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第4章の15・それだけなんだ…の ぷち話し
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黒点塾塾生寮。一階の食堂に集まっている塾生達。
全員、ブラックマスクの方を向いていた。
「明朝、GCSAの奴らが来る!」
ブラックマスクが吠えている。
ブラックマスクの右サイドには利也が、左サイドには道後達が居る。
「奴らは正面から来るだろう。まず、入道を含むBクラスで迎え撃て!川波鏡以外に門をくぐらせるな!」
ブラックマスクの言葉に沸くBクラス。入道くんもノリノリだ。寝坊するクセに。
「万が一、奴らが門を抜けてホールに入って来たならば…Cクラス!」
しゃくれた顎を撫でながら不敵な笑みを見せる安郷。Cクラスは男のみで構成されている。
「川波鏡以外の奴を叩き潰せ!」
「おおよ!」
安郷の後ろで大いに沸く猪野岡や馬場崎、鹿島田達Cクラスの面々。
「そして講師!」
講師ってアンタ…もうちょっと良い呼び名は無かったんかい。
「二階に川波鏡以外も来た場合は川波鏡共々廊下に閉じ込め、追って来たCクラスと共に挟み撃ちにせよ!川波鏡以外を叩き潰せ!」
「は、ははっ!」
斑尾とマッスルが頭を垂れる。
「最後に…Aクラス!」
道後達の方を見るブラックマスク。ちなみに最後方に潜んでいるゴンザ達もAクラスだ。
「お前達はA階段内で待機し、二階から上がって来る川波鏡以外の奴を…叩き潰せ!」
「はいっ!」
「…気に食わねぇな。」
ブラックマスクに聞こえるかどうかの小さな声で呟く利也。
「…利也、お前もAクラスだ。この意味は分かるな。」
「ちっ。」
舌打ちする利也を無視して正面に向き直ったブラックマスクの目に、挙手している女塾生が見えた。
「む?何だ!」
「ブラックマスク、もし龍青の教師が来たらどうします?」
「かまわん!叩き潰せ!」
次に男塾生が挙手した。
「何だ!」
「も、もし北神さんが来たら?」
どうやら七月のファンのようだ。
「笑止!叩き潰せ!」
次に別の男塾生が挙手。
「何だ!」
「白仮面はどうします?」
「思いっ切り!叩き潰せ!」
「あ、天野さんは許しても…」
「くだらぬ!叩き潰せ!」
「不破さんは…」
「馬鹿者!叩き潰せ!」
「何故かここの冷蔵庫に豆腐が山ほどあるんですが…」
「たた、た!叩き潰せ!」
動揺すんなよ。そして食べ物を粗末にするな。
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「万が一、奴らが門を抜けてホールに入って来たならば…Cクラス!」
しゃくれた顎を撫でながら不敵な笑みを見せる安郷。Cクラスは男のみで構成されている。
「川波鏡以外の奴を叩き潰せ!」
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「はいっ!」
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「…利也、お前もAクラスだ。この意味は分かるな。」
「ちっ。」
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「む?何だ!」
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「かまわん!叩き潰せ!」
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「何だ!」
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「あ、天野さんは許しても…」
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「不破さんは…」
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