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第五章 暴かれる悪事と小さな皇女
終話 みんなで掴んだ幸せ
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僕たちはエリックとフィアナをアマツ山へと連れて行き、ノームとも再会をさせてあげた。
フィアナが巫女としての務めを果たせなくなったのは、レベッカに封印をかける時に力の大半を使ってしまったためのようだ。
そのためレベッカがノームと新しく契約をし、“地の巫女”を引き続く事となった。
レベッカの魔障に耐性のある魔力はステラン皇族の女性特有のものであった。クルーアはどうやらその力を厄介視して、暗殺を試みていたようである。
⸺⸺
レベッカが両親と再会を果たしてから2ヶ月後、僕たちは大陸全土の協力を得て、ステラン奪還作戦を開始。
地下でコソコソと悪事を働いていたクルーアは強大となり過ぎた僕たちの敵ではなく、あっという間に制圧完了、クルーアは処刑された。
ステラン帝国の住民はずっと催眠にかかっていたようで、ニコラスを中心とした回復部隊によって状態回復、少しずつ元の生活に戻れているという。
クルーアの圧政から解放されたステランは、エリックの提案で皇帝制度を廃止、共和制へと移行した。
再び皇帝の座につかなかったエリックとフィアナがどうしているのかと言うと……。
⸺⸺ガーネット領主の屋敷、庭⸺⸺
今日は月に一度のガーネット幹部一斉休暇の日。
「美味しいお紅茶ですなぁ、レイモンド様」
執事の服に身を包んだエリックは呑気に紅茶をすする。
「そうでしょう。ピスキアから輸入した最高級の紅茶なんですよ」
そう言ってお父様ものほほんと紅茶をすすった。
そんな僕のお父様はエリージュ国王から“侯爵”の爵位を授かり、“伯爵”の地位は6歳になったばかりの僕に引き継がれた。
「皆様~! パイが焼き上がりましたよ~!」
そう言ってお屋敷の中からメイドの格好をしたフィアナが顔を出す。
「はーい!」
庭で戯れていた僕たち幹部一同は、我先にと室内へ駆け込む。
「ははは、皆様元気ですなぁ」
「ええ、本当に」
エリックとお父様もそう言ってゆっくりと室内へと入っていった。
⸺⸺
皇帝の座を引き継ぐことをやめたマリーゴール家の選択は、ガーネットのお屋敷の使用人だった。
娘の務めていた仕事をやってみたいとの事で、最初は僕たちもビックリしたけど、今はみんな家族同然、仲良く暮らしている。
初めは家族を、そしてガーネット領のみんなを解放したいという想いで立ち上げた騎士団だった。
それがあれよあれよと大陸全土を巻き込んでいき、今では大陸一番の騎士団になってしまった。
もちろん毎日楽しくて幸せでしょうがない。それは、僕ひとりでは決して叶わなかった、みんなで築き上げてきた幸せの形だった。
⸺⸺完⸺⸺
フィアナが巫女としての務めを果たせなくなったのは、レベッカに封印をかける時に力の大半を使ってしまったためのようだ。
そのためレベッカがノームと新しく契約をし、“地の巫女”を引き続く事となった。
レベッカの魔障に耐性のある魔力はステラン皇族の女性特有のものであった。クルーアはどうやらその力を厄介視して、暗殺を試みていたようである。
⸺⸺
レベッカが両親と再会を果たしてから2ヶ月後、僕たちは大陸全土の協力を得て、ステラン奪還作戦を開始。
地下でコソコソと悪事を働いていたクルーアは強大となり過ぎた僕たちの敵ではなく、あっという間に制圧完了、クルーアは処刑された。
ステラン帝国の住民はずっと催眠にかかっていたようで、ニコラスを中心とした回復部隊によって状態回復、少しずつ元の生活に戻れているという。
クルーアの圧政から解放されたステランは、エリックの提案で皇帝制度を廃止、共和制へと移行した。
再び皇帝の座につかなかったエリックとフィアナがどうしているのかと言うと……。
⸺⸺ガーネット領主の屋敷、庭⸺⸺
今日は月に一度のガーネット幹部一斉休暇の日。
「美味しいお紅茶ですなぁ、レイモンド様」
執事の服に身を包んだエリックは呑気に紅茶をすする。
「そうでしょう。ピスキアから輸入した最高級の紅茶なんですよ」
そう言ってお父様ものほほんと紅茶をすすった。
そんな僕のお父様はエリージュ国王から“侯爵”の爵位を授かり、“伯爵”の地位は6歳になったばかりの僕に引き継がれた。
「皆様~! パイが焼き上がりましたよ~!」
そう言ってお屋敷の中からメイドの格好をしたフィアナが顔を出す。
「はーい!」
庭で戯れていた僕たち幹部一同は、我先にと室内へ駆け込む。
「ははは、皆様元気ですなぁ」
「ええ、本当に」
エリックとお父様もそう言ってゆっくりと室内へと入っていった。
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皇帝の座を引き継ぐことをやめたマリーゴール家の選択は、ガーネットのお屋敷の使用人だった。
娘の務めていた仕事をやってみたいとの事で、最初は僕たちもビックリしたけど、今はみんな家族同然、仲良く暮らしている。
初めは家族を、そしてガーネット領のみんなを解放したいという想いで立ち上げた騎士団だった。
それがあれよあれよと大陸全土を巻き込んでいき、今では大陸一番の騎士団になってしまった。
もちろん毎日楽しくて幸せでしょうがない。それは、僕ひとりでは決して叶わなかった、みんなで築き上げてきた幸せの形だった。
⸺⸺完⸺⸺
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