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魔法使いと魔法少女の間にある超えられない壁を壊す(物理)
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さて、始まった『魔法少女☆まじかるがーる』だが、相も変わらず面白いんだが、いつもの様に集中して観ることが出来ないでいた。
右腕には圧倒的存在感を誇る風音のモノが、左腕には控えめで慎ましやかな花梨のモノが押し付けられているのである。
……くっ、これが乳トン先生の万乳引力の法則か!!意識を持ってかれるぜ……。
一応、今回の放送分も録画してあるので、万が一このままでも、俺は生きていける。
「ねぇ、柊ちゃん頑張り屋さんで可愛いよね?」
「すみれって、ずっと前から一途で可愛いよね?」
……やめなさい。柊ちゃんも、すみれちゃんも可愛いけど、お前ら感情移入し過ぎだから。
その後もこんな調子で結局集中できなかったが、花梨も風音も面白かったらしく、最後まで観ていた。
☆
まじかるがーるの本日分の放送を終えた時、ねぇ、と2人から声を掛けられる。
「ん?」
なんかあったか?と言葉を返すと、風音が口を開いた。
「『まじかるがーる』の先週の過去の分の話、あんた、録画とかしてない?」
どうやら、気に入った様である。
「あたしも観たい」
花梨も同じらしい。
「ん?あるよ?毎週録画してる」
と、素直に答えた俺に2人は食いついてきた。
「見せて!!」
「ん?別にいいが、どうしたらいい?今からとか流石に遠慮してもらいたいんだが」
「じゃあ、泊まれる日は泊まりに来てもいい?」
いきなりそんなことを言い出したのは花梨である。
「いや、バカお前。お前らみたいな可愛い女の子、しかも中学生がおいそれと男の家に泊まりにくるとか言うもんじゃないぞ」
「……私も泊まりたいんだけど、やっぱり迷惑……?」
すっかり、しおらしいのが板についてきた風音が、上目遣いに俺を見ながらそんなことを言う。
……なんなのこの子たち。
特に風音。なんでこんな自分の容姿を武器にするような言動をとれるの?お馴染みの強気な態度とのギャップとか、人を殺せるレベル。
「んんっ、迷惑なわけない。泊まりにくるのは構わんが、きちんと親御さんの許可はとること。風音も花梨も親御さんからしたら可愛い娘なんだから、心配はなるべくかけるな。節度を持たないと一緒に遊べなくなるぞ?」
「はぁい」
説教じみたことを述べると、2人は可愛く返事をした。
☆
深夜アニメを堪能した後はゆっくり寝て、昼から活動だ、なんてダメ人間っぷりを発揮しようとしていた俺だが、朝の8時前に弟子から起こされてしまう。
「ししょー!!いっしょにテレビをみましょう!!」
「んあ?」
「はやくはやく!はじまっちゃうのです!」
寝ぼけ眼の俺の手を引き瑠依は走り出した。
そして、俺はベッドから落ちたのであった。
で、瑠依のおともだちのぽっちゃり文鳥サイズの火の鳥に頭をつつかれながらテレビを見ると、戦う女の子のプリティでキュアキュアなアニメがちょうど始まりを迎えるところである。
……鳥野郎。むしるぞ。
「師匠、遅いぞ!始まってしまうではないか」
はやくはやく!と、珍しく年相応に待ち遠しさを露わにするあいに座れと促され、座ると膝の上に乗ってきた。
……まだ幼いとは言え、女の子なんだからさ、いや、柔らかくて心地よいけど。
番組が始まると、幼女2人はわいわいと楽しそうに視聴していたのは可愛いと思いました。
そして、お目当ての番組が終わると、「お腹がすいたのです!」や、「ふむ。朝食の時間だな。あのふたりを起こしてくる」と、2人はフリーダムに行動しだしたのである。
☆
あいが寝ぼけ眼の女子中学生2人を起こしに行っている間に準備を済ませ、俺達は朝食を済ませた。
風音が片付けをすると言い出し、それに甘えてぼうっとしていると、目が覚めたらしい花梨が口を開く。
「ねぇ、まじかるがーるのさ、柊ちゃんみたいな衣装ってどう?可愛いと思う?」
「あぁ。可愛いんじゃないかな。花梨や風音なら似合いそうだ」
俺が素直に答えると、どこか嬉しそうに「そっか、じゃあ待ってて」と言った後、キッチンにいる風音を連れてどこかに駆け出したのであった。
そして、少し時間が経ち、眠たいななんて思っていると、女子中学生2人が戻ってきた。
「えへへ、どう似合う?」
そんなことを言って、身にしている衣装を見せながら。
「ああ、めちゃくちゃ似合ってるな」
俺は風音、花梨が身にしているまじかるがーるの魔法少女衣装を見て、素直にそう言った。
右腕には圧倒的存在感を誇る風音のモノが、左腕には控えめで慎ましやかな花梨のモノが押し付けられているのである。
……くっ、これが乳トン先生の万乳引力の法則か!!意識を持ってかれるぜ……。
一応、今回の放送分も録画してあるので、万が一このままでも、俺は生きていける。
「ねぇ、柊ちゃん頑張り屋さんで可愛いよね?」
「すみれって、ずっと前から一途で可愛いよね?」
……やめなさい。柊ちゃんも、すみれちゃんも可愛いけど、お前ら感情移入し過ぎだから。
その後もこんな調子で結局集中できなかったが、花梨も風音も面白かったらしく、最後まで観ていた。
☆
まじかるがーるの本日分の放送を終えた時、ねぇ、と2人から声を掛けられる。
「ん?」
なんかあったか?と言葉を返すと、風音が口を開いた。
「『まじかるがーる』の先週の過去の分の話、あんた、録画とかしてない?」
どうやら、気に入った様である。
「あたしも観たい」
花梨も同じらしい。
「ん?あるよ?毎週録画してる」
と、素直に答えた俺に2人は食いついてきた。
「見せて!!」
「ん?別にいいが、どうしたらいい?今からとか流石に遠慮してもらいたいんだが」
「じゃあ、泊まれる日は泊まりに来てもいい?」
いきなりそんなことを言い出したのは花梨である。
「いや、バカお前。お前らみたいな可愛い女の子、しかも中学生がおいそれと男の家に泊まりにくるとか言うもんじゃないぞ」
「……私も泊まりたいんだけど、やっぱり迷惑……?」
すっかり、しおらしいのが板についてきた風音が、上目遣いに俺を見ながらそんなことを言う。
……なんなのこの子たち。
特に風音。なんでこんな自分の容姿を武器にするような言動をとれるの?お馴染みの強気な態度とのギャップとか、人を殺せるレベル。
「んんっ、迷惑なわけない。泊まりにくるのは構わんが、きちんと親御さんの許可はとること。風音も花梨も親御さんからしたら可愛い娘なんだから、心配はなるべくかけるな。節度を持たないと一緒に遊べなくなるぞ?」
「はぁい」
説教じみたことを述べると、2人は可愛く返事をした。
☆
深夜アニメを堪能した後はゆっくり寝て、昼から活動だ、なんてダメ人間っぷりを発揮しようとしていた俺だが、朝の8時前に弟子から起こされてしまう。
「ししょー!!いっしょにテレビをみましょう!!」
「んあ?」
「はやくはやく!はじまっちゃうのです!」
寝ぼけ眼の俺の手を引き瑠依は走り出した。
そして、俺はベッドから落ちたのであった。
で、瑠依のおともだちのぽっちゃり文鳥サイズの火の鳥に頭をつつかれながらテレビを見ると、戦う女の子のプリティでキュアキュアなアニメがちょうど始まりを迎えるところである。
……鳥野郎。むしるぞ。
「師匠、遅いぞ!始まってしまうではないか」
はやくはやく!と、珍しく年相応に待ち遠しさを露わにするあいに座れと促され、座ると膝の上に乗ってきた。
……まだ幼いとは言え、女の子なんだからさ、いや、柔らかくて心地よいけど。
番組が始まると、幼女2人はわいわいと楽しそうに視聴していたのは可愛いと思いました。
そして、お目当ての番組が終わると、「お腹がすいたのです!」や、「ふむ。朝食の時間だな。あのふたりを起こしてくる」と、2人はフリーダムに行動しだしたのである。
☆
あいが寝ぼけ眼の女子中学生2人を起こしに行っている間に準備を済ませ、俺達は朝食を済ませた。
風音が片付けをすると言い出し、それに甘えてぼうっとしていると、目が覚めたらしい花梨が口を開く。
「ねぇ、まじかるがーるのさ、柊ちゃんみたいな衣装ってどう?可愛いと思う?」
「あぁ。可愛いんじゃないかな。花梨や風音なら似合いそうだ」
俺が素直に答えると、どこか嬉しそうに「そっか、じゃあ待ってて」と言った後、キッチンにいる風音を連れてどこかに駆け出したのであった。
そして、少し時間が経ち、眠たいななんて思っていると、女子中学生2人が戻ってきた。
「えへへ、どう似合う?」
そんなことを言って、身にしている衣装を見せながら。
「ああ、めちゃくちゃ似合ってるな」
俺は風音、花梨が身にしているまじかるがーるの魔法少女衣装を見て、素直にそう言った。
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