生まれ変わったけれども,妹と私の為に夫を捨てようと思います!!

kemutari

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目覚めた罪人

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部屋から出た瞬間、扉の音に気づいたのか隣の部屋から私の妹、アナトリアが飛び出してきた。


アナトリア「モルアデアお姉さま!?!?お体はだいじょうぶでしょが!?急に倒れてからもう4日もたって、本当にしッしんぱいして」

モルアデア「落ち着いて、アナトリア。私は大丈夫だから。」


アナトリア「…お、お姉さま…?」


アナトリアは興奮は少し収まったものの困惑の表情を浮かべた。




それもそのはずだ。いつもの私であればアナトリアを無視して通り過ぎるか、「心配するならもう私の視界から消えてくれないかしら?」とでも言い放ち睨みつけるはず。




モルアデア「相変わらず、私が寝込んでいてもメイドの1人も2人もつけないのね。」

アナトリア「お、お姉さま。それは…」

モルアデア「いいのよ。アナトリアに怒っているわけではないの。ところで今日は何日かしら?」

アナトリア「…今日は、9月25日です。お姉さま。」

モルアデア「…そう。」

どうやら私は自分が亡くなる3ヶ月前に戻ってきたらしい。

モルアデア「今からカイルに私が目を覚ましたことを伝えに行くわ。アナトリアもいく?」

その方がカイルも私に失礼な態度をとれないでしょう


アナトリア「…はい。」


何かを察したのか、アナトリアは小さく頷き、私たちは向かうことにした。


アナトリア「…お姉さま。」

モルアデア「どうしたの。アナトリア。」

アナトリア「…今日のお姉さまはいつもと…今までと、纏っている雰囲気が違う気がして…何かあったのかと…」

モルアデア「…」

アナトリア「…ッ、ごめんなさい!別に悪い意味はなくて、、ただ今日のお姉さまは何故だか優しい気がして…」

モルアデア「アナトリア。謝らなくていいの。 …貴方は何も悪いことをしていないもの。」

アナトリア「…え?」

モルアデア「私、今まで酷いことばかりしてきたわ。特にアナトリア。私の実の妹なのにごめんなさい。これからはもう無関心な姉にはならないわ。」

アナトリア「……モルアデアお姉さま……」


アナトリアは言葉が思いつかないようだった。

まだ私の言葉が信じられていないはず。



だって



私は、3ヶ月後のクリスマス。実の妹、アナトリアを殺してしまうはずだから。



モルアデア「…早く行きましょう。」


そして、




カイル、貴方との結婚、破棄しましょう。














  










3年前に遡るー






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