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翌朝
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「おはよ、りょうくん朝だよ」
チュッ、
俺は頬っぺたに何かが当たる感覚で目が覚めた
「うん?ああ、おはよ~・・・ってミウ?」
「は~い、ミウですよ~」
「あれ?ここどこ?」
俺は見慣れぬ天井に混乱した
「私の部屋だよ、昨日はりょうくん酔っぱらったから泊まってもらったの」
「それはいい、なんでミウの部屋?」
「夫婦だから同じ部屋だよ~」
「まだ夫婦じゃないでしょ、それよりタツヤ叔父さんや、ミユキさんにどう説明するの?」
「?お父さんに運んでもらったから大丈夫だよ、それにお母さんも知ってるし」
「ああ・・・俺、逃げ道無くなってない?」
「もともとないよ♪式はいつにする?」
「だぁー、まだだ、まだ終わらんよ!」
「もう、あきらめて結婚しよ~」
二人でベッドで話し合っていたが仕事もあるしお互い起きて出掛ける準備をした
部屋を出て居間に行くとタツヤ叔父さんとミユキさんがいた
「すいません、昨日は酔って泊まってしまったみたいで・・・」
「「昨日はお楽しみでしたね♪」」
「だぁー、してないからね!ってか二人とも親なら娘を心配しなさい」
「リョウくん、私は娘を信用している必ず君は私の息子になると」
「そんな信用はやめてーミユキさんも止めてくださいよ」
ミユキさんは真面目な顔をして
「リョウくん、前も言ったけど私の事はお義母さんと呼んで」
「だ、だめだ話が通じない」
「そんな些細な事よりリョウくん、急いでご飯食べないと遅刻するぞ」
タツヤ叔父さんに言われ時計を見る・・・
俺は真実に辿りついた!
「あの駅までここからどう行くのでしょう?」
俺は駅の場所もここから何分かかるかも知らなかった
「仕方ないなぁ、私の車で一緒に行こう」
俺は背に腹は変えられずタツヤ叔父さんと一緒に出勤する事になった
会社前
俺はタツヤ叔父さんと一緒に来た事を後悔していた
タツヤ叔父さんは社長でありその人と同じ車で来ると目立ちすぎる!
「じゃあ、タツヤ叔父さん俺はこの辺で・・・」
こっそり逃げ出そうとするが捕まり一緒に会社に入った
「まぁまぁ、まだ時間もあるし私の部屋でコーヒでも飲もう」
断れず社長室に入った
「ねえねえ、リョウくん、見たみんなの顔、凄い驚いてたよね♪」
タツヤ叔父さんはイタズラ好きだった
「タツヤ叔父さん~どうするんですか?新入社員が社長と一緒に出勤とか有り得ないでしょ」
「だよね~どんな噂がたつんだろ♪」
「ホントにミウに噂が立ったらどうするんですか?」
「?結婚してもらうけど何か?」
「スキャンダルになるでしょ」
「いいって、騒がれるのが嫌なら引退するって言ってたから」
「そんなせっかく売れてるのに」
「ミウとしてはどうでもいいみたい、ただリョウくんに声が届けたくてデビューしたらしいよ」
「ホントに?」
「健気でしょ、ってこれ秘密だったミウに内緒にしてね」
「タツヤ叔父さん隠す気なかったでしょ」
「ははは・・・親としては娘の幸せが一番、相手が自分が認めてる子なら最高なんだ」
真面目な顔を作り、娘の幸せを願う
それを否定することは出来なかった
「あっ、そろそろ部署に行ってきます、コーヒご馳走さまでした」
俺は社長室を後にした
就業のチャイムには間に合ったが部署に入ったのは最後だった
朝礼がすむと石戸係長がよってきた
「桐谷くん!君は入って間もないのに遅刻ギリギリとはどういう事かね!」
「すいません、会社には早めに来てたのですがよるとこがありまして部署に着くのが遅くなりました」
「なんだと、口ごたえするのか!そもそも何処に寄ると言うのかね!」
「社長室」
「へっ?社長室になんのようで・・・」
「朝、社長に呼ばれまして寄ってました」
「そ、そうかね、いや社長室なら問題ないんじゃないかな、うん」
急にトーンダウンしていた
そこにアミが凄い勢いできた
「あーリョウくん!なんで社長と一緒に出勤してきたの!」
アミが部屋中に響きわたる声で騒ぎ出した
「なっ!桐谷くん、今の話は本当かね!」
石戸係長も騒ぎだした
「アミさん、黙ろうか」
俺はアミの口を押さえたが時既に遅し
部屋中が騒ぎだした
「桐谷くん!真実を話したまえ」
石戸係長の剣幕に負け俺は簡単に話す
「はぁ、たいした事ではないのですが、昨日、社長の自宅で飲んで、泊りましてそのまま出勤しました」
「なに、君は社長の家に泊れるような関係なのか!」
「まあ、昔からの知り合いですから、泊るぐらいは・・・」
騒ぎは静まったがヒソヒソ話は終わらない
「たいした事じゃないですよ、親戚の家に泊ったようなものですから」
俺は声を大にして言った
・・・がアミは爆弾を投下してくる
「でも、家にはミウ様もいるよね」
「うっ!」
聞いてほしく無いことをきいてくる
「どうなの?」
「・・・いました」
「当然お話してるよね」
「アミさんのおかげで機嫌は悪かったですけどね」
「ふーん、でお土産は?」
「へっ?お土産って?」
「私にサイン貰ってきてくれたとかないの?」
「ないです、会ったからって毎回サイン貰ったりしませんから」
「えー」
不満そうなアミをおいて、石戸係長が話しかけてきた
「ちょっと、いいかね、君は社長やミウ様と気楽に話せる間柄ということかね」
「ええ、そうですね」
「サインを貰おうと思えば貰えると?」
「それぐらいなら」
石戸係長は土下座していた
「頼む、娘がファンなんだ!サインを貰ってきて貰えないか?」
「いや、先日ミウにアミさんの分貰ったから少し頼みにくいかなぁ~もう少したてば・・・」
「それでかまわない、なあ頼むよ」
承諾するか悩んでいると周りから声が飛ぶ
「石戸係長!1人だけずるいですよ!なあ桐谷くん俺にも貰えないか?」
「何を言ってる!俺が先だ!」
かなりのパニックが起こっていた
俺が混乱を静めようと叫ぶ
「みなさん、落ち着いてください、そんなに多くは貰えませんよ、今度1、2枚貰ってきますから手にする人は欲しい人で決めておいてください」
シーン!
「おい、どう決める?」
「公平にじゃんけんは?」
「ふざけるな!お前が強いからだろ!」
混乱は継続していた
そこに大原部長があらわれ雷が落ちる
「なんだ!うるさいぞ!一体何事だ!」
大原部長の近くにいた社員が事情を話す
「・・・俺も欲しいな、い、いやなら今月の売上げ1位がサインを手に入れる事にする!桐谷くん、サインを貰ったら私の所に持って来るように」
「はい、わかりました」
「部長!2枚の貰えた時はどうするんですか?」
「そんなことは気にしなくていい、1位を目指せばいいだけだ、さあ仕事に戻りなさい」
「あー部長、2枚目を着服する気ですね!」
「ずるい!」
「卑怯もの!」
「うるさい!それよりいいのか早く仕事を始めないと負けてしまうぞ」
一部の社員は文句を言う前に仕事を始めていた
「あークソッ!負けるか」
みんな仕事に戻った、・・・目が怖かった
俺も仕事に戻ろうとすると
大原部長が小さな声をで話しかけてきた
「あー桐谷くん、2枚貰えるんだよね」
「まあ、たぶん頼めば書いてくれると思いますよ」
「1枚は私の分にしてくれないか?」
「まあ、いいですけど」
「いや~ありがと、出来たら大原さんへとか書いて貰えないか」
「はい、それぐらいなら、でもいいんですか?バレたらアソコの人達暴れそうですよ」
「まあ、その時はその時考えよう、息子に尊敬されるチャンスなんだ、ホントに頼むよ」
「わかりました、あっ、色紙でいいですか?」
「何?ま、まさか色紙以外にも書いて貰えるのか?」
「たぶん、アミさんの時はメモ帳に書いて貰ったし」
「なんだと、あ、有り得ない」
「あ、そうなんですね、ミウにも呆れられましたし、色紙に貰ってきますね」
「い、いや書いて貰えるならファンクラブ専用法被に書いて貰えないか?」
「そ、そんなのあるんですか!」
「今日中に用意するから、頼んだぞ」
大原部長は急いで去っていった
残された俺は仕事に戻る事にした
周囲は修羅がたくさんいた
チュッ、
俺は頬っぺたに何かが当たる感覚で目が覚めた
「うん?ああ、おはよ~・・・ってミウ?」
「は~い、ミウですよ~」
「あれ?ここどこ?」
俺は見慣れぬ天井に混乱した
「私の部屋だよ、昨日はりょうくん酔っぱらったから泊まってもらったの」
「それはいい、なんでミウの部屋?」
「夫婦だから同じ部屋だよ~」
「まだ夫婦じゃないでしょ、それよりタツヤ叔父さんや、ミユキさんにどう説明するの?」
「?お父さんに運んでもらったから大丈夫だよ、それにお母さんも知ってるし」
「ああ・・・俺、逃げ道無くなってない?」
「もともとないよ♪式はいつにする?」
「だぁー、まだだ、まだ終わらんよ!」
「もう、あきらめて結婚しよ~」
二人でベッドで話し合っていたが仕事もあるしお互い起きて出掛ける準備をした
部屋を出て居間に行くとタツヤ叔父さんとミユキさんがいた
「すいません、昨日は酔って泊まってしまったみたいで・・・」
「「昨日はお楽しみでしたね♪」」
「だぁー、してないからね!ってか二人とも親なら娘を心配しなさい」
「リョウくん、私は娘を信用している必ず君は私の息子になると」
「そんな信用はやめてーミユキさんも止めてくださいよ」
ミユキさんは真面目な顔をして
「リョウくん、前も言ったけど私の事はお義母さんと呼んで」
「だ、だめだ話が通じない」
「そんな些細な事よりリョウくん、急いでご飯食べないと遅刻するぞ」
タツヤ叔父さんに言われ時計を見る・・・
俺は真実に辿りついた!
「あの駅までここからどう行くのでしょう?」
俺は駅の場所もここから何分かかるかも知らなかった
「仕方ないなぁ、私の車で一緒に行こう」
俺は背に腹は変えられずタツヤ叔父さんと一緒に出勤する事になった
会社前
俺はタツヤ叔父さんと一緒に来た事を後悔していた
タツヤ叔父さんは社長でありその人と同じ車で来ると目立ちすぎる!
「じゃあ、タツヤ叔父さん俺はこの辺で・・・」
こっそり逃げ出そうとするが捕まり一緒に会社に入った
「まぁまぁ、まだ時間もあるし私の部屋でコーヒでも飲もう」
断れず社長室に入った
「ねえねえ、リョウくん、見たみんなの顔、凄い驚いてたよね♪」
タツヤ叔父さんはイタズラ好きだった
「タツヤ叔父さん~どうするんですか?新入社員が社長と一緒に出勤とか有り得ないでしょ」
「だよね~どんな噂がたつんだろ♪」
「ホントにミウに噂が立ったらどうするんですか?」
「?結婚してもらうけど何か?」
「スキャンダルになるでしょ」
「いいって、騒がれるのが嫌なら引退するって言ってたから」
「そんなせっかく売れてるのに」
「ミウとしてはどうでもいいみたい、ただリョウくんに声が届けたくてデビューしたらしいよ」
「ホントに?」
「健気でしょ、ってこれ秘密だったミウに内緒にしてね」
「タツヤ叔父さん隠す気なかったでしょ」
「ははは・・・親としては娘の幸せが一番、相手が自分が認めてる子なら最高なんだ」
真面目な顔を作り、娘の幸せを願う
それを否定することは出来なかった
「あっ、そろそろ部署に行ってきます、コーヒご馳走さまでした」
俺は社長室を後にした
就業のチャイムには間に合ったが部署に入ったのは最後だった
朝礼がすむと石戸係長がよってきた
「桐谷くん!君は入って間もないのに遅刻ギリギリとはどういう事かね!」
「すいません、会社には早めに来てたのですがよるとこがありまして部署に着くのが遅くなりました」
「なんだと、口ごたえするのか!そもそも何処に寄ると言うのかね!」
「社長室」
「へっ?社長室になんのようで・・・」
「朝、社長に呼ばれまして寄ってました」
「そ、そうかね、いや社長室なら問題ないんじゃないかな、うん」
急にトーンダウンしていた
そこにアミが凄い勢いできた
「あーリョウくん!なんで社長と一緒に出勤してきたの!」
アミが部屋中に響きわたる声で騒ぎ出した
「なっ!桐谷くん、今の話は本当かね!」
石戸係長も騒ぎだした
「アミさん、黙ろうか」
俺はアミの口を押さえたが時既に遅し
部屋中が騒ぎだした
「桐谷くん!真実を話したまえ」
石戸係長の剣幕に負け俺は簡単に話す
「はぁ、たいした事ではないのですが、昨日、社長の自宅で飲んで、泊りましてそのまま出勤しました」
「なに、君は社長の家に泊れるような関係なのか!」
「まあ、昔からの知り合いですから、泊るぐらいは・・・」
騒ぎは静まったがヒソヒソ話は終わらない
「たいした事じゃないですよ、親戚の家に泊ったようなものですから」
俺は声を大にして言った
・・・がアミは爆弾を投下してくる
「でも、家にはミウ様もいるよね」
「うっ!」
聞いてほしく無いことをきいてくる
「どうなの?」
「・・・いました」
「当然お話してるよね」
「アミさんのおかげで機嫌は悪かったですけどね」
「ふーん、でお土産は?」
「へっ?お土産って?」
「私にサイン貰ってきてくれたとかないの?」
「ないです、会ったからって毎回サイン貰ったりしませんから」
「えー」
不満そうなアミをおいて、石戸係長が話しかけてきた
「ちょっと、いいかね、君は社長やミウ様と気楽に話せる間柄ということかね」
「ええ、そうですね」
「サインを貰おうと思えば貰えると?」
「それぐらいなら」
石戸係長は土下座していた
「頼む、娘がファンなんだ!サインを貰ってきて貰えないか?」
「いや、先日ミウにアミさんの分貰ったから少し頼みにくいかなぁ~もう少したてば・・・」
「それでかまわない、なあ頼むよ」
承諾するか悩んでいると周りから声が飛ぶ
「石戸係長!1人だけずるいですよ!なあ桐谷くん俺にも貰えないか?」
「何を言ってる!俺が先だ!」
かなりのパニックが起こっていた
俺が混乱を静めようと叫ぶ
「みなさん、落ち着いてください、そんなに多くは貰えませんよ、今度1、2枚貰ってきますから手にする人は欲しい人で決めておいてください」
シーン!
「おい、どう決める?」
「公平にじゃんけんは?」
「ふざけるな!お前が強いからだろ!」
混乱は継続していた
そこに大原部長があらわれ雷が落ちる
「なんだ!うるさいぞ!一体何事だ!」
大原部長の近くにいた社員が事情を話す
「・・・俺も欲しいな、い、いやなら今月の売上げ1位がサインを手に入れる事にする!桐谷くん、サインを貰ったら私の所に持って来るように」
「はい、わかりました」
「部長!2枚の貰えた時はどうするんですか?」
「そんなことは気にしなくていい、1位を目指せばいいだけだ、さあ仕事に戻りなさい」
「あー部長、2枚目を着服する気ですね!」
「ずるい!」
「卑怯もの!」
「うるさい!それよりいいのか早く仕事を始めないと負けてしまうぞ」
一部の社員は文句を言う前に仕事を始めていた
「あークソッ!負けるか」
みんな仕事に戻った、・・・目が怖かった
俺も仕事に戻ろうとすると
大原部長が小さな声をで話しかけてきた
「あー桐谷くん、2枚貰えるんだよね」
「まあ、たぶん頼めば書いてくれると思いますよ」
「1枚は私の分にしてくれないか?」
「まあ、いいですけど」
「いや~ありがと、出来たら大原さんへとか書いて貰えないか」
「はい、それぐらいなら、でもいいんですか?バレたらアソコの人達暴れそうですよ」
「まあ、その時はその時考えよう、息子に尊敬されるチャンスなんだ、ホントに頼むよ」
「わかりました、あっ、色紙でいいですか?」
「何?ま、まさか色紙以外にも書いて貰えるのか?」
「たぶん、アミさんの時はメモ帳に書いて貰ったし」
「なんだと、あ、有り得ない」
「あ、そうなんですね、ミウにも呆れられましたし、色紙に貰ってきますね」
「い、いや書いて貰えるならファンクラブ専用法被に書いて貰えないか?」
「そ、そんなのあるんですか!」
「今日中に用意するから、頼んだぞ」
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