歳の差の花嫁

Katty

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事故

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俺の意識が戻ったのは病院のベッドの上だった。
「うん、生きてるな。」
俺は意識が戻ってから体の状態を確認する。
アバラは痛いなぁ~折れてそうだな、手足は四本ついてるけど、右足は固定されてるな、きっと折れてるだろうな~残りは打撲と多少の裂傷ぐらいかな?
「あの状況なら、助かったほうだな。さて、電話はどこかな?」
俺は周囲を見る。
横の椅子にミウが寝ていた。
「ミウには心配かけたなぁ~ゴメンよ」
起こさないように枕元を調べると壊れた携帯さんがいた。
「だめだったか!ご臨終だな!」
俺は手を合わせる。
「ごりんじゅう!」
ミウが跳ね起きた!
「ミウおはよ!」
「リョウくん!リョウくん!よかった生きてる!」
ミウは大泣きを始めた。
「おい、泣くなよ。心配かけてごめん。」
「ホントだよ、車と勝負なんて止めてよ。」
「勝負したくはなかったんだけど・・・」
「お願いだから死んじゃやだよ。」
「大丈夫、簡単には死なないよ。」
泣いてるミウを宥めていたら、来客がきた。
コンコン! 
「はい、どちらさまですか?」
「山中トオルの妻でマキと申します。」
「山中トオル?・・・あっマイちゃんのお母さんですか?入ってください。」
マキは室内に入ってきたが凄く申し訳無さそうにしていた。
「どうぞ、お掛けください、自分はこんな体勢で失礼します。」
「いえいえ、この度はご迷惑をお掛けしまして・・・」
俺は混乱していた、ミウに説明を求めようとしたがマキを睨みつけていた。
「ミウ?どうした?そんなに人を睨んではいけません!」
「だって、リョウくんが死にかけたのこの人のせいなんだよ!」
「この人のせいってなに?」
「この人がリョウくんを道路に突き飛ばしたの!」
「へっ?」
「しかも、逮捕されてないの、ノーベル賞の旦那さんがいるからじゃないかな!」
「なるほど、それで何のようですか?」
話を聞いて、俺は認識を変える事にした。
マイの母親から、自分を殺そうとした相手に。
「謝罪に伺いました。」
「あーそうですか、では、お帰りください。よかったですね、殺人にはならなかった見たいですよ。」
「そんなつもりは・・・」
「さすがに自分を殺そうとした人に会うのはきついので今後来ないでもらえますか?」
「そ、そんな・・・」
「リョウくん、あとねリョウくんが助けた子、ユミちゃんなんだって。」
「これは驚きだ、せっかく手術で助かったのに自殺希望者だったのか!」
「わたしね、なんで励ましの手紙なんて書いたのか凄く後悔してるよ。」
「ミウは悪くないから、俺が頼んだんだし。となると自分で首を絞めたものか・・・最悪だな。」
「そんな事はありません。ユミは凄く感謝して・・・」
「まだいたんですか?さっさと帰ってもらえませんか?」
俺はマキを追い返した。

その日の山中家
「なんで!なんで私の家族は皆でリョウさんに迷惑かけるの!そんなに嫌いなの!なんで助けてくれたのに、恩を仇でかえすの!」
「マイ、お母さんもそんなつもりはなかったの、ただユミが泣かされていたからつい突き飛ばしちゃって」
「そもそも、携帯見ながら歩いてるからでしょ!助けてもらったのに道路に突き飛ばすってなに?お母さんは頭がおかしいの?」
「コラ!マイお母さんに何て事を言うんだ!」
「お父さんもなに?リョウを侮辱する為に呼びつけて、何か恨みがあったの?」
「そ、それは部下が勝手に・・・」
「お姉ちゃん、落ち着いてよ。」
「ユミ、あんたもあんたよ。せっかく助かったのに病院抜け出して、信号無視するなんて死にたいの?わかる私達は二度もリョウさんに助けて貰ってるのに礼もせず、殺しに来る家なんだよ?もうやだよ・・・」
マイは号泣していた、本来なら今頃リョウにお礼を言って食事会を開いていたはずのに、気がついたら会わす顔がなくなっていた。
号泣するマイに家族の誰も声をかける事が出来なかった・・・
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