真夜中の学校

疾走の謎

次の日、学校に行くと教室は自殺者支援サービスの話題でどの場所でも賑わっていた。

あの迷惑メールクラス中の人間に届いてたの？それにしてもあんな迷惑メールで盛り上がる何て嫌な世の中になった。世も末だぬ。

そして、迎えた休み時間、いや、地獄の数十分が始まってしまった。

また、いつもの様に、奴らが私の席の前に集まり私に嫌がらせをし始めた。こうなると10分間ひたすら怒りを噛み殺しながらゲームをする地獄が始まるのだ。

あの迷惑メール。本当かな。

まさかぁ。本当な。わけないよ。

だよね。でも、気にはなるよね。

でも。自分で試すのは怖いよ。

だよぬ。だから私、このクラスで、一番いらない奴の名前書いて見たんだ。

えっー。それって。誰。それは、勿論、隣でずっとスマホいじってるインキャ女の名前だよ。

ちょっと。そんな大声で言ったら聞こえるって。

聞こえるように言ってんのよ。ふふふ。

全くどっちがインキャ。だよ。周りに迷惑かけず一人で楽しく明るくゲームで遊んでる私は陰きゃで。何人かで群れて少数派を攻撃して優越感に浸るコイツらが陽気だと言われるなんて。本当にこの世の中は狂っている。

そして、その日の晩。私は携帯画面を日付が変わる時間にも関わらず見つめていて条件を満たしてしまっていたのだ。

ん。何だ。これ。ゲームしてとら急に画面が真っ暗になったぞ。

あれ。画面の奥に小さな点が見える。それはだんだん大きくなっていった。　

そして、しばらくしてそれはひょっとこのお面を付けたキャクターが盆踊りの様な奇妙な動きをしながら近づいてきているのだとわかった。

その時の私はタチの悪いウイルスにでも感染したのだと思い再起動しようとしたが、スマホは動かなかった。

それどころか。ピーヒャラピーヒャラドン。ピーヒャラピーヒャラピーヒャララドン。
という笛の音と太鼓の音が何処から鳴り出した。それも、ひょっとこが近づいてくる度に音は大きくなる。

私は怖くなりスマホを投げた。すると、音がピッタリと止んだ。

音が止み安心した私はスマホを広い上げ画面を見たすると画面は真っ暗で何も表示されていなかった。
何だ。ただのイタズラかと思い私が安心したその時だった。

画面に赤い鳥居が表示されたのだ。

そして鳥居のしたにはこう書かれていた
神元返火人

そして次の瞬間、画面いっぱいにひょっとこのドアップの画像が表示された。

そして次の瞬間、私は何かに掴まれて意識を失ってしまった。