婚約破棄劇の全国放送!スクープは鮮度が大事なので当然生放送です~ハッシュタグは#殿下乱心~

かぼす

文字の大きさ
2 / 6
潜入!民にスクープを!

乗れ!このビッグウェーブに

しおりを挟む
「おいおいおい! 見てみろ7番回路をよ! おもしれえことになってるぜ!」
「あんだ? いまさらあんな規制だらけのテレビなんか見たって現王政を称える放送やら現国王や王子がいかに偉大だかを洗脳されるだけのあれだけだろ?」
「お前までそんなこと言うのか? 俺たちの最後の希望『7番回路』を忘れたのか?」
「そうか! そんなのあったなぁ……あのフリーダムな7番回路か! それなら見る価値あるかもな、なんせ前のスタンピードがあった時にも呑気に釣り番組なんて放送してたしな」
「そうそう、それでなんだがよ? たった今、あの無能王子がやらかしやがったんだよ、しかも撮影してるクルーがその場に潜入してるらしくてな? それがいま生中継中なんだよ」
「うお! まじだ! しかもウィスパーテロップやってんじゃんかよ……なになに?」

『koguma-inn:婚約破棄キタ!王国やばそうだけど目が離せない!』

 koguma inn、て確か……? 小熊の宿のおかみさんのハンドルネームだったか?

「――小熊ってたぶんいつものおかみさんのとこだよな?」
「そうじゃねぇか? とにかく俺たちも参加してみようぜ?」

 ◇ 現場中継 ◇
 ※お願い、中継時の括弧の発言の扱いは:中継先『』 リポーター・アナウンサー〈〉 ウィスパー『』 聞き手・話し手「」の声となります、近い人が近い表現です。

〈リポーターからの速報通知を元に緊急特番の放送を開始してきましたが、ようやく現場と中継が繋がったようです、現在リポーターは王国主催の……サミット会場においてこの映像を捉えていることは確認できております、え~……ウィスパーシステムで中継画面の下にコメントを無作為に表示するような試みを実施中です、関係のない投稿や、関係のない特定個人や団体絵の誹謗中傷となるような書き込みはお控えくださいますようにお願いいたします


『(koguma-inn:婚約破棄キタ!王国やばそうだけど目が離せない!)』

 あのバカ王子、速報の通り本当にやっちまいやがったのか。

『(meido-kingdom:あちゃー)』
『(shituji-p1st:もう庇いきれませんね)』

「なぁ、確かこのバカ殿下って『魔導映写装置』を『設置』した王立魔導波を受信することができるすべての魔導具の所持者から受信料を徴収するとか言ってるんだろ?」

『(meido-kingdom:もう暇を頂きましょう、面倒を見切れないです)』
『(shituji-p1st:どうせ本来だったら数年後公開されるはずの情報ですので、こちらをどうぞ http://Cain/ShadowEyes.ru.ki)』

「つーかこのウィスパーって……メイドじゃねぇのか? 従者とか一括したアカウントがあるって聞いたことがあるぜ」
「あん? ……ってまじだその次の『shituji-p1st』は第一王子付きの執事のアカウントだ、っで?このアドレスは何だ?」

「まてまて、いま電脳頁を開いてるところだ……っておっせぇな、まだ当分開きそうにないぜ」
「確かに全国放送だし俺たちみたいなことしてる連中もわんさかいるってもんだろうな」

 それならとりあえず俺らも軽くささやいてみるとするか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

【完結】婚約破棄して泥を投げつけた元婚約者が「無能」と笑う中、光り輝く幼なじみの王子に掠め取られました。

ムラサメ
恋愛
​「お前のような無能、我が家には不要だ。今すぐ消えろ!」 ​婚約者・エドワードのために身を粉にして尽くしてきたフィオナは、卒業パーティーの夜、雨の中に放り出される。 泥にまみれ、絶望に沈む彼女の前に現れたのは、かつての幼なじみであり、今や国中から愛される「黄金の王子」シリルだった。 ​「やっと見つけた。……ねえ、フィオナ。あんなゴミに君を傷つけさせるなんて、僕の落ち度だね」 ​汚れを厭わずフィオナを抱き上げたシリルは、彼女を自分の屋敷へと連れ帰る。 「自分には価値がない」と思い込むフィオナを、シリルは異常なまでの執着と甘い言葉で、とろけるように溺愛し始めて――。 ​一方で、フィオナを捨てたエドワードは気づいていなかった。 自分の手柄だと思っていた仕事も、領地の繁栄も、すべてはフィオナの才能によるものだったということに。 ボロボロになっていく元婚約者。美しく着飾られ、シリルの腕の中で幸せに微笑むフィオナ。 ​「僕の星を捨てた報い、たっぷりと受けてもらうよ?」 ​圧倒的な光を放つ幼なじみによる、最高に華やかな逆転劇がいま始まる!

悪役令嬢ですが、今日も元婚約者とヒロインにざまぁされました(なお、全員私を溺愛しています)

ほーみ
恋愛
「レティシア・エルフォード! お前との婚約は破棄する!」  王太子アレクシス・ヴォルフェンがそう宣言した瞬間、広間はざわめいた。私は静かに紅茶を口にしながら、その言葉を聞き流す。どうやら、今日もまた「ざまぁ」される日らしい。  ここは王宮の舞踏会場。華やかな装飾と甘い香りが漂う中、私はまたしても断罪劇の主役に据えられていた。目の前では、王太子が優雅に微笑みながら、私に婚約破棄を突きつけている。その隣には、栗色の髪をふわりと揺らした少女――リリア・エヴァンスが涙ぐんでいた。

弟が悪役令嬢に怪我をさせられたのに、こっちが罰金を払うだなんて、そんなおかしな話があるの? このまま泣き寝入りなんてしないから……!

冬吹せいら
恋愛
キリア・モルバレスが、令嬢のセレノー・ブレッザに、顔面をナイフで切り付けられ、傷を負った。 しかし、セレノーは謝るどころか、自分も怪我をしたので、モルバレス家に罰金を科すと言い始める。 話を聞いた、キリアの姉のスズカは、この件を、親友のネイトルに相談した。 スズカとネイトルは、お互いの身分を知らず、会話する仲だったが、この件を聞いたネイトルが、ついに自分の身分を明かすことに。 そこから、話しは急展開を迎える……。

【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。

かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。 謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇! ※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

魔の森に捨てられた伯爵令嬢は、幸福になって復讐を果たす

三谷朱花
恋愛
 ルーナ・メソフィスは、あの冷たく悲しい日のことを忘れはしない。  ルーナの信じてきた世界そのものが否定された日。  伯爵令嬢としての身分も、温かい我が家も奪われた。そして信じていた人たちも、それが幻想だったのだと知った。  そして、告げられた両親の死の真相。  家督を継ぐために父の異母弟である叔父が、両親の死に関わっていた。そして、メソフィス家の財産を独占するために、ルーナの存在を不要とした。    絶望しかなかった。  涙すら出なかった。人間は本当の絶望の前では涙がでないのだとルーナは初めて知った。  雪が積もる冷たい森の中で、この命が果ててしまった方がよほど幸福だとすら感じていた。  そもそも魔の森と呼ばれ恐れられている森だ。誰の助けも期待はできないし、ここに放置した人間たちは、見たこともない魔獣にルーナが食い殺されるのを期待していた。  ルーナは死を待つしか他になかった。  途切れそうになる意識の中で、ルーナは温かい温もりに包まれた夢を見ていた。  そして、ルーナがその温もりを感じた日。  ルーナ・メソフィス伯爵令嬢は亡くなったと公式に発表された。

『「女は黙って従え」と婚約破棄されたので、実家の軍隊を率いて王都を包囲しますわ』

放浪人
恋愛
「戦場の銀薔薇」の異名を持つ天才的な軍略家、ヴィクトリア・フォン・ローゼンベルク公爵令嬢。彼女は、王国最強と謳われる東部辺境領主の一人娘として、故郷と民を深く愛していた。 しかし、政略結婚の婚約者である第一王子アルフォンスは、彼女の才能と気高さを妬み、夜会の席で公然と侮辱する。 「女は黙って従え」 その一言と共に婚約指輪を奪われたヴィクトリアは、もはや偽りの淑女を演じることをやめた。彼女は、腐敗しきった王家と国を内側から変革するため、たった一人で戦うことを決意する。 故郷ローゼンベルクへと帰還したヴィクトリアは、父であるゲルハルト公爵と、彼女を女神と崇める領民たちの絶大な支持を得て、ついに反旗を翻した。その圧倒的なカリスマ性と軍略の才は、瞬く間に領地を一つの強固な軍事国家へと変貌させ、周りの辺境諸侯をも巻き込んでいく。 一方、王都では聡明な第二王子エリオットが、兄と宰相の暴走を憂い、水面下でヴィクトリアに協力する。二人の間には、国の未来を憂う同志としての固い絆が芽生え、やがてそれは淡い恋心へと変わっていく。

処理中です...