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修行の終わり
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ミウの機嫌をとったあと。
タカトラさんの元に行く、ケガも治ったので職場に復帰する為に下宿を終わらせるのだった。
何故かミウがついてきていた。
「タカトラさん、帰ってきました~」
「おう、リョウくんお帰り、帰った所で悪いがどうだい一勝負。」
「いいですよ。」
俺とタカトラさんは道場に向かう、ミウも一緒に中に入る。
準備をしながらタカトラさんに修行の終わりを持ちかける。
「タカトラさん、俺ケガも治りましたし、職場に復帰しようと思います。だから下宿も終わりです。今までありがとうございました。」
「そうか、寂しくなるな。まあ、いつでも来てくれ。まだまだ剣士としては上の世界があるからな。」
「剣士になるわけじゃないのですが~」
話しているとお互い準備が出来た。
「じゃあ、行きますよ。」
俺は一気に間合いを詰める、今まで足が折れていた為、使えなかった戦法だ!
「ぬっ!」
タカトラさんも意表をつかれたのか対応が遅れる。
下段凪払い!俺は足元を凪払うように一撃を出す。飛び上がりかわすタカトラさんの胴体狙って突きを繰り出す。
だが、俺の突きはタカトラさんの木刀で受け止められていた。
「ありゃ、とっておきだったのに仕留めれなかったか。」
「リョウくんも人が悪いね、こんな一撃を隠しているなんて。次は俺からいくぞ!」
タカトラさんは上段斬りを放つ、タカトラさんの力は強くマトモに受けると木刀が折られるので木刀で斜めに受け、威力を流す。
タカトラさんが振り下ろした所で突きの三連発をプレゼント。
サスガのタカトラさんも受けれず喰らってしまう。
「俺の勝ちですね。」
俺は勝利宣言をする。
「いや~リョウくん強くなったね。俺じゃ勝てそうになくなったよ。」
タカトラさんは笑っていた。
「おかげさまです。今までありがとうございました。」
「まあまあ、慌てるな今晩ぐらいは夕食を食べて行きなさい。何せ俺に勝った記念だからな。」
俺とミウは夕食をご馳走される事になった。
夕食の時。
ハヤとミウは睨みあう。
「あなたがハヤさん?リョウくんは私の婚約者だから誘惑しないでくれますか?」
「誘惑なんてそんな、私はただ子供が欲しいだけですよ。」
ハヤはニコニコしながら、爆弾発言をしていた。
「こ、こどもなんて・・・」
「あら、お家の為にリョウさんのお情けをいただきたいのです。お父さんにも勝ったみたいだし。」
「ダメです!リョウくんは浮気なんてしないの!」
「それを決めるのはリョウさん出し、私は妾でも充分ですよ。」
「妾なんて、今の時代ありません!」
「ありますよ~ここに。それにこれはおばあちゃんの願いでもあるのです。」
「リョウくん、ここのお家変だよ?おかしいよ?」
「俺も気づいてる、まあ、しなきゃいいだけだから。」
リョウは楽観的だった。
「リョウくん、今日はお家に帰るまで私から離れたらダメだよ。あの娘の目はリョウくんを捕食する目だよ。」
「捕食って、そんな事ないよ。」
「ううん、他の女よりあの娘は危険、絶対離れないでね。」
ミウの警戒はいつも以上だった。
しなだれかかる、ハヤに怒るミウ。それを繰り返しながら食事は終わりへと近づく。
「しかし、リョウくんが、いなくなると寂しくなるなぁ。」
俺とタカトラさんは飲みながら話していた。
「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいですね。最初は爺ちゃんの言い付けだったとはいえいい経験をさせてもらいました。」
タカトラさんに酒を注ぎながら、別れを惜しんでいた。
「リョウくん、またいつでも来なさい。」
「はい、ホントにお世話になりました。」
俺とミウは上泉の家を後にした。
タカトラさんの元に行く、ケガも治ったので職場に復帰する為に下宿を終わらせるのだった。
何故かミウがついてきていた。
「タカトラさん、帰ってきました~」
「おう、リョウくんお帰り、帰った所で悪いがどうだい一勝負。」
「いいですよ。」
俺とタカトラさんは道場に向かう、ミウも一緒に中に入る。
準備をしながらタカトラさんに修行の終わりを持ちかける。
「タカトラさん、俺ケガも治りましたし、職場に復帰しようと思います。だから下宿も終わりです。今までありがとうございました。」
「そうか、寂しくなるな。まあ、いつでも来てくれ。まだまだ剣士としては上の世界があるからな。」
「剣士になるわけじゃないのですが~」
話しているとお互い準備が出来た。
「じゃあ、行きますよ。」
俺は一気に間合いを詰める、今まで足が折れていた為、使えなかった戦法だ!
「ぬっ!」
タカトラさんも意表をつかれたのか対応が遅れる。
下段凪払い!俺は足元を凪払うように一撃を出す。飛び上がりかわすタカトラさんの胴体狙って突きを繰り出す。
だが、俺の突きはタカトラさんの木刀で受け止められていた。
「ありゃ、とっておきだったのに仕留めれなかったか。」
「リョウくんも人が悪いね、こんな一撃を隠しているなんて。次は俺からいくぞ!」
タカトラさんは上段斬りを放つ、タカトラさんの力は強くマトモに受けると木刀が折られるので木刀で斜めに受け、威力を流す。
タカトラさんが振り下ろした所で突きの三連発をプレゼント。
サスガのタカトラさんも受けれず喰らってしまう。
「俺の勝ちですね。」
俺は勝利宣言をする。
「いや~リョウくん強くなったね。俺じゃ勝てそうになくなったよ。」
タカトラさんは笑っていた。
「おかげさまです。今までありがとうございました。」
「まあまあ、慌てるな今晩ぐらいは夕食を食べて行きなさい。何せ俺に勝った記念だからな。」
俺とミウは夕食をご馳走される事になった。
夕食の時。
ハヤとミウは睨みあう。
「あなたがハヤさん?リョウくんは私の婚約者だから誘惑しないでくれますか?」
「誘惑なんてそんな、私はただ子供が欲しいだけですよ。」
ハヤはニコニコしながら、爆弾発言をしていた。
「こ、こどもなんて・・・」
「あら、お家の為にリョウさんのお情けをいただきたいのです。お父さんにも勝ったみたいだし。」
「ダメです!リョウくんは浮気なんてしないの!」
「それを決めるのはリョウさん出し、私は妾でも充分ですよ。」
「妾なんて、今の時代ありません!」
「ありますよ~ここに。それにこれはおばあちゃんの願いでもあるのです。」
「リョウくん、ここのお家変だよ?おかしいよ?」
「俺も気づいてる、まあ、しなきゃいいだけだから。」
リョウは楽観的だった。
「リョウくん、今日はお家に帰るまで私から離れたらダメだよ。あの娘の目はリョウくんを捕食する目だよ。」
「捕食って、そんな事ないよ。」
「ううん、他の女よりあの娘は危険、絶対離れないでね。」
ミウの警戒はいつも以上だった。
しなだれかかる、ハヤに怒るミウ。それを繰り返しながら食事は終わりへと近づく。
「しかし、リョウくんが、いなくなると寂しくなるなぁ。」
俺とタカトラさんは飲みながら話していた。
「ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいですね。最初は爺ちゃんの言い付けだったとはいえいい経験をさせてもらいました。」
タカトラさんに酒を注ぎながら、別れを惜しんでいた。
「リョウくん、またいつでも来なさい。」
「はい、ホントにお世話になりました。」
俺とミウは上泉の家を後にした。
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