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二部
白い男より
しおりを挟むばーっと歩いてばーっと進んで終わり
ナイフ持った男が刺して血を浴びた
熱いと呟く彼の背を撫でこう伝えた
「これでギタリストは全員死んだ」
彼は微笑んだ
「これで彼が喜ぶ」と
喜ぶ筈もないだろう
おい人間
トラウマになったか
信じていた人間に裏切られるのは
トラウマになったか
刃物が、怖くなったか
体が刃物になった人みたいに
名前は忘れたけど
トラウマに苦しむやつみたいに
体が刃物になるのか
僕の力は人にトラウマを与える力
力がないと企業に捨てられて
路頭に迷うことになる
だよね
ゴミ箱漁って生きなきゃいけなくなるもんね
ハンバーガーを食べる
少年はこう呟いた
「もう食べたくない」
お前は食べてなんていないよ
もう食べなくて良いよ
だけど僕はそうは言えなくて
代わりに彼の背を撫でこう言った。
「 」
それ以外に、人へ接する方法なんて知らなかった
貴方も教えてはくれない
みてるだけで満足なんでしょ?
靴を脱ぎ捨てて踊った
僕は踊った
たのしくて
たのしいな
楽しい
おどるのだいすき
人生はダンスだ
疲れたら 飽きたら終わり
みんな終わりばかり気にする
帽子を投げ捨てた
スキップする
雨で髪が乱れる
生を感じる
性を感じる
浮き出る筋肉 血管
全部かわいいでしょ
全部かわいい
僕の全部かわいいでしょ
ねえ、
向日葵。
僕にひれ伏せ全人類
糞食らえ全人類
死ね全人類
向日葵には白が似合う
気付いてないでしょ
純白のスーツが似合う
純潔を意味する
彼にはもう似合わない
裏切り者には似合わない
似合わない
似合わない
もう似合わない
似合わない
僕だけの白
僕だけ僕だけ僕だけの白
僕だけの
歌詞を考える薔薇の茎をへし折った
人は悲しんでいた。
能天気なマーガレットの茎もへし折った。
人は悲しんで恐れていた。
花好きの茎もへし折った。
驚くフリをしていた。
彼岸花は変わらず愚かに咲いていた。
でも毒がある花は普通に嫌いだから捨てた。
ギタリストは全員死んだ。
彼は喜んでいた。
しかしそれと同時に絶望していた。
トラウマになった。
しかしなにも起こらなかった。
何が足りなかったのか分からない。
何を求めていたのか分からない。
僕の知り合いは能力で死んだ。
能力者のせいで死んだ。
死んだ上に苦しんだ。
だから能力者は全員殺す。
目覚めそうな奴も全員だ。
全人類殺してやる。
とか言ったら同情できるでしょ。
そう思いたいでしょ。
思いたいなら思いなよ。ほら。
僕は可哀想な人だ、って思いな。
辛い過去があったから人を傷付けるって思いな。
だから人を殺しても仕方ないって思いな。
思えよ。
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