ニンニクと後輩と吸血鬼

ビッグバン

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思い出の街

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謎の商店街の奥の突き当たりにある看板の代わりに5メートルはありそうな巨大なアナログ時計が着いた店に先輩は入っていった。

おい。久しぶりだな。店長。調子はどうだ。

ああっ。お前さんかい。調子も何も相変わらずさ。ここは誰かに忘れられた者達が集う街。こんな場所にくる物好きはお前さんぐらいさ。

まあいい。どうだ。良さそうな。物は揃ってるか。

そうだな。直接聞いて見たらどうだ。人が

ギャアァ。助けてっす。コイツら、服に。服に入り込んでくるっす。くすぐったいハハハッ。とって。とって。

後ろを振り向くと大量の携帯やゲーム機カードや消しゴムなどが服にはいりこみ、動き回り、服がはだけて、大惨事になっていた。

ハアー。お前のサービスシーンなんて誰も望んでねえよ。

ため息ついてないで助けろっす。ギャアァ。
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