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第一章 私たちだけの島
15話 小さなログハウス
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⸺⸺翌朝。
「ん~! おはよう、ルキちゃん、ウル。良く寝たぁ……。ウルの“もふも布団”があったらベッドなんか要らないかも」
目を覚ましてテントから出て、うーんと伸びをした。
ウルユ島は今日も快晴、良いお天気です。
『“もふも布団”……ぷっ。変な名前付けられた』
ぷっと吹き出すウル。良くない? もふも布団。
さて、今日は朝ご飯を食べる前にやる事がある!
「クラフト!」
シュンッとクラフトパネルが浮かび上がり魔力残量を確認すると、100%に復活していた。何時間寝れば100%まで復活するのかはよく分からないけど、これならログハウスが建てられそうだ。
ログハウスの所までパネルを操作すると、昨日見たときは必要魔力が85%だったのに、今は84%に下がっていた。
「あれ、必要魔力が少なくなってる……?」
どういうこっちゃ、と首を傾げる私。
するとルキちゃんが『必要魔力が少なくなってるんじゃなくて、多分ユノの魔力量が上がっているのですにゃ。あれから魔力を使ってクラフトをしたことで、ユノ自身のレベルも上がったのですにゃ。僕も、勇者の光を使うほど魔力の量が増えているのを感じますのにゃ』
「なるほど、そういうことか!」
私は自分の中に魔力があるのかすらイマイチよく分かってないのに、ルキちゃんはそんな事まで分かってるなんてすごいなぁ。野性的な感覚だろうか。
そして、ログハウスのような大きな物をクラフトする時は、地図で作成場所を明確に決めないといけないらしい。
拠点周辺の地図が表示されて家のマークをウロウロと移動させて見るけれど、どこに移動しても家の端っこが赤くエラーが出てしまっていた。
「あーん、だめだぁ。どうしてもあの辺の木が2本くらい邪魔だぁ」
『あの木を2本退かしたらいいの?』
と、ウル。
「えっ、うん、もしかしてウルなんとか出来そう?」
『うん、任せて♪』
無邪気な男の子の声でそう返事をしたウルは「グワォッ!」と雄叫びを上げて木に向かって大きな前足を振りかざした。
すると、木はいとも簡単にメリメリメリッと地面から引き剥がされ、あっけなく倒れていた。
「うわ、すごっ!」
声のトーンと行動がマッチしていなさすぎなんだよね。頼もしいから良いけど。
『にゃぁ。ウルがいたらこの島の開拓も楽チンですにゃ♪』
「ねっ。ウル、その隣の木もお願い~」
「がう、がう♪」
再びメリメリッと木を押し倒すウル。楽しそうだ。
せっかくなのでこの2本の木もログハウスに有効活用させてもらうことに。木だって生きていたんだ。捨てるなんてことはしない。使うメタの木の枝を減らして、量を調整。
そしてパネルを操作すると、今度はエラーが出ずに家の位置を設定することが出来た。
「いけー、クラフトー!」
クラフトボタンを押すと、地図で設定した部分の地面がピカーッと光り輝き、倒した2本の木もその光へと吸い込まれていって、やがて小さなログハウスが姿を現した。
「やったー! ログハウスの完成だー!」
『やりましたにゃ♪』
『やったね♪』
3人でその場で「やった、やった♪」とぴょんぴょん小躍りをする。
「早速入ってみよう!」
鍵穴に付いていた鍵をガチャッと回して引き抜き、取っ手を引いて中へと入る。
中はワンルームの何も置かれていない、こぢんまりとした小屋だった。
何もないと言うことは、何でも好きなものを置けると言うこと。そう思うと、どういうふうに家具を置いていこうかと、わくわくしっぱなしだった。
「あっ、土足厳禁にしよ!」
そう言って玄関で履いていた靴を脱ぐ。女神様が用意してくれた可愛いスニーカーだ。
ルキちゃんとウルは足拭きマットを作るまでは玄関まで入れることに。
私は一人で何もない部屋の中央まで行くと、両手を広げてくるくると回った。
「ん~、木の良い匂いがする」
しばらく木の匂いを堪能して再び部屋を見渡すと、玄関から見て右側は大きな窓が付いていた。
なるほど、この窓の先をテラスにして、そこにバーベキューコンロやキッチン台を移動させよう。早くも間取りの妄想が広がり始めた。
⸺⸺ぐるるる~……⸺⸺
「あーん、寝起きでひと仕事したらお腹空いた~」
まずは朝ご飯だ。石焼きプレートで目玉焼きを作り、イチゴジャムを付けたパンと共にいただいた。
「ん~! おはよう、ルキちゃん、ウル。良く寝たぁ……。ウルの“もふも布団”があったらベッドなんか要らないかも」
目を覚ましてテントから出て、うーんと伸びをした。
ウルユ島は今日も快晴、良いお天気です。
『“もふも布団”……ぷっ。変な名前付けられた』
ぷっと吹き出すウル。良くない? もふも布団。
さて、今日は朝ご飯を食べる前にやる事がある!
「クラフト!」
シュンッとクラフトパネルが浮かび上がり魔力残量を確認すると、100%に復活していた。何時間寝れば100%まで復活するのかはよく分からないけど、これならログハウスが建てられそうだ。
ログハウスの所までパネルを操作すると、昨日見たときは必要魔力が85%だったのに、今は84%に下がっていた。
「あれ、必要魔力が少なくなってる……?」
どういうこっちゃ、と首を傾げる私。
するとルキちゃんが『必要魔力が少なくなってるんじゃなくて、多分ユノの魔力量が上がっているのですにゃ。あれから魔力を使ってクラフトをしたことで、ユノ自身のレベルも上がったのですにゃ。僕も、勇者の光を使うほど魔力の量が増えているのを感じますのにゃ』
「なるほど、そういうことか!」
私は自分の中に魔力があるのかすらイマイチよく分かってないのに、ルキちゃんはそんな事まで分かってるなんてすごいなぁ。野性的な感覚だろうか。
そして、ログハウスのような大きな物をクラフトする時は、地図で作成場所を明確に決めないといけないらしい。
拠点周辺の地図が表示されて家のマークをウロウロと移動させて見るけれど、どこに移動しても家の端っこが赤くエラーが出てしまっていた。
「あーん、だめだぁ。どうしてもあの辺の木が2本くらい邪魔だぁ」
『あの木を2本退かしたらいいの?』
と、ウル。
「えっ、うん、もしかしてウルなんとか出来そう?」
『うん、任せて♪』
無邪気な男の子の声でそう返事をしたウルは「グワォッ!」と雄叫びを上げて木に向かって大きな前足を振りかざした。
すると、木はいとも簡単にメリメリメリッと地面から引き剥がされ、あっけなく倒れていた。
「うわ、すごっ!」
声のトーンと行動がマッチしていなさすぎなんだよね。頼もしいから良いけど。
『にゃぁ。ウルがいたらこの島の開拓も楽チンですにゃ♪』
「ねっ。ウル、その隣の木もお願い~」
「がう、がう♪」
再びメリメリッと木を押し倒すウル。楽しそうだ。
せっかくなのでこの2本の木もログハウスに有効活用させてもらうことに。木だって生きていたんだ。捨てるなんてことはしない。使うメタの木の枝を減らして、量を調整。
そしてパネルを操作すると、今度はエラーが出ずに家の位置を設定することが出来た。
「いけー、クラフトー!」
クラフトボタンを押すと、地図で設定した部分の地面がピカーッと光り輝き、倒した2本の木もその光へと吸い込まれていって、やがて小さなログハウスが姿を現した。
「やったー! ログハウスの完成だー!」
『やりましたにゃ♪』
『やったね♪』
3人でその場で「やった、やった♪」とぴょんぴょん小躍りをする。
「早速入ってみよう!」
鍵穴に付いていた鍵をガチャッと回して引き抜き、取っ手を引いて中へと入る。
中はワンルームの何も置かれていない、こぢんまりとした小屋だった。
何もないと言うことは、何でも好きなものを置けると言うこと。そう思うと、どういうふうに家具を置いていこうかと、わくわくしっぱなしだった。
「あっ、土足厳禁にしよ!」
そう言って玄関で履いていた靴を脱ぐ。女神様が用意してくれた可愛いスニーカーだ。
ルキちゃんとウルは足拭きマットを作るまでは玄関まで入れることに。
私は一人で何もない部屋の中央まで行くと、両手を広げてくるくると回った。
「ん~、木の良い匂いがする」
しばらく木の匂いを堪能して再び部屋を見渡すと、玄関から見て右側は大きな窓が付いていた。
なるほど、この窓の先をテラスにして、そこにバーベキューコンロやキッチン台を移動させよう。早くも間取りの妄想が広がり始めた。
⸺⸺ぐるるる~……⸺⸺
「あーん、寝起きでひと仕事したらお腹空いた~」
まずは朝ご飯だ。石焼きプレートで目玉焼きを作り、イチゴジャムを付けたパンと共にいただいた。
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