真夜中の学校

自殺支援者応援サービス

あれは今から３日前の事だった。いつものようにスマホを友達もいない私は土日中ずっとのネットサーフィンから寝るだけの日々だった。そんな時、音ゲーをしていた私のスマホにメールが届いた。

ああっ。あとちょっとでノーミスでクリアできたのに。
通知音と共に表示されたメールマークを間違えてタッチしてしまったせいで私のスマホは自動的に送られたメールの画面へと飛んでいく。

何で。こんな時にメールが。このステージノーミスでクリアするのに。私が何時間かけたと思っているんだ。あとちょっと。あとちょっとだったのに。チクショー。イベント限定アイテムの獲得条件をあと少しで達成できたのに。もう時間切れでイベントが終わってしまった。

つまらないメールだったらダダじゃおかないからな。

私達は送られてたメールを見た。そこには送り主がひょっとこ自殺支援者応援サービスと書かれており本文には以下の様な文が書かれていた。

死への旅立ちをサポートします。

自殺したいのに死ねない。そこの貴方に耳寄りな情報です。あなた自身の命生きるのも死ねのもあなたの自由。私達は貴方の意思を尊重いたします。そんなあなたに変わり私達が貴方の死への旅立ちをサポートいたします。


何、ご心配には及びません。残された者への後始末は全部私達がお引き受けいたします。

あなたはタダ死にたい日付とあなたの名前を書き込むだけでいいのです。

準備がすみましたら日付が変わるその時にスマホの画面を見つめていてください。
タダそれだけで貴方は救われるのです。
　　
下らない。本当に下らない。こんなもので私のイベントアイテムとキャラは帰って来なああんだよ。あああああああああああ。私の時間が私の推しキャラがイベント限定なのに。

何が。死への旅立ちをサポートしますだ。逆にこっちがこのメールを送ったやつに死への片道切符を送りつけてやりたいよ。ああああああああああ

その後私はひたすら部屋中を転がり回りつかれて放心状態になり眠ってしまった。

その時の私はまだ知らなかったこれがタダのイタズラではないと言う事を。