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○月×日『欲しがり』★
しおりを挟む将平くんに手を引かれて2人でベッドに倒れ込む。
将平くんの体の上に乗って、吸い寄せられるようにキスをした。
いつもの、一方的なキスじゃない。
僕から、唇を合わせて、舌を探った。
「ん、……ぁ、」
将平くんがキスしながら僕の服の下を大きな掌で撫でてくる。
将平くんの青い瞳と目が合うと、どうしてもドキッとする。
将平くんが矢野くんと外見が瓜二つなのもある。
髪型、髪色は違う。
それでも矢野くんと触れ合ってるような錯覚があった。
「ぁ、将……くん」
将平くんの舌が胸の突起を舐める。
腰がブルブルとふるえて、ズボンの前が窮屈に感じる。
どうにかして欲しくて将平くんのに擦り付けるように腰を揺すると、将平くんが小さく笑う。
「まことがこんなにエッチだったなんて知らなかったなあ」
恥ずかしい。
けど、恥ずかしいだけじゃない。
ドキドキする。
矢野くんとは違うんだ。
見た目が似てても違う。
声だって違う。
矢野くんより低くて、すごく優しい話し方。
「将平くん……」
もっと気持ちよくなりたい。
体を起こして、将平くんのズボンのベルトを外した。
恐る恐る下着から将平くんのを取り出す。
怒られないから、続けてもいいと思う。
「……あの、下手だから、」
「いいよ」
将平くんが優しい手つきで髪を撫でてくれる。
「ん、」
ゆっくり、手の中のそれを舌で舐めた。
すごく、不思議な感触。
前に矢野くんに無理やり口を使われた時は、ただただ苦しかったけど、将平くんは急かすことなく僕のペースでやらせてくれる。
味わう。
という訳では無いけど、初めての行為に好奇心もあって、何度も息継ぎしながら将平くんのを舐めた。
「まこと、かわいいな。上手だよ」
優しい言葉を囁かれると、もっと頑張ってみたくなる。
「んん、」
大きく口を開けて将平くんのそれを口の中に迎え入れた。
舌の上で将平くんが息づくのを感じる。
「ん、ぅ、ぅん」
一生懸命に顔を動かした。
僕の口の中で将平くんのがかたく、大きくなってくる。
「んっ、」
突然、将平くんにズボンを掴まれて、驚いて顔を上げる。
「続けていいよ?」
いたずらっぽい顔で将平くんは微笑むと、僕のズボンと下着を脱がせて脚を開かせた。
将平くんはそこに顔を突っ込むと、僕のお尻に舌を這わせた。
「あっ、やだっ」
「まことも舐めてくれてるだろ?」
やめてくれる気は無いようで、将平くんは何度か局部に舌を這わせると、ゆっくり舌を中に埋めてくる。
「あぁぁ……」
グチュグチュと恥ずかしい音がする。
将平くんが舌を動かす度に聞こえてくる。
恥ずかしい、けど、気持ちいい。
「あぁ、あっ、気持ちいいっ」
あまりの気持ち良さを言葉に出してしまう。
柔らかい舌の感触が抜けると、今度は将平くんの長い指が入ってくる。
探るようにいい所を突いて、そこを何度も擦られると、ィきそうになる。
「おっと、ここまでにしようか。」
あとすこしで出る、寸前で指が抜かれる。
自分のそこが物欲しそうにしてるのが分かる。
将平くんが僕の体を寝かせると、股を割って体を覆い被せてくる。
「あ、早く……はやく、」
胸板がピッタリくっつく距離で見下ろされて、たまらず将平くんにおねだりする。
早く挿れて欲しくてたまらない。
「ほんと、かわいいな」
将平くんが小さく囁くと、ゆっくり胎内に侵入される。
「ぁー……っ」
ピッタリと中に埋まってくる。
将平くんの腰が僕のおしりにくっつくと、ゆっくりトン、トン、と中を突かれた。
「あっあっ、」
気持ちよくて、将平くんの背中に腕を回して喘いだ。
「気持ちいいっ、きもちいっ」
「まこと、そんなに?」
「いい……っ」
「俺も気持ちいいよ」
将平くんは的確に僕のいいところを突いてくる。
僕の表情を見て、反応を見て、僕が1番欲しいものをくれる。
こんなセックスもあるんだ。
「将くん、しょうくん……っ」
将平くんに身体を突かれる度に将平くんを呼んだ。
将平くんが欲しい、もっと欲しいって解って欲しくて、何度も呼んだ。
「ああっ、ィっちゃう……っ、出してっ」
「ん?抜く?」
「やだっ、ほしいっ、奥までっ」
「奥で出して欲しいの?エッチだね」
優しくキスされる。
一際気持ちいい波が来て、たまらずに射精した。
将平くんは僕の望み通り、一番奥で果てた。
僕はそれを搾り取るように、まだ出て行かないでって言ってるみたいに締め付けた。
「あ、すごいな……」
将平くんのうっとりした声が聞こえる。
僕の中で気持ちよくなってる。
それがすごく嬉しくて、将平くんの体を抱きしめた。
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