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第一章 異物殲滅部隊
1.抗う者たち
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私は地表に降り、へなへなと座り込んだ。圧倒的な力を魅せられ力が入らなくなってしまった。
「どうしたの?それで終わり?」
頭上で再び青い光が集約していることが分かったが何もする気になれない。これを喰らってしまえば確実に塵も残らないだろう。
「ここで消えるのはおばさんのせいじゃない。当たる相手が悪かったとあの世で怨んでね。それじゃ、バイバイ」
膨れ上がった球体が私に目掛けて急降下した。もう、駄目だと思ったその瞬間に間に黒い影が入り込んだ。
「何してんだ、ちんちくりん。そのままじゃ死ぬぞ」
聞き覚えのある声、 もう誰も来ないと思っていた中で訪れた希望の光……背中のFEUの文字、オレンジ色のパーカーは温かく私に安堵をもたらした。
右手に紫色に不気味に光る妖刀を握っている。こんな危ない代物を使いこなすのはあいつしかいない。迫りくる青い球体に向かって妖刀を鞘にしまい呼吸を整える。全神経を一瞬のほころびに向け集中させた。
青い球体は近づくにつれ幻想的な光景を魅せてくる。これが死の色なのかな。でも今は1人じゃない。私の前にいるあいつの表情を見れば大体の状況は分かる。
(この絶体絶命の状況で口元に笑みを浮かべれるなんて……やっぱり変態野郎だ)と思った。
懐にしまった刀が火を噴き球体を目に見えぬ神速で一刀両断した。
切れた球体が私たちの場を避けるように切れ飛んでいった。
そしてそのまま壁に衝突し、岩がゴロゴロと転がり落ちた。
「よう、アンナ。元気にしてたか?」
「レイン、あんたもっと早く来なさいよ。本当、怖かったんだから。それにあんた抜刀範囲把握しときなさいよ。私の前髪切れちゃったじゃない」
私は嬉しさと怒りが混ざり合いよく分からない感情に駆られた。
「悪い悪いそう怒るなよ、可愛げもなくなったら何も残らないぞ、色気もないしな……そんなだからお前は」
「ああん、今、なんつった」
私はさっきから溜まってた鬱憤を晴らした。
「たく、冗談だって。真に受けんなよ。それにあのゼノクリスタル……そして上位種の出現、事態は悪い方に進んでるみたいだな」
強烈なビンタを喰らったレイン=オーギュストの頬は赤くなっていた。
「どうしたの?それで終わり?」
頭上で再び青い光が集約していることが分かったが何もする気になれない。これを喰らってしまえば確実に塵も残らないだろう。
「ここで消えるのはおばさんのせいじゃない。当たる相手が悪かったとあの世で怨んでね。それじゃ、バイバイ」
膨れ上がった球体が私に目掛けて急降下した。もう、駄目だと思ったその瞬間に間に黒い影が入り込んだ。
「何してんだ、ちんちくりん。そのままじゃ死ぬぞ」
聞き覚えのある声、 もう誰も来ないと思っていた中で訪れた希望の光……背中のFEUの文字、オレンジ色のパーカーは温かく私に安堵をもたらした。
右手に紫色に不気味に光る妖刀を握っている。こんな危ない代物を使いこなすのはあいつしかいない。迫りくる青い球体に向かって妖刀を鞘にしまい呼吸を整える。全神経を一瞬のほころびに向け集中させた。
青い球体は近づくにつれ幻想的な光景を魅せてくる。これが死の色なのかな。でも今は1人じゃない。私の前にいるあいつの表情を見れば大体の状況は分かる。
(この絶体絶命の状況で口元に笑みを浮かべれるなんて……やっぱり変態野郎だ)と思った。
懐にしまった刀が火を噴き球体を目に見えぬ神速で一刀両断した。
切れた球体が私たちの場を避けるように切れ飛んでいった。
そしてそのまま壁に衝突し、岩がゴロゴロと転がり落ちた。
「よう、アンナ。元気にしてたか?」
「レイン、あんたもっと早く来なさいよ。本当、怖かったんだから。それにあんた抜刀範囲把握しときなさいよ。私の前髪切れちゃったじゃない」
私は嬉しさと怒りが混ざり合いよく分からない感情に駆られた。
「悪い悪いそう怒るなよ、可愛げもなくなったら何も残らないぞ、色気もないしな……そんなだからお前は」
「ああん、今、なんつった」
私はさっきから溜まってた鬱憤を晴らした。
「たく、冗談だって。真に受けんなよ。それにあのゼノクリスタル……そして上位種の出現、事態は悪い方に進んでるみたいだな」
強烈なビンタを喰らったレイン=オーギュストの頬は赤くなっていた。
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