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第4章の5・本気でやれよ…の ぷち話し
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竜沢の家。
暮巴に元気付けられる竜沢だったが、口に出して言うと暮巴が調子に乗るので、心の中で感謝していた。
〝ありがとう、姉ちゃん〟
「あ、そうだ。今日の晩飯だけどな…」
暮巴は冷蔵庫の扉を開けて何かを取り出し、テーブルに置いた。
「同僚がな、田舎からまた豆腐を山ほど送って来たっつってな…」
暮巴がテーブルに置いた物…それは冷や奴だった。
「いやー、何でうちの偉いさんは白い物が嫌いなのかねー。まぁこっちは余計にもらえるから家系が助かるんだけどな。」
「…」
竜沢はその同僚と偉いさんに山ほど恨み言を言いたかった。いや、同僚と偉いさんは悪くない。悪いのは姉だ。
〝バカやろう、姉ちゃん〟
豆腐が山ほどあるからってそれだけを晩飯にする姉に対し、心の中で文句を言っていた。
その頃、黒点塾塾生寮の最上階にある、ブラックマスクの部屋では…。
「し、白い物は駄目だと言ってるだろう!」
「もー、いい加減にして下さい。それを言い出したらお米だってエノキだって白いでしょっ。」
晩御飯に出された豆腐にだけ文句を言うエノキ好きの国雄に対し、正論を唱える深雪。
「くぅっ!いや、米やエノキとは違う!豆腐は何と言うか、こう…全面白いだろ?!」
「いえ、お米もエノキも全面白いです。」
「ぬぅっ?!そ、そういう事じゃなくてだな…!」
「はいはい。要は豆腐が苦手なんでしょ。分かってますよ。」
「す、好き嫌いではない!私はただ白一色のこの…!」
「はいはい。じゃあお醤油をかけたら白一色じゃありませんから。どうぞ。」
「ぬうう…」
黒いマスク被ってないと弱ぇえな。
暮巴に元気付けられる竜沢だったが、口に出して言うと暮巴が調子に乗るので、心の中で感謝していた。
〝ありがとう、姉ちゃん〟
「あ、そうだ。今日の晩飯だけどな…」
暮巴は冷蔵庫の扉を開けて何かを取り出し、テーブルに置いた。
「同僚がな、田舎からまた豆腐を山ほど送って来たっつってな…」
暮巴がテーブルに置いた物…それは冷や奴だった。
「いやー、何でうちの偉いさんは白い物が嫌いなのかねー。まぁこっちは余計にもらえるから家系が助かるんだけどな。」
「…」
竜沢はその同僚と偉いさんに山ほど恨み言を言いたかった。いや、同僚と偉いさんは悪くない。悪いのは姉だ。
〝バカやろう、姉ちゃん〟
豆腐が山ほどあるからってそれだけを晩飯にする姉に対し、心の中で文句を言っていた。
その頃、黒点塾塾生寮の最上階にある、ブラックマスクの部屋では…。
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「もー、いい加減にして下さい。それを言い出したらお米だってエノキだって白いでしょっ。」
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「いえ、お米もエノキも全面白いです。」
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「はいはい。じゃあお醤油をかけたら白一色じゃありませんから。どうぞ。」
「ぬうう…」
黒いマスク被ってないと弱ぇえな。
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