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第二章 ダストロッド
1.上陸
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レインの酔いはそっちの気で目的地が正面に見えてきた。巨大な円柱の建物、ダストロッド、その四方からベルトコンベヤーに乗り様々な廃材が送り込まれていた。
エアポートは最上階に位置している。そこまで迷わず加速させていく。それに遅れまいとサラちゃんも機械獣に乗り加速した。
3人の訪問者がダストロッドの最上階に着陸を果たした。地面を掴む車輪、ゆっくり摩擦力により減速し、停止をした。
ようやく目的地に到着した。まずはカーゴシップを所定の場所に停め、辺りを見回した。正面に来客用エレベーターがあり、反対側に従業員入口が見えた。
「確か、兄は地下の牢獄棟にいたと思うの。ゼノマテリアルというものが宿っているのか確かではないですが地下のメインコンピューター室で制御されていたはずだからそこに行けばいいと思う」
サラちゃんが認証器にカードキーを翳かざした。すると内視鏡のようなニョロニョロとした機械が現れ、私たちの身体を検査しているようで目がギョロギョロ動いている。
(うー、何か恥ずかしいな……)
しばらく検査が続いた後、ようやく機械が引っ込みゲートが開いた。するともわっと暑い空気がまるでサウナのように溢れ出した。なんて暑さなの。一瞬のうちに汗がぐっちょりと滲んだ。
「ここは鉄なんかを製造する溶鉱炉に似せた廃棄処理場よ。1000度を超える熱で廃棄物を溶かしてるんだから内部が暑いのは当然よ。てかそれくらい知っておきなよ」
……サラちゃんに一本取られた気がして少しシュンとした。
「たく、これだから脳筋女は困るぜ。俺はこのために冷却スプレーを持ってきたぜ。貸してやろうか?なーんてな、貸さねーよ」
けらけらと笑うレインに私の髪は逆立った。ガンーーガン!!ただのパンチは一閃を投じた。目にも見えぬ速さでレインの身体は壁にめり込んだ。
「あんたはいちいちイラつくのよ。はああ、でもなんかスッキリしたわ。あんな馬鹿ほっといて行きましょ、サラちゃん」
あはは……と若干引いているサラちゃんだったが後ろをスィーーっとついていった。
「ねえねえ、あの人大丈夫なの??レインっていったっけ。大分顔腫れていたような気がしたけど……」
「大丈夫、大丈夫、あいつにはあれぐらいの喝がちょうどいいのよ」
私たちは前に向かって進むことにした。
エアポートは最上階に位置している。そこまで迷わず加速させていく。それに遅れまいとサラちゃんも機械獣に乗り加速した。
3人の訪問者がダストロッドの最上階に着陸を果たした。地面を掴む車輪、ゆっくり摩擦力により減速し、停止をした。
ようやく目的地に到着した。まずはカーゴシップを所定の場所に停め、辺りを見回した。正面に来客用エレベーターがあり、反対側に従業員入口が見えた。
「確か、兄は地下の牢獄棟にいたと思うの。ゼノマテリアルというものが宿っているのか確かではないですが地下のメインコンピューター室で制御されていたはずだからそこに行けばいいと思う」
サラちゃんが認証器にカードキーを翳かざした。すると内視鏡のようなニョロニョロとした機械が現れ、私たちの身体を検査しているようで目がギョロギョロ動いている。
(うー、何か恥ずかしいな……)
しばらく検査が続いた後、ようやく機械が引っ込みゲートが開いた。するともわっと暑い空気がまるでサウナのように溢れ出した。なんて暑さなの。一瞬のうちに汗がぐっちょりと滲んだ。
「ここは鉄なんかを製造する溶鉱炉に似せた廃棄処理場よ。1000度を超える熱で廃棄物を溶かしてるんだから内部が暑いのは当然よ。てかそれくらい知っておきなよ」
……サラちゃんに一本取られた気がして少しシュンとした。
「たく、これだから脳筋女は困るぜ。俺はこのために冷却スプレーを持ってきたぜ。貸してやろうか?なーんてな、貸さねーよ」
けらけらと笑うレインに私の髪は逆立った。ガンーーガン!!ただのパンチは一閃を投じた。目にも見えぬ速さでレインの身体は壁にめり込んだ。
「あんたはいちいちイラつくのよ。はああ、でもなんかスッキリしたわ。あんな馬鹿ほっといて行きましょ、サラちゃん」
あはは……と若干引いているサラちゃんだったが後ろをスィーーっとついていった。
「ねえねえ、あの人大丈夫なの??レインっていったっけ。大分顔腫れていたような気がしたけど……」
「大丈夫、大丈夫、あいつにはあれぐらいの喝がちょうどいいのよ」
私たちは前に向かって進むことにした。
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