1 / 12
【懐かしの神社で】
しおりを挟む
はぁ。。。。友達欲しいなぁ...
そんなことを考えながらぼーっと授業を聞く私の名前は社 真愛。
真っ黒でスパイラルパーマがかかった髪を背中まで伸ばし、
肌はこんがりと焼けた小麦色。
目も茶色くよくブラジル人やらハワイ人やらと間違われる。
この遺伝がどこから来たかはわからないけど
家族にそんな風貌はいない。
もしかして養子?とも思ったけど私は正真正銘母の腹からでてきた子だ。
分娩室の血まみれの私と母の写真を見せられて納得した。
赤ちゃんの時から私は黒かった。
20歳になった今特に将来の夢とかもなく、
適当に地元である香川県に唯一ある香川大学に適当に入学した。
卒業したら何しようかな、とそればかり考えている。
小さい頃からとにかくシャイで、
友達作りにはかなり苦労をしてきたが
少なからず友達はできていた。
それが大学に入ってついに1人となり、
毎日学校に通って家に帰るだけの日々となってしまった。
せめてセックスくらいは経験した方がいいんだろうか....
そんなことを考えながら大学が終わって家路を歩いていると、
母である社 安奈から電話がかかってきた。
「もしもし~」
「あ、もしもし真愛?今日母さん調子が悪くて買い物行きそびれたからスーパーによって🥚買ってきてくれない?」
「おっけーいいよ」
短い電話を終えると私はさっそく近くのスーパーによることにした。
学校帰りに家路以外の道を行くのはかなり久しぶりだ。
たまには違うこともしなきゃなぁ。。。
しばらく歩いていると、
ふと私は神社の前で足を止めた。
小白神社だ。
とても小さなお寺。
木でできた三角形の屋根に
木の壁がくっついてるだけ。
入口には賽銭箱がある。
懐かしい。
確か小さい頃父と母と一緒に来た覚えがある。
3歳くらいかな。
もう記憶はうっすらとしか残ってないけど....
私は懐かしくて少し階段を上ってから賽銭箱の前まで歩いた。
友達ができるようお祈りでもしとくかな。
私はそう思って5円玉を投入し、手を合わせた。
突然思い立ってお祈りなんて我ながら変なことをしてる。
私は目を閉じて友達ができるように祈った。
すると、ごぉっとすごい音を立てて風が吹き抜けた。
思わず顔を手で庇う。風が強くて目を開けられない。
小さなお寺がガタガタと揺れている。
そして周りの音が一瞬何も聞こえなくなる。
まるで時が止まったかのよう。
あれ?この感覚。。。。
感じたことがある。
何も聞こえない。
何も感じない。
この感覚。
私はここで何かを見た気がする。
あの時、3歳の頃に。
何だっただろう?
。。。。数秒経って風が止むと私はようやく目を開けた。
すると、お寺の屋根の上に真っ白な大きな鳥が止まっていた。
身長160cmの私なんかより遥かに大きい。
鷲....
大きな鷲だ。
じっとこちらをみつめている。
そうか。。。多分私が3歳の時に見たのもこの鷲だった。怖くて誰にも言わなかったからそのまま忘れてたけど、また出会うなんて。
私は鷲に話しかけてみることにした。
そんなことを考えながらぼーっと授業を聞く私の名前は社 真愛。
真っ黒でスパイラルパーマがかかった髪を背中まで伸ばし、
肌はこんがりと焼けた小麦色。
目も茶色くよくブラジル人やらハワイ人やらと間違われる。
この遺伝がどこから来たかはわからないけど
家族にそんな風貌はいない。
もしかして養子?とも思ったけど私は正真正銘母の腹からでてきた子だ。
分娩室の血まみれの私と母の写真を見せられて納得した。
赤ちゃんの時から私は黒かった。
20歳になった今特に将来の夢とかもなく、
適当に地元である香川県に唯一ある香川大学に適当に入学した。
卒業したら何しようかな、とそればかり考えている。
小さい頃からとにかくシャイで、
友達作りにはかなり苦労をしてきたが
少なからず友達はできていた。
それが大学に入ってついに1人となり、
毎日学校に通って家に帰るだけの日々となってしまった。
せめてセックスくらいは経験した方がいいんだろうか....
そんなことを考えながら大学が終わって家路を歩いていると、
母である社 安奈から電話がかかってきた。
「もしもし~」
「あ、もしもし真愛?今日母さん調子が悪くて買い物行きそびれたからスーパーによって🥚買ってきてくれない?」
「おっけーいいよ」
短い電話を終えると私はさっそく近くのスーパーによることにした。
学校帰りに家路以外の道を行くのはかなり久しぶりだ。
たまには違うこともしなきゃなぁ。。。
しばらく歩いていると、
ふと私は神社の前で足を止めた。
小白神社だ。
とても小さなお寺。
木でできた三角形の屋根に
木の壁がくっついてるだけ。
入口には賽銭箱がある。
懐かしい。
確か小さい頃父と母と一緒に来た覚えがある。
3歳くらいかな。
もう記憶はうっすらとしか残ってないけど....
私は懐かしくて少し階段を上ってから賽銭箱の前まで歩いた。
友達ができるようお祈りでもしとくかな。
私はそう思って5円玉を投入し、手を合わせた。
突然思い立ってお祈りなんて我ながら変なことをしてる。
私は目を閉じて友達ができるように祈った。
すると、ごぉっとすごい音を立てて風が吹き抜けた。
思わず顔を手で庇う。風が強くて目を開けられない。
小さなお寺がガタガタと揺れている。
そして周りの音が一瞬何も聞こえなくなる。
まるで時が止まったかのよう。
あれ?この感覚。。。。
感じたことがある。
何も聞こえない。
何も感じない。
この感覚。
私はここで何かを見た気がする。
あの時、3歳の頃に。
何だっただろう?
。。。。数秒経って風が止むと私はようやく目を開けた。
すると、お寺の屋根の上に真っ白な大きな鳥が止まっていた。
身長160cmの私なんかより遥かに大きい。
鷲....
大きな鷲だ。
じっとこちらをみつめている。
そうか。。。多分私が3歳の時に見たのもこの鷲だった。怖くて誰にも言わなかったからそのまま忘れてたけど、また出会うなんて。
私は鷲に話しかけてみることにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる