ニンニクと後輩と吸血鬼

ビッグバン

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切り札は思い出に

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ははつ。すまんね。コイツら人が恋しくてしかたないみたいでな。

コイツら元々、人から大切にされてきた者達だからね。いわば、元持ち主達にとっては宝物なわけだ。

だけど、いろんな理由で忘れられて思い出になってここに来た者達なんだ。だから、コイツらも忘れらないんだろうよ。人がな。コイツらにとっても人は宝なんだ。

だから、許しちゃくれないかな。姉ちゃん。コイツらも悪気があったわけじゃないんだ。

ふん。ふん。ぷいっ。

あっ。ほっといていいぞ。店長。それより、例の物はあるか。

ああつ。あるよ。でも、本人が行きたいって言うかね。奴らは本当に大事にされてきたからね。持ち主が忘れられないみたいなんだよ。

大丈夫。俺に任せてくれ。そのために。この筋肉。ニンニク。かんなちャアアアアアアアアアアアアんんん。

ちょっと。先輩。私からあのニンニク娘。連想して。禁断症状起こさないで下さいよ。

ハハッ。そうかい。ならやってみると言い。君に客だよ。大蛮勇ドンバンバン。

そう言うと、店長はデッキケースからキラキラのレアカードを取り出した
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