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夏休み
焼肉と再会
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雨は降ったり止んだり。
しとしとだったりザーザーだったり。
いくら車移動でも、少しは鬱陶しく感じる午後です。
ウチの社長ったら、自家用車に拘らない人なので、汚れたなぁと思ったら近所のガソリンスタンドで洗車機に突っ込んで終わりの人。
洗車機でも3,000円近くするフルコースメニューを選択(おやおや、交通事故駄洒落)するくせに、拭き取りもしないでそのまま出てくる人なので、雨が降ろうと雪が降ろうと気にしやしないんだけど。
何しろ長年使って草臥れたワイパーがぎゅうぎゅう言い出したら
「ワイパーがうるさいなぁ。」
と言って、そのまま自動車部品屋に入って直してもらう人。
そこら辺の車にうるさい人なら、お説教喰らう人だけど、何しろオカネモチの分際で1番近い中古車屋で適当に選んだ車を、私が知る限り2回も車検を通してる。
しかも車検代より修理代の方が高くついてるぞ。
エアコンが効かなくなったり、エンジンベルトがヒャンヒャン鳴き出したり。
そのたんびにこの面倒くさがり屋は、5万円くらいで済む車検代の他に、20万くらいかけて修理をしているのだ。
この馬鹿は。
一体何を考えているんだろう。
こっちとしては節税の為にも、もう少し高い車に買い替えて欲しいのだけど。
あ、でも私も運転させられるから、お高くて小さな車を希望するわ。
そんな空の下、今月の「脇街道」の取材も終わり。
佐倉の武家屋敷跡が割と綺麗な状態で残っている事や、雨ゆえに風も吹いて結構涼しく見学出来た上、観光客もいなかったのでゆっくり見学出来た。
うむ。
上々上々。
元々取材済みの案件なので、事務所のアーカイブを漁ればお姉ちゃん達の手を煩わす事もなく資料が出てくるので、私の原稿も仕上がる筈だ。
で、私達は今月も無事(本当に色々あったけど、わたし的には心身共に艶々になった)終えて、打ち上げ会場に向かっているのだ。
取材の打ち上げって実は毎月細かくはやっているんだけどね。
大体、私と社長だけになるから。
何故なら、編集者チームが泥酔してるのがデフォルトなので。
………
「肉の匠 将泰庵」
社長が自ら選んだ店がそれ。
船橋の裏通りにある、地味な構えの焼肉屋でした。
「飲めるハンバーグで有名なとこだよ。」
「食べた事無いなぁ。」
って、思いっきり地元でした。
ていうか、この「脇」の取材でも極初期に取材した道祖神社の直ぐ側じゃん。
お姉ちゃんが、東照宮東照宮、日本中の東照宮を回りましょうとか、トンチキな事言ってたとこじゃん。
知らなかったなぁ。
「大人のお姉ちゃんなら知ってた?」
「私だって知らないわよ。焼肉屋に連れて行ってくれる異性は結構親しく無いと。況してやこんな地元の店を。」
「右に同じ。」
男関係では割と役立たずな歳上女性だった。
…ウチの社長は、腹が減ったら私が居ようが居まいが目についた店に(値段を気にする事無く)どこでも入るので、サイゼリヤがご馳走の私には、まるで色気とか関係なく旨いもんを食わされるので、焼肉屋に一緒に入る事にもまったく躊躇する事は無いのだ。
ニンニク?
平気平気。
むしろ息をたっぷりかけてやる。
「いや、僕も初めてだけど。」
「おい?」
「旅猿で食べてて美味しそうだなぁって思ってたから。」
旅猿ですか。
旅猿は事務所にDVDが中途半端に揃ってたな。
「いやぁ、回によって当たり外れがあるから、新品で買おうとは思わないんだよね。ブックオフで安くなってたら買う回もあるかな.
とはお義父さん。
「旅猿も内村さまぁ~ずも、僕と父では好みに差が出るから結構被らないよ。」
「だな。」
「仲良い親子だなぁ。」
法人の事務所の、倉庫のラックの前で、バラエティー番組の好みに喧々諤々してる社長とその父親と言うのも、あまりないと思う。
「旅猿で、久保の旦那プロデュース回があって千葉を回ったんだ。その時に入ってた店だな。」
「久保の旦那?」
あははは。
南さんが不審そうな顔してる。
内さまを見てる私と社長はわかるのよね。
あと、時々私達の会話に加わるお姉ちゃん。
「TKOの木本だよ。同級生と結婚してんだけど、お嫁さんの旧姓が久保さんだから、久保って呼ばれていた。」
「…いたって言葉のチョイスがアレですね。」
「まぁ、あのコンビはアレだから。」
アレって便利な言葉だなぁ。
★ ★ ★
カレーは飲み物と言ったのは誰だっけ?
「ウガンダさんだな。」
「また私、口に出てた?」
いかんいかん。
社長ったら私のつまらない疑問に即座に答える謎スキルを持っているから、とにかく何でも聞いちゃう癖が身に染み込んでいる。
「私が知ってるのは、MJのスリラーを完コピしてた太ったおじさんかな。」
おや、珍しく南さんが私達の馬鹿話に乗ってきたよ。
「モト冬樹達と一緒にビジーフォーのメンバーだった人だよ。因みに一時的ラッシャー板前と姻戚関係にもあった。」
…何で私達の馬鹿話の登場人物って、変な所で繋がるんだろう。
因みに、この店。
焼肉コースが一万円。
いちまんえん。10,000円。
この料理を食べながら、安楽亭のペラッペラのカルビランチを美味しく食べちゃう人を結婚相手に持つ私は、将来生まれて来る子供にどんな食育を施せば良いのかサッパリ見当がつかない。
だって、ハンバーグ美味しい!
肉溶ける!
誰よ、肉を飲み物にしちゃった人は?
こんなお肉とハンバーグを経費で食べられる私達はどれだけ幸せで、どれだけ罰当たりなんだろう。
………
「そう言えばウガンダさんで思い出したけど、理沙、あの話してよ。」
「あの話?」
「ほら、久喜の話。」
「アレは社長にオッケー貰わないと…。」
「ん?何の話だい?」
杏仁豆腐を食べてほっぺたが落ちてる社長。
この人にもう少し警戒心を持たせるには、私は妻としてどう教育して行けばいいですのだろう。
「ほら、埼玉を散歩していたら、石塚英彦みたいな人が踊ってたって話。」
「ああ。三丸おじさんか。」
「みつまるおじさん?」
さぁ南さんの顔に、大きなクエスチョンマークが浮かび出した。
「大したことじゃないよ。たまたま埼玉の幸手に用があったんで、どのルートで行こうかなぁって、グーグルマップを眺めていたら、旧日光街道が現道に細かく分離しちゃ合流している様子が見えたんだ。その分離した旧道を調べて見たら、結構古い建物が残っている事に気がついた。だったら見に行こうと決めた訳だ。」
「祝日だったので、秘書の私もノコノコついて行った訳だ。」
仲良いわね。
お姉ちゃんがぼそっと呟いた。
いや、私はただ事務所に顔出したら、たまたま出かけようとしていた社長を捕まえただけで。
ってそうか。
私達も側から見たら、そう見えるのか。
私が社長の側に居る事なんか当たり前だから、もう何とも思わなくなってた。
「んでま、2人してのんびり散策しながら杉戸町や幸手の宿場町の跡を歩いていたら、突然石塚英彦に話しかけられた訳だ。」
「…何でホンジャマカと先生が知り合いなのよ。…この先生の事だから普通に有り得そうだけど。」
「勿論本物じゃないよ。ウチの祖父と大喧嘩して行方不明になってた、僕の叔父だよ。身長180センチ体重130キロで、見た目が丸々石ちゃんだったから、理沙くんが街中で固まってしまったくらい似てたんだ。」
社長の叔父さんって言う事は、お義父さんの弟にあたる方で、つまりはお義父さんを虐め抜いた祖父さんの息子な訳で。
つまり自分の次男に縁を切られた親子関係ってどうなんだろう。
そして、家族の元から姿を消して丸々10年以上になった訳だけど、それだけの時を経て「瑞稀か?」といきなり話しかけられる社長と、「あれ?三丸さん?」って直ぐ返した社長の記憶力というか、この2人の関係性ってなんなんだろう。
瞬時に頭の中を、色々なことがぐるぐる駆け回っていると、これまた不思議な事に繋がっていくのでした。
おかげで社長の仕事がまた増えたけど。
しとしとだったりザーザーだったり。
いくら車移動でも、少しは鬱陶しく感じる午後です。
ウチの社長ったら、自家用車に拘らない人なので、汚れたなぁと思ったら近所のガソリンスタンドで洗車機に突っ込んで終わりの人。
洗車機でも3,000円近くするフルコースメニューを選択(おやおや、交通事故駄洒落)するくせに、拭き取りもしないでそのまま出てくる人なので、雨が降ろうと雪が降ろうと気にしやしないんだけど。
何しろ長年使って草臥れたワイパーがぎゅうぎゅう言い出したら
「ワイパーがうるさいなぁ。」
と言って、そのまま自動車部品屋に入って直してもらう人。
そこら辺の車にうるさい人なら、お説教喰らう人だけど、何しろオカネモチの分際で1番近い中古車屋で適当に選んだ車を、私が知る限り2回も車検を通してる。
しかも車検代より修理代の方が高くついてるぞ。
エアコンが効かなくなったり、エンジンベルトがヒャンヒャン鳴き出したり。
そのたんびにこの面倒くさがり屋は、5万円くらいで済む車検代の他に、20万くらいかけて修理をしているのだ。
この馬鹿は。
一体何を考えているんだろう。
こっちとしては節税の為にも、もう少し高い車に買い替えて欲しいのだけど。
あ、でも私も運転させられるから、お高くて小さな車を希望するわ。
そんな空の下、今月の「脇街道」の取材も終わり。
佐倉の武家屋敷跡が割と綺麗な状態で残っている事や、雨ゆえに風も吹いて結構涼しく見学出来た上、観光客もいなかったのでゆっくり見学出来た。
うむ。
上々上々。
元々取材済みの案件なので、事務所のアーカイブを漁ればお姉ちゃん達の手を煩わす事もなく資料が出てくるので、私の原稿も仕上がる筈だ。
で、私達は今月も無事(本当に色々あったけど、わたし的には心身共に艶々になった)終えて、打ち上げ会場に向かっているのだ。
取材の打ち上げって実は毎月細かくはやっているんだけどね。
大体、私と社長だけになるから。
何故なら、編集者チームが泥酔してるのがデフォルトなので。
………
「肉の匠 将泰庵」
社長が自ら選んだ店がそれ。
船橋の裏通りにある、地味な構えの焼肉屋でした。
「飲めるハンバーグで有名なとこだよ。」
「食べた事無いなぁ。」
って、思いっきり地元でした。
ていうか、この「脇」の取材でも極初期に取材した道祖神社の直ぐ側じゃん。
お姉ちゃんが、東照宮東照宮、日本中の東照宮を回りましょうとか、トンチキな事言ってたとこじゃん。
知らなかったなぁ。
「大人のお姉ちゃんなら知ってた?」
「私だって知らないわよ。焼肉屋に連れて行ってくれる異性は結構親しく無いと。況してやこんな地元の店を。」
「右に同じ。」
男関係では割と役立たずな歳上女性だった。
…ウチの社長は、腹が減ったら私が居ようが居まいが目についた店に(値段を気にする事無く)どこでも入るので、サイゼリヤがご馳走の私には、まるで色気とか関係なく旨いもんを食わされるので、焼肉屋に一緒に入る事にもまったく躊躇する事は無いのだ。
ニンニク?
平気平気。
むしろ息をたっぷりかけてやる。
「いや、僕も初めてだけど。」
「おい?」
「旅猿で食べてて美味しそうだなぁって思ってたから。」
旅猿ですか。
旅猿は事務所にDVDが中途半端に揃ってたな。
「いやぁ、回によって当たり外れがあるから、新品で買おうとは思わないんだよね。ブックオフで安くなってたら買う回もあるかな.
とはお義父さん。
「旅猿も内村さまぁ~ずも、僕と父では好みに差が出るから結構被らないよ。」
「だな。」
「仲良い親子だなぁ。」
法人の事務所の、倉庫のラックの前で、バラエティー番組の好みに喧々諤々してる社長とその父親と言うのも、あまりないと思う。
「旅猿で、久保の旦那プロデュース回があって千葉を回ったんだ。その時に入ってた店だな。」
「久保の旦那?」
あははは。
南さんが不審そうな顔してる。
内さまを見てる私と社長はわかるのよね。
あと、時々私達の会話に加わるお姉ちゃん。
「TKOの木本だよ。同級生と結婚してんだけど、お嫁さんの旧姓が久保さんだから、久保って呼ばれていた。」
「…いたって言葉のチョイスがアレですね。」
「まぁ、あのコンビはアレだから。」
アレって便利な言葉だなぁ。
★ ★ ★
カレーは飲み物と言ったのは誰だっけ?
「ウガンダさんだな。」
「また私、口に出てた?」
いかんいかん。
社長ったら私のつまらない疑問に即座に答える謎スキルを持っているから、とにかく何でも聞いちゃう癖が身に染み込んでいる。
「私が知ってるのは、MJのスリラーを完コピしてた太ったおじさんかな。」
おや、珍しく南さんが私達の馬鹿話に乗ってきたよ。
「モト冬樹達と一緒にビジーフォーのメンバーだった人だよ。因みに一時的ラッシャー板前と姻戚関係にもあった。」
…何で私達の馬鹿話の登場人物って、変な所で繋がるんだろう。
因みに、この店。
焼肉コースが一万円。
いちまんえん。10,000円。
この料理を食べながら、安楽亭のペラッペラのカルビランチを美味しく食べちゃう人を結婚相手に持つ私は、将来生まれて来る子供にどんな食育を施せば良いのかサッパリ見当がつかない。
だって、ハンバーグ美味しい!
肉溶ける!
誰よ、肉を飲み物にしちゃった人は?
こんなお肉とハンバーグを経費で食べられる私達はどれだけ幸せで、どれだけ罰当たりなんだろう。
………
「そう言えばウガンダさんで思い出したけど、理沙、あの話してよ。」
「あの話?」
「ほら、久喜の話。」
「アレは社長にオッケー貰わないと…。」
「ん?何の話だい?」
杏仁豆腐を食べてほっぺたが落ちてる社長。
この人にもう少し警戒心を持たせるには、私は妻としてどう教育して行けばいいですのだろう。
「ほら、埼玉を散歩していたら、石塚英彦みたいな人が踊ってたって話。」
「ああ。三丸おじさんか。」
「みつまるおじさん?」
さぁ南さんの顔に、大きなクエスチョンマークが浮かび出した。
「大したことじゃないよ。たまたま埼玉の幸手に用があったんで、どのルートで行こうかなぁって、グーグルマップを眺めていたら、旧日光街道が現道に細かく分離しちゃ合流している様子が見えたんだ。その分離した旧道を調べて見たら、結構古い建物が残っている事に気がついた。だったら見に行こうと決めた訳だ。」
「祝日だったので、秘書の私もノコノコついて行った訳だ。」
仲良いわね。
お姉ちゃんがぼそっと呟いた。
いや、私はただ事務所に顔出したら、たまたま出かけようとしていた社長を捕まえただけで。
ってそうか。
私達も側から見たら、そう見えるのか。
私が社長の側に居る事なんか当たり前だから、もう何とも思わなくなってた。
「んでま、2人してのんびり散策しながら杉戸町や幸手の宿場町の跡を歩いていたら、突然石塚英彦に話しかけられた訳だ。」
「…何でホンジャマカと先生が知り合いなのよ。…この先生の事だから普通に有り得そうだけど。」
「勿論本物じゃないよ。ウチの祖父と大喧嘩して行方不明になってた、僕の叔父だよ。身長180センチ体重130キロで、見た目が丸々石ちゃんだったから、理沙くんが街中で固まってしまったくらい似てたんだ。」
社長の叔父さんって言う事は、お義父さんの弟にあたる方で、つまりはお義父さんを虐め抜いた祖父さんの息子な訳で。
つまり自分の次男に縁を切られた親子関係ってどうなんだろう。
そして、家族の元から姿を消して丸々10年以上になった訳だけど、それだけの時を経て「瑞稀か?」といきなり話しかけられる社長と、「あれ?三丸さん?」って直ぐ返した社長の記憶力というか、この2人の関係性ってなんなんだろう。
瞬時に頭の中を、色々なことがぐるぐる駆け回っていると、これまた不思議な事に繋がっていくのでした。
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