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第一章 私たちだけの島
12話 魔力の問題
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⸺⸺ウルユ島、拠点⸺⸺
「ただいま~」
作業台へ食材の入った紙袋をドサッと置いて、早速クラフトパネルを開く。もう私、クラフト依存症だ。
「まずは……荷車を作成!」
ウルがさっき大量に集めてくれていたメタの木の山とそこら辺にある石で木製の荷車が作れそうだったので、生成。
「ウル、これからは素材を集めに行くときこれを引いていってくれる?」
『わぁ、オイラのために作ってくれたんだ♪ これなら素材を咥えなくても一度に大量に持って帰って来れるね!』
「そゆこと♪」
『なら、早速素材を集めてくるよ! 何を取って来たらいい?』
「そうねぇ……“テーラの蔓”、“クエの蔦”、“ラーナ草”と“ラソワ草”と“ダグニア草”、それから“メタの木”と何でもいいから石をいっぱいかな」
私がクラフトパネルを操作しながらそう指示を出すと、ウルは『分かったよ! いってきます、うぇ~い!』と叫びながら去っていった。
前半の素材は布製の物や革、毛布やクッション系の物を作る時にを良く見かける素材だ。何がどの部分に使われるのかとかは、少しずつ覚えていけばいいや。
メタの木は木製と紙製の物。石は質は落ちるけど金属の代わりとして使えるっぽい。金属を手に入れる手段が見つかるまでは、石で代用だ。
ウルが戻ってくるまでの間に私は今目の前にある少し大きめの岩で“バーベキューコンロ”を生成した。網と石焼きプレートの両方が付いている物だ。お肉は網で、野菜はプレートで焼こうかな♪
ちなみに、火も自動で点けてくれる“魔導コンロ”もあったけど、それには“炎の魔石”って言うのが必要みたいで、この島にはないものらしく、作ることが出来なかった。
“魔導冷蔵庫”もそう。“氷の魔石”が必要だし、“魔導水洗トイレ”も“水の魔石”を使用すれば水辺じゃなくても設置可能なんだって。
魔導具も奥が深い。いつかそう言う特殊な魔石を使う物も作りたい。
次に、木製のお皿を数枚作成して、買ってきた食材の下処理をした。日本にいる頃は料理なんて面倒くさい、自分しか食べないし……くらいに思っていた。
でも、この解放された大自然の空間での料理は、なぜか分からないけどめちゃくちゃ楽しかった。
「ふんふふ~ん♪ おナスをトントン切りましょ~♪ ルキちゃん隣で毛づくろい~♪」
作詞作曲、ユノ・カグラ。
⸺⸺
『ユノ~、ただいま~!』
ガラガラ……と荷車を引いたウルが帰還する。荷車にはどっさりと色んな植物が積み込まれていた。ウル、最高よ。
「ありがとう、ウル~! お利口さんだね~! ほら、よしよーし」
ウルの顎をわしゃわしゃと撫でて褒めちぎる。ウルは「くぅ~ん、くぅ~ん」と喜んでいた。
「よし、これだけのメタの木があれば……出来そうじゃない!? ログハウス!」
『ログハウスって何?』
そう首を傾げるウルにルキちゃんが『お家のことだにゃ。マルシャンにたくさん並んでいた建物だにゃ』と説明していた。
マルシャンに並んでいたのはログハウスではないけど……まぁ、いっか。
クラフトパネルを開いて、“建物”のカテゴリーを選択。
出てきたリストから更に“ログハウス”を選択。
必要素材の“メタの木”、“砂”、“石”にチェックが付く。よし、作れ⸺⸺
⸺⸺ない!?
「あれ? クラフトの文字が浮いてこない、何で……あっ!」
グレーのクラフトの文字のすぐ下に小さな赤い文字で『魔力残量不足』と表示されていた。
『魔力! クラフトって魔力を消費していたんですにゃ……』
「ね……全然知らなかった。でも、良く見ると『必要魔力85%』って書いてあって、ほら、パネルの左下に『魔力残量30%』って、ちゃんと書いてあるね」
なんか魔力ってスマホの充電みたい……。
『魔力はご飯を食べたらちょっとだけ回復して、寝て起きたら満タンになってるよ!』
と、ウル。
「そーなんだ。じゃぁ、明日になったらまずログハウスを作ろう。今日は、テントにしよっかな」
小さなテントなら8%の消費で作れるみたい。
『クラフトのスキルも何でも永遠に作れる訳ではなかったのですにゃ』
「そうだね、でも……何でも一瞬で出来ちゃっても面白くないし、魔力の残りを考えながら今日は何をしようかなって考えるのもそれはそれで楽しいかも」
『前向きなのは良いことですにゃ♪』
「そうよ? じゃぁ、テントを作ったらクラフトは一旦休憩してバーベキューしましょ♪」
『そーしましょ♪』
テントの生成を終えると、火付け石でバーベキューコンロに点火した。
「ただいま~」
作業台へ食材の入った紙袋をドサッと置いて、早速クラフトパネルを開く。もう私、クラフト依存症だ。
「まずは……荷車を作成!」
ウルがさっき大量に集めてくれていたメタの木の山とそこら辺にある石で木製の荷車が作れそうだったので、生成。
「ウル、これからは素材を集めに行くときこれを引いていってくれる?」
『わぁ、オイラのために作ってくれたんだ♪ これなら素材を咥えなくても一度に大量に持って帰って来れるね!』
「そゆこと♪」
『なら、早速素材を集めてくるよ! 何を取って来たらいい?』
「そうねぇ……“テーラの蔓”、“クエの蔦”、“ラーナ草”と“ラソワ草”と“ダグニア草”、それから“メタの木”と何でもいいから石をいっぱいかな」
私がクラフトパネルを操作しながらそう指示を出すと、ウルは『分かったよ! いってきます、うぇ~い!』と叫びながら去っていった。
前半の素材は布製の物や革、毛布やクッション系の物を作る時にを良く見かける素材だ。何がどの部分に使われるのかとかは、少しずつ覚えていけばいいや。
メタの木は木製と紙製の物。石は質は落ちるけど金属の代わりとして使えるっぽい。金属を手に入れる手段が見つかるまでは、石で代用だ。
ウルが戻ってくるまでの間に私は今目の前にある少し大きめの岩で“バーベキューコンロ”を生成した。網と石焼きプレートの両方が付いている物だ。お肉は網で、野菜はプレートで焼こうかな♪
ちなみに、火も自動で点けてくれる“魔導コンロ”もあったけど、それには“炎の魔石”って言うのが必要みたいで、この島にはないものらしく、作ることが出来なかった。
“魔導冷蔵庫”もそう。“氷の魔石”が必要だし、“魔導水洗トイレ”も“水の魔石”を使用すれば水辺じゃなくても設置可能なんだって。
魔導具も奥が深い。いつかそう言う特殊な魔石を使う物も作りたい。
次に、木製のお皿を数枚作成して、買ってきた食材の下処理をした。日本にいる頃は料理なんて面倒くさい、自分しか食べないし……くらいに思っていた。
でも、この解放された大自然の空間での料理は、なぜか分からないけどめちゃくちゃ楽しかった。
「ふんふふ~ん♪ おナスをトントン切りましょ~♪ ルキちゃん隣で毛づくろい~♪」
作詞作曲、ユノ・カグラ。
⸺⸺
『ユノ~、ただいま~!』
ガラガラ……と荷車を引いたウルが帰還する。荷車にはどっさりと色んな植物が積み込まれていた。ウル、最高よ。
「ありがとう、ウル~! お利口さんだね~! ほら、よしよーし」
ウルの顎をわしゃわしゃと撫でて褒めちぎる。ウルは「くぅ~ん、くぅ~ん」と喜んでいた。
「よし、これだけのメタの木があれば……出来そうじゃない!? ログハウス!」
『ログハウスって何?』
そう首を傾げるウルにルキちゃんが『お家のことだにゃ。マルシャンにたくさん並んでいた建物だにゃ』と説明していた。
マルシャンに並んでいたのはログハウスではないけど……まぁ、いっか。
クラフトパネルを開いて、“建物”のカテゴリーを選択。
出てきたリストから更に“ログハウス”を選択。
必要素材の“メタの木”、“砂”、“石”にチェックが付く。よし、作れ⸺⸺
⸺⸺ない!?
「あれ? クラフトの文字が浮いてこない、何で……あっ!」
グレーのクラフトの文字のすぐ下に小さな赤い文字で『魔力残量不足』と表示されていた。
『魔力! クラフトって魔力を消費していたんですにゃ……』
「ね……全然知らなかった。でも、良く見ると『必要魔力85%』って書いてあって、ほら、パネルの左下に『魔力残量30%』って、ちゃんと書いてあるね」
なんか魔力ってスマホの充電みたい……。
『魔力はご飯を食べたらちょっとだけ回復して、寝て起きたら満タンになってるよ!』
と、ウル。
「そーなんだ。じゃぁ、明日になったらまずログハウスを作ろう。今日は、テントにしよっかな」
小さなテントなら8%の消費で作れるみたい。
『クラフトのスキルも何でも永遠に作れる訳ではなかったのですにゃ』
「そうだね、でも……何でも一瞬で出来ちゃっても面白くないし、魔力の残りを考えながら今日は何をしようかなって考えるのもそれはそれで楽しいかも」
『前向きなのは良いことですにゃ♪』
「そうよ? じゃぁ、テントを作ったらクラフトは一旦休憩してバーベキューしましょ♪」
『そーしましょ♪』
テントの生成を終えると、火付け石でバーベキューコンロに点火した。
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