589 / 700
第三十三章
塔に到着
しおりを挟む
学生コンビがエルヴィレッジを去る頃には、残りの皆の準備が整っていた。俺たちブリーフィングルームでフェリダエチームの映像を確認し――例によってチーム公式スーツに着替えてのミーティングである。みんな結構、型から入るタイプだよね――ニャンダフル連邦共和国での移動や過ごし方についての注意点などを共有した。しかる後、船で王城まで行って魔法陣による瞬間移動の魔法で猫の国へ到着、という流れである。
以前インセクターの首都「チャプター」へ向かった時と同じ様に、チーム公式船が通る運河の両岸には見送りのサポーターやファンが詰めかけていて、横断幕や声援でアローズを送ってくれた。
いや、同じ様というのは間違っている。今回の送迎者は前回を軽く越えており、魔法撮影機材を持った報道陣も多かった。時間帯の違いもあるだろうが、それよりもチームの好成績がこれを呼び込んだ……のだと思いたい。
アローズのここまでの戦績は4勝2敗2引き分けの勝ち点14。俗に残留の為に必要な勝ち点は試合数の少し上と言われており、これは不思議とどの国のリーグでも同じだ。いま俺たちが戦っているこの異世界サッカードウ1部リーグの試合数は22試合なので、そう考えるとあと8~12点くらいが必要なラインか。
つまりもう3勝ないし4勝すればクリアだ。とんでもなく楽観的な言い方をすれば、前半のこりの3試合、フェリダエ、ドワーフ、ミノタウロスに3連勝すればノルマをクリアしてしまう訳である。それを考えれば今シーズンここまでのアローズはかなりの好成績と言えよう。
「ショーキチ監督! 目線ください!」
その要因を俺だと思ってくれているのだろうか、橋の上を見るとメディアの一群が俺に声をかけ様々な機材を向けていた。浮ついた顔を見せると何かあった時に手のひら返しが怖いが、無愛想にするのも印象が良くない。俺はアルカイク・スマイル――サウジアラビアのチームっぽい名前だが違う。昔の仏像がしている、謎めいた微笑みだ――を浮かべながら、彼らに手を振った。
フェリダエチームに惨敗しても、菩薩の様な心で報道してくれる事を祈りながら……。
いつもの通りシャマーさんが魔法陣の調整を行い、瞬間移動の魔法は滞りなく俺たちを転送した。目には見慣れた、しかし身体にはいつまでも慣れない光と感覚が全身を包み、気付けばもうそこは遙か遠い異国だ。
「エルフ代表のみなさま! ようこそ、ニャンダフル連邦共和国ニャルセロナへ!」
まず耳に入ったのはそんな歓待の声。ついで、視覚を取り戻した俺の眼前には左手に賑やかな街並み、右手に草原が見下ろせる素晴らしい見晴らしがあった。その草原から吹いてくる風が俺の顔やエルフ達の髪を撫で、大小色とりどりのテントが並ぶ街の方へ走り去っていく。どうもこちらの魔法陣は非常に高い、しかも外と内を分ける外壁の無い所に設置されているらしい。強い突風でも吹けば落とされそうでとても恐ろしい。
「ショーキチ監督は初めまして、ですね? エルフ代表のコーディネーターを努めております、ニャデムと申します」
声の主はそんな危険など意にも介さないかのように、床の端に立っていた。見た目は30歳前後の人間の女性で緑の髪を腰まで伸ばし、同じ色の長いローブを身に纏っている。そんな服を着ていれば風を受け易くて危なくないか? という懸念が第一に来るが、それよりも気になる事が別にあった。
「初めまして、ショーキチです。よろしくお願いします、えっと……なんとお呼びすれば良いでしょう?」
ごく普通に挨拶を返しながら、俺は戸惑いを隠せないでいた。その声に含まれる響きに気付いたのだろう、ニャデムさんは見た目にそぐわない低く渋いダンディな叔父様風の声で応えた。
「はっはっは。ショーキチ様は私が人間でない事にお気づきなのでしょう。先にお伝えしておきましょう。私の正体はこの『ニャベルの塔』に仕える魔獣なのです」
「ニャデムはねー。変身術の名手なんだよー!」
そんな声を共にシャマーさんが飛んできて、俺の肩に顎を載せた。
「はあ。じゃあ今の姿も?」
「左様でございます。本来の姿というのはありませんが……」
そう言うニャデムさんの全身が薄暗い光を放ちながらスライムの様に溶け、再び盛り上がっていく。
「うぃ!?」
と叫ぶ間にもその固まりは形を整え、一瞬後には俺と同じくらいの大きさの、黒豹の姿をとっていた。
「強いて言えば、これが己にとって慣れた姿でございます」
大きな猫型生物は牙が並んだ口にそぐわない、丁重な口調で言った。いや口と声が合わないのはさっきからではあるが。
「ニャデム、声帯模写だけは苦手なんだよねー」
俺の思考を読んだのかシャマーさんが彼? へ近づきその喉を撫でる。
「面目ない」
「あの、ニャデムさんとシャマーさんはお知り合いなんですか?」
俺は小柄な女性が大型肉食獣を手懐けている風景に感動しつつも、気になっていた事を訊ねた。
「うん。私が手頃な塔を探していた時に見つけてー、いにしえの契約から解放したんだよねー」
エルフ界きっての天才魔術師は凄い事をこともなげに言った。マジかすげえ。彼女、確かインセクターの女王とも知己だったよな? わたし塔の生まれウォーロック育ち、魔獣そうな奴は大体友達ってことか。
「そうなんですか。と、言うことはここは塔で?」
俺はなるべく意識から外していた周囲の風景へ勇気をもって視線を飛ばした。見渡してみるとここの床は20F建てクラスのビルの様な塔の上部から突き出しており、大きなゲートで塔の本体と繋がっている。そしていつの間にか他の選手スタッフはみなそのゲートから中へ入ってしまった様だ。
「左様で。今は観光用に改造されておりまして、色々とご覧頂ける様になっています。ささ、どうぞ」
ニャデムさんはそう言うと黒豹の姿のまま、俺たちの前に立って歩き出した。
「じゃ、行こっかショーちゃん!」
そう言いつつシャマーさんが俺と腕を組み後へ続く。本来ならばふりほどくべきだが、俺は別の事が気になってそれを失念していた。
何故って、前を歩く案内役の股間には、見事な『ふぐり』がついていたからだ。
猫の金玉って、なんか見惚れてしまうよね……。
以前インセクターの首都「チャプター」へ向かった時と同じ様に、チーム公式船が通る運河の両岸には見送りのサポーターやファンが詰めかけていて、横断幕や声援でアローズを送ってくれた。
いや、同じ様というのは間違っている。今回の送迎者は前回を軽く越えており、魔法撮影機材を持った報道陣も多かった。時間帯の違いもあるだろうが、それよりもチームの好成績がこれを呼び込んだ……のだと思いたい。
アローズのここまでの戦績は4勝2敗2引き分けの勝ち点14。俗に残留の為に必要な勝ち点は試合数の少し上と言われており、これは不思議とどの国のリーグでも同じだ。いま俺たちが戦っているこの異世界サッカードウ1部リーグの試合数は22試合なので、そう考えるとあと8~12点くらいが必要なラインか。
つまりもう3勝ないし4勝すればクリアだ。とんでもなく楽観的な言い方をすれば、前半のこりの3試合、フェリダエ、ドワーフ、ミノタウロスに3連勝すればノルマをクリアしてしまう訳である。それを考えれば今シーズンここまでのアローズはかなりの好成績と言えよう。
「ショーキチ監督! 目線ください!」
その要因を俺だと思ってくれているのだろうか、橋の上を見るとメディアの一群が俺に声をかけ様々な機材を向けていた。浮ついた顔を見せると何かあった時に手のひら返しが怖いが、無愛想にするのも印象が良くない。俺はアルカイク・スマイル――サウジアラビアのチームっぽい名前だが違う。昔の仏像がしている、謎めいた微笑みだ――を浮かべながら、彼らに手を振った。
フェリダエチームに惨敗しても、菩薩の様な心で報道してくれる事を祈りながら……。
いつもの通りシャマーさんが魔法陣の調整を行い、瞬間移動の魔法は滞りなく俺たちを転送した。目には見慣れた、しかし身体にはいつまでも慣れない光と感覚が全身を包み、気付けばもうそこは遙か遠い異国だ。
「エルフ代表のみなさま! ようこそ、ニャンダフル連邦共和国ニャルセロナへ!」
まず耳に入ったのはそんな歓待の声。ついで、視覚を取り戻した俺の眼前には左手に賑やかな街並み、右手に草原が見下ろせる素晴らしい見晴らしがあった。その草原から吹いてくる風が俺の顔やエルフ達の髪を撫で、大小色とりどりのテントが並ぶ街の方へ走り去っていく。どうもこちらの魔法陣は非常に高い、しかも外と内を分ける外壁の無い所に設置されているらしい。強い突風でも吹けば落とされそうでとても恐ろしい。
「ショーキチ監督は初めまして、ですね? エルフ代表のコーディネーターを努めております、ニャデムと申します」
声の主はそんな危険など意にも介さないかのように、床の端に立っていた。見た目は30歳前後の人間の女性で緑の髪を腰まで伸ばし、同じ色の長いローブを身に纏っている。そんな服を着ていれば風を受け易くて危なくないか? という懸念が第一に来るが、それよりも気になる事が別にあった。
「初めまして、ショーキチです。よろしくお願いします、えっと……なんとお呼びすれば良いでしょう?」
ごく普通に挨拶を返しながら、俺は戸惑いを隠せないでいた。その声に含まれる響きに気付いたのだろう、ニャデムさんは見た目にそぐわない低く渋いダンディな叔父様風の声で応えた。
「はっはっは。ショーキチ様は私が人間でない事にお気づきなのでしょう。先にお伝えしておきましょう。私の正体はこの『ニャベルの塔』に仕える魔獣なのです」
「ニャデムはねー。変身術の名手なんだよー!」
そんな声を共にシャマーさんが飛んできて、俺の肩に顎を載せた。
「はあ。じゃあ今の姿も?」
「左様でございます。本来の姿というのはありませんが……」
そう言うニャデムさんの全身が薄暗い光を放ちながらスライムの様に溶け、再び盛り上がっていく。
「うぃ!?」
と叫ぶ間にもその固まりは形を整え、一瞬後には俺と同じくらいの大きさの、黒豹の姿をとっていた。
「強いて言えば、これが己にとって慣れた姿でございます」
大きな猫型生物は牙が並んだ口にそぐわない、丁重な口調で言った。いや口と声が合わないのはさっきからではあるが。
「ニャデム、声帯模写だけは苦手なんだよねー」
俺の思考を読んだのかシャマーさんが彼? へ近づきその喉を撫でる。
「面目ない」
「あの、ニャデムさんとシャマーさんはお知り合いなんですか?」
俺は小柄な女性が大型肉食獣を手懐けている風景に感動しつつも、気になっていた事を訊ねた。
「うん。私が手頃な塔を探していた時に見つけてー、いにしえの契約から解放したんだよねー」
エルフ界きっての天才魔術師は凄い事をこともなげに言った。マジかすげえ。彼女、確かインセクターの女王とも知己だったよな? わたし塔の生まれウォーロック育ち、魔獣そうな奴は大体友達ってことか。
「そうなんですか。と、言うことはここは塔で?」
俺はなるべく意識から外していた周囲の風景へ勇気をもって視線を飛ばした。見渡してみるとここの床は20F建てクラスのビルの様な塔の上部から突き出しており、大きなゲートで塔の本体と繋がっている。そしていつの間にか他の選手スタッフはみなそのゲートから中へ入ってしまった様だ。
「左様で。今は観光用に改造されておりまして、色々とご覧頂ける様になっています。ささ、どうぞ」
ニャデムさんはそう言うと黒豹の姿のまま、俺たちの前に立って歩き出した。
「じゃ、行こっかショーちゃん!」
そう言いつつシャマーさんが俺と腕を組み後へ続く。本来ならばふりほどくべきだが、俺は別の事が気になってそれを失念していた。
何故って、前を歩く案内役の股間には、見事な『ふぐり』がついていたからだ。
猫の金玉って、なんか見惚れてしまうよね……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる