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第二十八章
松と虫
「やん、大胆!」
「あんた……何やってんのよ!?」
LRコンビが驚きの声を漏らすのを聞きながら俺はレイさんのふくらはぎに走る傷跡を指でなぞった。
「これが何か分かりますか? 実はドワーフDFのスパイクの跡です。あんな幼女みたいな見た目の彼女らですらこういう悪辣な……あれ? リーシャさん?」
俺はレイさんの足に残る傷を彼女へ見せて、表立っていない所でもDFに削り続けられるエースの厳しさなどを教えるつもりであったが、見ると肝心のリーシャさんが顔を背けて手で視線を隠していた。
「え? 狩猟とかしてるのにグロ苦手なんですか?」
「違うわよ! あんたらの……その、格好!」
なんだよウブだな、と思いながら指さされて自分の姿を確認する。今日は正式に監督の仕事をする訳じゃないのでスーツではない。エルフの王国に住む国民の一般的な姿、緑の短衣に白のズボンだ。ステフなどに散々からかわれる『モブのNPC』みたいな姿だな。
「こんな日にスーツは着ませんよ」
「スーツじゃなくて……何て言うんだっけ、その」
「松葉崩しやろ?」
「そうその松葉崩し……って何を言わせんのよ!」
リーシャさんは既に真っ赤だった顔を更に赤くして怒鳴った。松葉? 松色か? この緑、そう呼ぶんだ? エルフの皆さんはやはり、木々の色や状態についてかなり繊細だし、一家言あるようだ。こりゃアリスさんも俳句とか詠むならそっちを生かすべきだな。
「と言うか森慣れしたリーシャさんだけじゃなくて、レイさんも詳しいんですね。今度、アリス先生も交えて教えて貰おうかな」
「え!?」
「はぁ!?」
俺がそう言うと、遂にレイさんまで頬を赤く染めて狼狽え出した。
「え、いや、それはやぶさかやないけど、やっぱ順番を経てというか最初はアリちゃん入れずに正常……」
「慣れてなんかいないわよ! 森どころか屋内だって経験ゼロなんだからっ!」
そこまで叫んだ所でリーシャさんはハッっと口を塞いだ。
「えっ!? それほんま!?」
何がほんまか知らないが、レイさんがリーシャさんの発言に食いつく
「それは……単に機会が無かったと言うか、ずっと兄に……もう知らない!」
「あ、待ってや! ごめんショーキチにいさん、もっと詳しく知りたい事ができてん!」
ただただLRコンビの慌てぶりに混乱する俺を置いてリーシャさんが逃げ出し、レイさんが楽しそうにそれを追って走り出した。
「えーっ!? いや、まあ仲が良さそうなのは善いことですけど……」
アローズ最速2TOPが本気でダッシュすれば俺が口を挟む間など無かった。まあ口ではああ言ったがLRコンビの関係に不安があったのは事実だし、親睦を深めてくれるのは悪いことではない。
「松葉色 袖振る俺は 待つばかり……」
アリスさんに対抗して一句、詠んでみたが聞く者はいない。俺はその句を推敲して口ずさみながら、屋内ウォーミングアップエリアを後にした。
「遅いですよショーキチ先生!」
俺が観客席へ戻った時には案の定、ハーフタイムショーは終わっていた。結果
「バード天国の決勝でテルとビッド君を応援する」
と言った約束をガッツリ破った事になる。
「すみません、色々とありまして」
腕を組んで絵に描いた様な怒り方をしているアリスさんへ俺は素直に頭を下げる。すると
「……ふふ、『デートに遅れてきた彼氏に怒る彼女』の実績解除だー!」
アリスさんは膨れ面から一転、笑顔になり両手で口元を覆って吹き出した。あの? アリスさん?
「決勝はどんな感じでしたか?」
どうやら真剣に怒っていた訳ではないようだ。ドーンエルフの皆さんは本当に気紛れで難しいな。だがまあそれならそれでそう対応するまでだよな。俺は全く観れてない歌合戦の様子を聞いた。
「それが! 凄い展開だったんですよー!」
笑顔から興奮へ表情を変えてアリスさんが語り出す。
「まずフェリダエのみなさん! 今度はお話を変えて、怪盗ではなくストリート・キッズという感じで!」
ほうほう。それは予選で見た方のストーリーだな。なかなか良い策だ。準決勝と決勝でシステムを変えるのはサッカーでもあるし、もっと近い例で言えばお笑いコンテストなどでもよく見る風景だし。
「確か割と情に訴えかける音楽劇なんですよね?」
アリスさんはこんな性格だが文学などを教えている教師だ。怪盗と刑事の追いかけっこよりも心に響くところがあっただろう。
「はい! 特別な夜に行われる猫達の集会へ、迷い込んだような興奮!」
ほう、割と平凡な感想だね。
「見事なダンスにブルマン蟲の踊り喰い、あとちょっと残念な歌唱……」
「はい?」
少し聞き捨てならない単語を聞いて俺は口を挟んだ。
「感想の腰を折ってすみません。でもちょっとお聞きしたいんですが」
「ああ、『ちょっと残念な』と言うのは使う言葉を間違っていましたか? 何て言えば良かったっけなー? 『身の毛もよだつ』です?」
うん、そっちが合ってる。でも答えによっては修飾先が変わってくるんだよなー。
「そうですね、確かにそういうレベルの歌い手だったと思います。ただ俺が聞きたいのはそこじゃなくて。何とかの踊り喰い、って言いました?」
「ブルマン蟲?」
「はい、それ。……本当に食べてたんですか?」
俺は怖々と訊ねた。幾度も俺を苦境に立たせてきた――それから作った液体を呑まされたり、税関で逮捕される羽目になったり――ブルマン蟲をあの猫人達は喰ったのか!?
「一般的には粉にしてお湯に濾して飲むんですよね?」
イヤな一般だな! 知ってるけど! あと地球ではそれに似た黒光りする虫、野良猫の日常食らしいけど!
「そうらしいですね」
「でもあのフェリダエさん達は宙にポイっと投げてパク! って。上手でしたよー!」
知ってるが曖昧に返事した俺に、アリスさんは詳細に演じてみせた。うん、やっぱり『身の毛もよだつ』は踊り喰いにかかるな……。
「じゃあテル君とビッド君の勝ちは確定ですね……」
「えっ!? いやそう願ってますけど、見ずに分かるんですか?」
決勝の結果は試合後に改めて演奏者をステージに立たせ、拍手の量で決める事になっていた。ハーフタイムではそこまでやれないからだ。
「見なくても分かりますよ……。あ、でも試合は見なきゃ。始まりますよ!」
アリスさんと話す間に、選手達と審判さん達は入場して位置についていた。俺は審判さんが笛を鳴らすのを聞き、気持ちを切り替える事にした。
「あんた……何やってんのよ!?」
LRコンビが驚きの声を漏らすのを聞きながら俺はレイさんのふくらはぎに走る傷跡を指でなぞった。
「これが何か分かりますか? 実はドワーフDFのスパイクの跡です。あんな幼女みたいな見た目の彼女らですらこういう悪辣な……あれ? リーシャさん?」
俺はレイさんの足に残る傷を彼女へ見せて、表立っていない所でもDFに削り続けられるエースの厳しさなどを教えるつもりであったが、見ると肝心のリーシャさんが顔を背けて手で視線を隠していた。
「え? 狩猟とかしてるのにグロ苦手なんですか?」
「違うわよ! あんたらの……その、格好!」
なんだよウブだな、と思いながら指さされて自分の姿を確認する。今日は正式に監督の仕事をする訳じゃないのでスーツではない。エルフの王国に住む国民の一般的な姿、緑の短衣に白のズボンだ。ステフなどに散々からかわれる『モブのNPC』みたいな姿だな。
「こんな日にスーツは着ませんよ」
「スーツじゃなくて……何て言うんだっけ、その」
「松葉崩しやろ?」
「そうその松葉崩し……って何を言わせんのよ!」
リーシャさんは既に真っ赤だった顔を更に赤くして怒鳴った。松葉? 松色か? この緑、そう呼ぶんだ? エルフの皆さんはやはり、木々の色や状態についてかなり繊細だし、一家言あるようだ。こりゃアリスさんも俳句とか詠むならそっちを生かすべきだな。
「と言うか森慣れしたリーシャさんだけじゃなくて、レイさんも詳しいんですね。今度、アリス先生も交えて教えて貰おうかな」
「え!?」
「はぁ!?」
俺がそう言うと、遂にレイさんまで頬を赤く染めて狼狽え出した。
「え、いや、それはやぶさかやないけど、やっぱ順番を経てというか最初はアリちゃん入れずに正常……」
「慣れてなんかいないわよ! 森どころか屋内だって経験ゼロなんだからっ!」
そこまで叫んだ所でリーシャさんはハッっと口を塞いだ。
「えっ!? それほんま!?」
何がほんまか知らないが、レイさんがリーシャさんの発言に食いつく
「それは……単に機会が無かったと言うか、ずっと兄に……もう知らない!」
「あ、待ってや! ごめんショーキチにいさん、もっと詳しく知りたい事ができてん!」
ただただLRコンビの慌てぶりに混乱する俺を置いてリーシャさんが逃げ出し、レイさんが楽しそうにそれを追って走り出した。
「えーっ!? いや、まあ仲が良さそうなのは善いことですけど……」
アローズ最速2TOPが本気でダッシュすれば俺が口を挟む間など無かった。まあ口ではああ言ったがLRコンビの関係に不安があったのは事実だし、親睦を深めてくれるのは悪いことではない。
「松葉色 袖振る俺は 待つばかり……」
アリスさんに対抗して一句、詠んでみたが聞く者はいない。俺はその句を推敲して口ずさみながら、屋内ウォーミングアップエリアを後にした。
「遅いですよショーキチ先生!」
俺が観客席へ戻った時には案の定、ハーフタイムショーは終わっていた。結果
「バード天国の決勝でテルとビッド君を応援する」
と言った約束をガッツリ破った事になる。
「すみません、色々とありまして」
腕を組んで絵に描いた様な怒り方をしているアリスさんへ俺は素直に頭を下げる。すると
「……ふふ、『デートに遅れてきた彼氏に怒る彼女』の実績解除だー!」
アリスさんは膨れ面から一転、笑顔になり両手で口元を覆って吹き出した。あの? アリスさん?
「決勝はどんな感じでしたか?」
どうやら真剣に怒っていた訳ではないようだ。ドーンエルフの皆さんは本当に気紛れで難しいな。だがまあそれならそれでそう対応するまでだよな。俺は全く観れてない歌合戦の様子を聞いた。
「それが! 凄い展開だったんですよー!」
笑顔から興奮へ表情を変えてアリスさんが語り出す。
「まずフェリダエのみなさん! 今度はお話を変えて、怪盗ではなくストリート・キッズという感じで!」
ほうほう。それは予選で見た方のストーリーだな。なかなか良い策だ。準決勝と決勝でシステムを変えるのはサッカーでもあるし、もっと近い例で言えばお笑いコンテストなどでもよく見る風景だし。
「確か割と情に訴えかける音楽劇なんですよね?」
アリスさんはこんな性格だが文学などを教えている教師だ。怪盗と刑事の追いかけっこよりも心に響くところがあっただろう。
「はい! 特別な夜に行われる猫達の集会へ、迷い込んだような興奮!」
ほう、割と平凡な感想だね。
「見事なダンスにブルマン蟲の踊り喰い、あとちょっと残念な歌唱……」
「はい?」
少し聞き捨てならない単語を聞いて俺は口を挟んだ。
「感想の腰を折ってすみません。でもちょっとお聞きしたいんですが」
「ああ、『ちょっと残念な』と言うのは使う言葉を間違っていましたか? 何て言えば良かったっけなー? 『身の毛もよだつ』です?」
うん、そっちが合ってる。でも答えによっては修飾先が変わってくるんだよなー。
「そうですね、確かにそういうレベルの歌い手だったと思います。ただ俺が聞きたいのはそこじゃなくて。何とかの踊り喰い、って言いました?」
「ブルマン蟲?」
「はい、それ。……本当に食べてたんですか?」
俺は怖々と訊ねた。幾度も俺を苦境に立たせてきた――それから作った液体を呑まされたり、税関で逮捕される羽目になったり――ブルマン蟲をあの猫人達は喰ったのか!?
「一般的には粉にしてお湯に濾して飲むんですよね?」
イヤな一般だな! 知ってるけど! あと地球ではそれに似た黒光りする虫、野良猫の日常食らしいけど!
「そうらしいですね」
「でもあのフェリダエさん達は宙にポイっと投げてパク! って。上手でしたよー!」
知ってるが曖昧に返事した俺に、アリスさんは詳細に演じてみせた。うん、やっぱり『身の毛もよだつ』は踊り喰いにかかるな……。
「じゃあテル君とビッド君の勝ちは確定ですね……」
「えっ!? いやそう願ってますけど、見ずに分かるんですか?」
決勝の結果は試合後に改めて演奏者をステージに立たせ、拍手の量で決める事になっていた。ハーフタイムではそこまでやれないからだ。
「見なくても分かりますよ……。あ、でも試合は見なきゃ。始まりますよ!」
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