは自室に戻る。

「ユリウス、アベル殿の力はなんなんだ!」
「父上、報告した筈です。私の潰れた足を治していただいたと。」
「しかしだな、あんな治癒魔法見たこともない!」
「私も知りません、しかし、文献によると30年ほど前に欠損を治せる冒険者がいたとか、」
「その者は?」
「冒険中に行方不明になったそうです。」
「なに、惜しい話だのぅ・・・」
「同じスキルかどうかはわかりませんが、アベルさんを失わないようにしようと思います。」
「うむ、任したぞ。」
ユリウスはアベルに陰ながらの護衛を手配していた。
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