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魔法使いとの出会い
3話 魔法の授業
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家に戻ってきてから1週間。
それほど酷くなかった怪我はほぼ完治し、ここで世話になる事を改めて皆に許してもらったロボは、なにかすることはないかと言った結果、皿洗いを任されている。
先ずは使う食器の場所や、調理器具の場所などを把握して欲しい、という事らしい。
毎食後の皿洗いをこなし、ロボに魔法の才があることを知ったアーロンは、文字の勉強の時間の他に、魔法の勉強も教えるようになった。
その時気が付いた事なのだが、文字の勉強はアーロンとロボの一対一だったが、魔法の勉強の時間は生徒が2人いた。
初めて指定された部屋に入ると、そこにはノアが座っていて、ロボの顔を見ると怖がるような表情を浮かべた。
「ごめん、ちょっと遅くなっちゃった」
最後に部屋に入って来たアーロンは、汗を軽く拭くと、ロボ達の机と向かい合うように置かれた少し大きめの机の前に立った。
「初めてこの授業に参加する子がいるから、今日は少し初心に戻って基礎的な授業にするよ。ノアにとっては簡単な授業になっちゃうかもしれないけど、今日だけいいかな?」
ノアは小さく頷いた。
「それじゃあ、授業を始めるよ。紙とペンは渡しているものがあると思うから、もしメモを取りたい時はそれを使ってね」
アーロンに促され、ロボは事前に貰っていた紙と羽ペンを机の上に出した。
「じゃあまず、なんとなくわかるかもしれないけど、魔法というのは、魔力を持つ人がそれを使用することで発現する現象のことを言うよ。魔力の量はその人の生まれ持った資質も少しあったりするけど、大抵はその後の努力次第で増減するよ。剣術を鍛えようとした時、体力や筋力をつける為に走り込みしたりトレーニングをしたりするだろう? それと同じだよ。まずは詠唱を勉強して覚えて、使ってみることから始めていこう。きちんと詠唱が出来ないと魔法が発現しなかったり不完全だったりするからね。人によって得意、不得意な分野もあるんだけど、それは追々かな。後は、詠唱を省略しようと思ったら、予め詠唱を書いておいた魔法道具を使うっていう手もあるよ」
そう言うとアーロンは懐から鉄の棒のような物を取り出し、その側面に触れた。
すると、魔法陣のような模様が浮き上がり、その先端から炎が噴き出した。
「魔法石のはめ込まれた魔法道具を使えば、魔力を持たない人でもこんな風に魔法を使うことが出来るよ。でもまずは、詠唱をして魔法を使う事から覚えて行こうね」
アーロンは手に持っていた魔法道具をすぐに仕舞った。
「今僕が使える魔法は、かつての魔法使いが発見して作り出したものが大半なんだ。前にロボ君が使っていた魔法も、昔街に行った時に教えて貰った魔法なんだ」
そう言うとアーロンは自身の手の平に、見覚えのある透明な正方形の箱を作り出した。
それを触れずに手の平の上で回転させ、小さくしたり大きくしたりして見せた。
「何度も使用して練習していけば、詠唱をしなくてもこの程度であれば魔法を発現することが出来るようになるよ。実践で使おうと思ったら、詠唱が必要だけどね。多分前回は詠唱が不完全だったから、歪に形を変えていたんだろうね。正しい詠唱は『トランスペアレント・ミニチュアガーデン』唱えてみてごらん」
アーロンに促され、手の平にそれが出てくるように想像しながら、ロボは教えられた言葉を唱えてみた。
すると手にすっぽり収まるサイズの正方形の透明な箱が出て来た。
しかしいくら念じてみたりしても、それは回転したり大きさを変えたりすることはなく、ただ手の平の上でふよふよと浮かんでいるだけだった。
「最初はそんなもんだよ。きちんと形に出来ているだけでも凄い方だよ。この魔法はかつてある街を救った英雄が使用していた魔法なんだ。元々の詠唱は違う言葉で、作り出せる物体の形も違う物だったそうだけど、英雄の伝説から言葉を取り、魔法を再現したそうだよ。かつてのその英雄は魔物に襲撃を受けた街の人々を救う為に、街1つをすっぽり覆う程の大きな防御壁を張って、それを透明化させて街を隠したんだ。魔物が街の人間を求めて探し回ったけど見つからず、その後応援にやって来た城の騎士や兵たちと魔物を追い払ったそうだよ。その応援が来るまでの間、街の中は外の殺伐とした空気を感じない、穏やかな時間が流れていた、という伝説からきているんだ」
そう言うとアーロンは手の平に浮かぶ透明な箱を、何処か懐かしそうな顔で見た。
「これ以外にも魔法の製作者が、自らの名前を付けた詠唱や、発現した魔法の見た目なんかから来ている詠唱もあったりするよ。魔法書にも沢山の魔法が載っているから、読んでみてね。あ、因みにこれは僕が出版した本だから、是非読んでみてね!」
アーロンは始めから用意していたのか、机の中から一冊の本を取り出して自慢げに見せてきた。
その姿をロボは冷めた目で見る。
「という訳で、今日は浮遊の魔法です」
アーロンは持っていた本から手を離し、そのまま浮遊させて見せた。
「前に一度見せた事あるよね。最初は軽い物から浮かばせていって、最終的には自分を浮かばせる事が目標だよ。まずはこの辺りからやってみようか」
アーロンは机の中から木でできた箱取り出した。
「フロートプレイ」
アーロンがそう呟くと、手で持てるサイズの木のブロック5~6個が箱から出て来て宙に浮かび、そのまま正確に積み上がった。
「積み木だよ。まずは1つを浮かせることから初めて見て、2つ3つと積み上げられるようにやっていこう」
ブロックを1つ手渡され、ロボはそれを受け取り、アーロンを真似るように言葉を唱える。
机の上に置いてあったブロックは1~2㎝程浮かび上がり、すぐに机の上に戻って来た。
つい先日初めて魔法を使用した時は、不完全ではあったもののなんの苦労もなく発現出来ていたロボは、自分の実力を目の当たりにして、驚愕の表情をする。
「ま、まあ、この間は危機的状況だったし、ね。これから練習していけばすぐに上達するよ!」
ロボの表情を見て、アーロンは励ますように言った。
それほど酷くなかった怪我はほぼ完治し、ここで世話になる事を改めて皆に許してもらったロボは、なにかすることはないかと言った結果、皿洗いを任されている。
先ずは使う食器の場所や、調理器具の場所などを把握して欲しい、という事らしい。
毎食後の皿洗いをこなし、ロボに魔法の才があることを知ったアーロンは、文字の勉強の時間の他に、魔法の勉強も教えるようになった。
その時気が付いた事なのだが、文字の勉強はアーロンとロボの一対一だったが、魔法の勉強の時間は生徒が2人いた。
初めて指定された部屋に入ると、そこにはノアが座っていて、ロボの顔を見ると怖がるような表情を浮かべた。
「ごめん、ちょっと遅くなっちゃった」
最後に部屋に入って来たアーロンは、汗を軽く拭くと、ロボ達の机と向かい合うように置かれた少し大きめの机の前に立った。
「初めてこの授業に参加する子がいるから、今日は少し初心に戻って基礎的な授業にするよ。ノアにとっては簡単な授業になっちゃうかもしれないけど、今日だけいいかな?」
ノアは小さく頷いた。
「それじゃあ、授業を始めるよ。紙とペンは渡しているものがあると思うから、もしメモを取りたい時はそれを使ってね」
アーロンに促され、ロボは事前に貰っていた紙と羽ペンを机の上に出した。
「じゃあまず、なんとなくわかるかもしれないけど、魔法というのは、魔力を持つ人がそれを使用することで発現する現象のことを言うよ。魔力の量はその人の生まれ持った資質も少しあったりするけど、大抵はその後の努力次第で増減するよ。剣術を鍛えようとした時、体力や筋力をつける為に走り込みしたりトレーニングをしたりするだろう? それと同じだよ。まずは詠唱を勉強して覚えて、使ってみることから始めていこう。きちんと詠唱が出来ないと魔法が発現しなかったり不完全だったりするからね。人によって得意、不得意な分野もあるんだけど、それは追々かな。後は、詠唱を省略しようと思ったら、予め詠唱を書いておいた魔法道具を使うっていう手もあるよ」
そう言うとアーロンは懐から鉄の棒のような物を取り出し、その側面に触れた。
すると、魔法陣のような模様が浮き上がり、その先端から炎が噴き出した。
「魔法石のはめ込まれた魔法道具を使えば、魔力を持たない人でもこんな風に魔法を使うことが出来るよ。でもまずは、詠唱をして魔法を使う事から覚えて行こうね」
アーロンは手に持っていた魔法道具をすぐに仕舞った。
「今僕が使える魔法は、かつての魔法使いが発見して作り出したものが大半なんだ。前にロボ君が使っていた魔法も、昔街に行った時に教えて貰った魔法なんだ」
そう言うとアーロンは自身の手の平に、見覚えのある透明な正方形の箱を作り出した。
それを触れずに手の平の上で回転させ、小さくしたり大きくしたりして見せた。
「何度も使用して練習していけば、詠唱をしなくてもこの程度であれば魔法を発現することが出来るようになるよ。実践で使おうと思ったら、詠唱が必要だけどね。多分前回は詠唱が不完全だったから、歪に形を変えていたんだろうね。正しい詠唱は『トランスペアレント・ミニチュアガーデン』唱えてみてごらん」
アーロンに促され、手の平にそれが出てくるように想像しながら、ロボは教えられた言葉を唱えてみた。
すると手にすっぽり収まるサイズの正方形の透明な箱が出て来た。
しかしいくら念じてみたりしても、それは回転したり大きさを変えたりすることはなく、ただ手の平の上でふよふよと浮かんでいるだけだった。
「最初はそんなもんだよ。きちんと形に出来ているだけでも凄い方だよ。この魔法はかつてある街を救った英雄が使用していた魔法なんだ。元々の詠唱は違う言葉で、作り出せる物体の形も違う物だったそうだけど、英雄の伝説から言葉を取り、魔法を再現したそうだよ。かつてのその英雄は魔物に襲撃を受けた街の人々を救う為に、街1つをすっぽり覆う程の大きな防御壁を張って、それを透明化させて街を隠したんだ。魔物が街の人間を求めて探し回ったけど見つからず、その後応援にやって来た城の騎士や兵たちと魔物を追い払ったそうだよ。その応援が来るまでの間、街の中は外の殺伐とした空気を感じない、穏やかな時間が流れていた、という伝説からきているんだ」
そう言うとアーロンは手の平に浮かぶ透明な箱を、何処か懐かしそうな顔で見た。
「これ以外にも魔法の製作者が、自らの名前を付けた詠唱や、発現した魔法の見た目なんかから来ている詠唱もあったりするよ。魔法書にも沢山の魔法が載っているから、読んでみてね。あ、因みにこれは僕が出版した本だから、是非読んでみてね!」
アーロンは始めから用意していたのか、机の中から一冊の本を取り出して自慢げに見せてきた。
その姿をロボは冷めた目で見る。
「という訳で、今日は浮遊の魔法です」
アーロンは持っていた本から手を離し、そのまま浮遊させて見せた。
「前に一度見せた事あるよね。最初は軽い物から浮かばせていって、最終的には自分を浮かばせる事が目標だよ。まずはこの辺りからやってみようか」
アーロンは机の中から木でできた箱取り出した。
「フロートプレイ」
アーロンがそう呟くと、手で持てるサイズの木のブロック5~6個が箱から出て来て宙に浮かび、そのまま正確に積み上がった。
「積み木だよ。まずは1つを浮かせることから初めて見て、2つ3つと積み上げられるようにやっていこう」
ブロックを1つ手渡され、ロボはそれを受け取り、アーロンを真似るように言葉を唱える。
机の上に置いてあったブロックは1~2㎝程浮かび上がり、すぐに机の上に戻って来た。
つい先日初めて魔法を使用した時は、不完全ではあったもののなんの苦労もなく発現出来ていたロボは、自分の実力を目の当たりにして、驚愕の表情をする。
「ま、まあ、この間は危機的状況だったし、ね。これから練習していけばすぐに上達するよ!」
ロボの表情を見て、アーロンは励ますように言った。
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