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第二章 ダストロッド
1.上陸
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サラちゃんの顔が怖い。先ほどまで聞く耳も持たず、ゲームに勤しんでいた彼女がまるで鬼のような形相でトリー室長を睨んでいた。そして、ぼそっと『あたしが救う……』と注意深く聞いていないと聞き取れないほどのか細い声でつぶやき部屋から出て行ってしまった。
「あ、待って!!」
私は急いで追いかけようとしたがトリー室長に静止を受けた。
「ごめんね。私が軽率だった。彼女の気持ちも考えずにベラベラと話してしまって。今はそっとしておいてあげなさい」
「何か訳ありなんですか?」
私は胸がざわつくのを感じた。今回の素材回収、一筋縄ではいかないと直感が告げていた。
「長官も酷なことをなさる。今回、サラ君をメンバーに加えたのはメリットとデメリットがあるんだ。前者は彼女がダストロッド出身の捨て子であるという事とあそこへの出入りが自由に許されている唯一の人間だから入るのが容易である点が挙げられる。彼女なら最深部まで行くのは容易いだろう。だが、問題は先ほど言ったゼノマテリアルの所有者なんだ……」
トリー室長は俯きながら語った。所有者……まさかサラちゃんの……嫌な予感は的中することになる。
「それってもしかして……」
「彼女には2つ上の妹思いの兄がいたんだが、あの植物が地上に現れた際に自我を保つために機械に彼の魂を宿らせた。妹を1人残さないようにと必死の思いでね。だが、その自我は長くは続かなく、見境なく人を襲うようになった。それが原因で彼は捉えられダストロッドで廃棄処分になったんだが……サラはどこかで信じてるんだろうね。兄は生きていると。たとえ、人じゃなくなったとしても心はどこかに残っているとね」
「あ、待って!!」
私は急いで追いかけようとしたがトリー室長に静止を受けた。
「ごめんね。私が軽率だった。彼女の気持ちも考えずにベラベラと話してしまって。今はそっとしておいてあげなさい」
「何か訳ありなんですか?」
私は胸がざわつくのを感じた。今回の素材回収、一筋縄ではいかないと直感が告げていた。
「長官も酷なことをなさる。今回、サラ君をメンバーに加えたのはメリットとデメリットがあるんだ。前者は彼女がダストロッド出身の捨て子であるという事とあそこへの出入りが自由に許されている唯一の人間だから入るのが容易である点が挙げられる。彼女なら最深部まで行くのは容易いだろう。だが、問題は先ほど言ったゼノマテリアルの所有者なんだ……」
トリー室長は俯きながら語った。所有者……まさかサラちゃんの……嫌な予感は的中することになる。
「それってもしかして……」
「彼女には2つ上の妹思いの兄がいたんだが、あの植物が地上に現れた際に自我を保つために機械に彼の魂を宿らせた。妹を1人残さないようにと必死の思いでね。だが、その自我は長くは続かなく、見境なく人を襲うようになった。それが原因で彼は捉えられダストロッドで廃棄処分になったんだが……サラはどこかで信じてるんだろうね。兄は生きていると。たとえ、人じゃなくなったとしても心はどこかに残っているとね」
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