練習用短編1

シロクマ

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告白

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僕の名前はズキオ。
今日、好きな女の子に勇気を出して告白をする。
フラれるフラれないの心配はあるけども、それより自分の気持ちをはっきりと伝えたいんだ。
え?フラレても良いのかって?
そりゃ、告白して付き合えたら万々歳だけど、相手は告白してきた僕のことを何も知らない。
話したことも無いからね。
そんな相手からいきなり告白されても付き合うっていう判断には普通ならないよね。
だから僕は告白して僕の存在を伝えることが大事だと思うんだ。
そして誰が一回の告白で諦めると言ったんだい?
一回目でフラレても2回目があるじゃないか。
そして二回目でフラレても三回目がある。
告白というのは付き合う手段でもあるけれど、それだけではない。
好きという感情を伝える手段でもあるんだ。
相手に好きという気持ちを知ってもらわなければ何も始まらないからね。
そしてもう、ズキ子はもう目の前に居る。
ここまで来たらあとは勇気を出して言うだけだ!

「ズキコさん!!ずっと君が好きでした!!」

「う、うん、ありがとう。」

―君のそんな困ったような顔も素敵だ!

「僕と!付き合ってください!」

「…ごめんなさい」
―ぐふっ!
わかっていたけれど、いざ言われると中々衝撃だ。
しかし、まだ一回目だ。
まだまだ諦めないぞ!!

これはズッキーニのズキオとズキコの恋物語である。


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