チート転生～チートって本当にあるものですね～

第１章 幼年期

詠唱を学びましょう

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詠唱を教えてくれる先生が来ました。綺麗な女性の方です。髪をポニーテールにまとめ、メガネをかけております。名前はリースさん。年齢は若そうというか、10歳上くらい？なんで、こんなに若いんだろう？悪いけど、ステータス閲覧させてもらった。

【ステータス】
【名前】リース・ボルティモア
【種族】人間　【性別】女性  【年齢】15歳
【称号】没落貴族　四属性を司る者 


【レベル】21
【HP】1962
【魔力】2347
【攻撃力】1872
【防御力】2581
【敏捷性】1936
【運】5

【魔法】
火魔法　    Lv.6
水魔法　    Lv.6
土魔法　    Lv.6
風魔法　    Lv.6

【スキル】
殺気 Lv.2 威圧 Lv.3 剣術 Lv.3 体術 Lv.4

【ユニークスキル】
スロットル


って本当に10歳上だった！！没落貴族ねぇ・・・。だから、こんなにも運が低いのかな？そして、レベルが高いのはギルドに所属して、クエストをこなしているからかな？俺はボーっとしていると、声をかけられた。

「ロイス様。お勉強のお時間です。私が詠唱について教えます。いいですか？」

「はい。よろしくお願いします。」


「まず、詠唱とは魔法の威力を発揮するために必須なものです。たまに、無詠唱の魔法もありますが、限られた者にしか使える事が出来ません。詠唱は魔法の威力向上させるために必要なものとなります。」

ふむふむ。魔法攻撃の威力を上げるために詠唱が必要とな。俺はノートに教えられた事を写していく。


「まずは簡単な詠唱を教えましょう。ロイス様は四属性が使えるとの事で、まずはここは室内なので、風魔法の詠唱を教えましょう。続いて、詠唱をしてくださいね。・・・風よ。疾風の轟きが鳴り響き、空間を切り裂け！エアーカッター！！」

威力はだいぶ弱めにしてあるのだろうか、弱いものの風が吹いて、空間が切り裂かれた感覚を覚える。俺も続いて詠唱する。力は抑えないとな。

「風よ。疾風の轟きが鳴り響き、空間を切り裂け！エアーカッター！！」

そうすると、風が吹いた。しかし、力を抑える事が出来ずに、部屋がぐしゃぐしゃに散らかってしまった。

「すみません、俺、力が抑えられませんでした。リースさん。ごめんなさい！！」

俺はリースさんに頭を下げ謝る。

「・・・いえ。こちらの不手際です。しかし、強いお力を持っていられるのですね。けれども、貴族が簡単に頭を下げてはいけませんよ？」

俺は断言した。

「こちらに非がある場合、謝るのは必須です。頭を下げる事は貴族になった以上、できるだけ避けないといけないかもしれないですが。」

リースさんは驚いたような顔をした。

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