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◯月×日『愛ある証拠』
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「ありがとうございました。」
三年生の教室の前で、山梨先輩にかりたネクタイを返すと、山梨先輩は小さく笑った。
「いーよ。ま、意外でビックリしたけど」
「ぁ…、はは、すみません」
「…愛されてんね」
「愛…、いや、まさか…」
まさか。
「いやー、自分のものだと思ってるからつけるんだよ。自分のものである証、みたいな?」
パッと山梨先輩が微笑む。
「……うらやましいよ」
最後に一言そう言い残して、先輩は教室に入っていった。
うらやましい?
三年生の教室の前で、山梨先輩にかりたネクタイを返すと、山梨先輩は小さく笑った。
「いーよ。ま、意外でビックリしたけど」
「ぁ…、はは、すみません」
「…愛されてんね」
「愛…、いや、まさか…」
まさか。
「いやー、自分のものだと思ってるからつけるんだよ。自分のものである証、みたいな?」
パッと山梨先輩が微笑む。
「……うらやましいよ」
最後に一言そう言い残して、先輩は教室に入っていった。
うらやましい?
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