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瀬戸井街道
まぁ、こんな日も
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「もう少し日数をくれたら、いつものスニーカーをプレゼント出来たんだけどなぁ。」
社長が、私とお姉ちゃんの、いつもの取材用シューズ(リーボックのジグ)を眺めてぶつぶつ言い出した。
「あのね。お父さんとお母さんの足のサイズなんか、娘の私だって知らないわよ。」
「お母さんが一昨年虫垂炎で入院した時に、下着を買って行ったから、そっちのサイズはわかるけど。」
「お姉ちゃん。社長にどれだけのお母さんの個人情報を漏らす気なの?」
「ん?サイズってS・M・Lじゃないのかい?」
「おいおい。」
昭和か?
アンタはもう少し、私(婚約者)に興味を持つべきだぞ。
私の下着、時々洗ってくれてるじゃないか。
…ブラジャー専用の洗濯ボール(なんとクス玉みたいに開くボールの中にブラを入れると言う、割玉型の形崩れしようがないアイデア?商品)と、ワコールから女性下着専用の洗剤を買ってくれた。
…Amazonで。
前もそうだけど、社長は私の下着(の洗濯)に関しては、知識が無い分黙ってても色々買ってくれるのだ。
…Amazonで。
まぁ、実店舗が何処なのかは、男性にはわからないだろうけど。
マツキヨをウロチョロする社長は、可愛いけど見たくないし、想像もしたくない。
って言うか、婚約者に下着を洗わせる女。
おんとし19歳。
婚約者に、あれこれ気を遣わせる馬鹿嫁。
大学1年生。
あ、でも社長はサイズとカップの違いは知ってたな。
それは男性にしては珍しいかも。
トップとアンダーの差がどうたらこうたらって。
………
「浅沼慎太郎って人と仕事した事があってね。舞台劇の演出と声優をやってる人。」
「またニッチなところから引っ張って来たね。」
「僕もたまぁに舞台人だからね。面倒くさいから演出なんか死んでもしたくないけど。」
「瑞稀さんが死んだら、貴方に私の人生を全振りしている私が困るので、演出だけはやらないでね。」
「理沙くん。君の想いが重いよう。」
「あ、交通事故駄洒落だね。」
…でも最近私もお義母さんに、社長の信頼が重いよぅって泣き声吐いたばかりだったような。
いつのまにか、重たい夫婦になりつつある私達。
重たくなり過ぎて心中とかしないように、毎日を明るく楽しく幸せに生きないと。
まぁ、蜷川なんとかさん曰く、演出家なんかドSじゃないと気持ちが保たないそうですし。
どちらかと言えばM気質な社長に務まるわけがない。
「で、まぁ浅沼慎太郎で検索して引っかかったソフトを片っ端から買ってみた。」
「倉庫に新品同然のアニメコーナーがあるアレね。売れば良いのに。」
「縁だからね。ウチは収納スペースには事欠かないんだから、まぁ良いじゃん。」
「まぁねぇ。」
そう言われたら、反論のしようがない。
ソフトも収納スペースも、全部社長の財産だ。
「で、買い揃えたソフトの中に、''生徒会役員共''ってアニメがあった。少年マガジンで連載されていた4コマ漫画がアニメ化されたものだな。」
ええと、Wiki Wiki。
生徒会役員共。
2007年から2021年まで連載。
アニメは2010年から2014年放送か。
私が小学生の頃じゃないの。
知ってる訳ないか。
「で、アニメの宣伝として、ネットラジオってのがある。声優はギャラが安いから発売元の会社が制作すれば、更に予算が必要なくなるわけ。まぁファンアイテムだね。CDにすればまた売れる。」
「あぁね。ああいうのってソフトが売れて初めて儲けが出る様なビジネス体系だっけ。」
「原作は、下ネタばかり言う女子高生が大量に出て来て、真面目な男子生徒が振り回されるって作品なんだけど。」
「はぁ。」
「当然、ラジオも女性声優がメインの下ネタ三昧な訳だ。」
「あの?その話、まだ続くの?」
「そのラジオの中で、浅沼慎太郎がブラのカップとかがわからないって話をして、共演の女性声優が寄って集ってカップの説明をし始めてしまい、時々、女性の方がピー音は入らないけど度を超えた説明をして、聞いていた浅沼慎太郎が困り果てるって回があった。」
「あぁ。確かにバストカップの説明をいやらしくなく説明するって難しいかも。」
って私のおっぱい見るなよ。
説明に困るから。
ついでに言うと、女だって下ネタ言うし、もしかしたら男の下ネタよりエゲツないかも知れない。
何しろ私達には下ネタ「そのもの」が、自分の身体に付いてるし。
「その会話で、カップってなんなのか、僕も知った。」
「そのひと言の為に、長ったらしく下ネタ漫画の説明をしたんかい!」
「因みに女性用ナプキンの付け方は、一本木蛮って人の漫画で知った。」
「ウガァ!」
馬鹿下ネタをやめない社長の耳たぶ(弱点)を甘噛みして黙らせたった。
あぁ、こんな馬鹿なやりとりを書いたのは、私と言う、社長のエロ奴隷寸前の開けっぴろげな女が隣にいても、社長(男性)は私(女性)のことを何も知らない、知ろうとしないってわからしめるためだ。
わかりましたね。社長。
なんならいくらでも教えてあげるから、わからない事はなんでも私に聞こう!
さあ、三点リーダーいれて、章変えよう。
………
「大丈夫じゃないかなぁ。お父さんたら、先生とこんな日を迎える事を考えてたみたい。ほら、お母さんと靴がお揃いだよ。」
今は里見公園を離れて、江戸川沿いの道を私達から少し離れた前を歩いている。
ってか、社長と話し合いたいから今日を企画したんじゃないの?お父さん。
「NIKEのショップ行って、ウォーキングに1番適したシューズを選んでもらったみたい。お母さんたら、久しぶりにお父さんにプレゼントしてもらっちゃったって喜んでたし。」
「と言う訳で、社長。あの仲良し2人に気を回す事自体無意味みたいですよ。」
「そうかい。」
考えてみたら、あの北村薫さんとの対談で聞いた「正解」を、この3人で辿ったんだよね。
しかも劇中内で主人公の「私」は、この「私」と同級生の筈。
彼女は文学部の大学生として学び、芥川龍之介で卒業論文を書いて、出版社に就職して社会に出て、最新刊では主婦として奮闘している。
まるで「私」は「私」じゃん。
ただ違うのは、私にはもう連れ合い(最新刊・太宰治の辞書の中で、私が夫をこう表現している。子供が出来ているのに恥ずかしいらしい)がいて、私の未来は連れ合いに捧げると決まって(決めて)いる事だ。
社長はね。
「理沙くんは、理沙くんのやりたい事をやって良いんだよ。」
って言うけど、やっぱり私は妻であり母になりたいと思う。
何しろ私の周りには、尊敬できるお母さんが2人もいるんだから。
今のお母さんの歳になって、私は瑞稀さんからいただいたプレゼントに感激出来る大人になっているだろうか。
2人のお母さんは、お父さんを大切にしているけど、私もきちんと瑞稀さんを大切にしてるだろうか。
というか、瑞稀さんに捨てられてないよな?私。
★ ★ ★
「私もいい歳なんですが、結構歩けるものですね。普段の通勤だと階段なんか滅多に使わないから運動不足の自覚はあったんですが。」
「歩くって言うのは、生物の活動の基本ですから、健常な方でしたら歩き方を知っていますし。何より歩くって事は、どんなにスキルが豊富な人であっても1番経験値を積んでいる行動ですから。僕らは歩き方を最初から知ってるんです。」
社長が私とお姉ちゃんに小声で、お父さんに歩くスピードを落とさせる様に言って来た。
歩き始めからの距離と時間は大したことない。
里見公園を出版して、まだ北総線の高架を潜ったくらいだから、普段のお母さんなら、買い物なんかで普通に歩いている距離だろう。
ただ、これからは野菊の墓文学碑に向かう為の、かなり険しい坂になる。
なるほど。
お母さんの普段を知らない社長には、お母さんに無理はさせたくないのか。
前に3人で歩いた時も、あの坂は結構きつかったし。
木更津駅の私みたいな体たらくにする訳にはいかないか。
お母さんは、社長が私の婚約者だって知ってるからね。
で、私達はお母さんを呼んで、「山茶花」とわかっているのに、道端で咲いている花を指差して、「お母さん。この花なぁに?」と質問する、お母さんのガーデニング趣味を娘姉妹で擽ろう作戦に出ることにした。
こうやって時々止まって、ちょっとしゃがんだりすることは、ストレッチに繋がっていくのです。
これ、大学卒業して2年経つのに、未だに体育会系なお姉ちゃんの豆知識。
社長は何も考えないでタッタカタッタカ歩いて行って、ハンガーノックを起こす似非体育会系の馬鹿者だけど。
(私が散々叱ったので、最近はきちんと休息を取ってくれる様になった。無理して歩かなきゃならない、この''脇''が齎した、数少ない素晴らしい事象だ。)
で、母と娘が盛んに立ち止まる様になったので、お父さんが社長に話しかけるしかなくなった。
って言うかさ、お父さんが社長と話したくて今日のウォーキング会を企画したんだよね?
なんでモジモジしてるの?
社長が困ってるよ?
社長が、私とお姉ちゃんの、いつもの取材用シューズ(リーボックのジグ)を眺めてぶつぶつ言い出した。
「あのね。お父さんとお母さんの足のサイズなんか、娘の私だって知らないわよ。」
「お母さんが一昨年虫垂炎で入院した時に、下着を買って行ったから、そっちのサイズはわかるけど。」
「お姉ちゃん。社長にどれだけのお母さんの個人情報を漏らす気なの?」
「ん?サイズってS・M・Lじゃないのかい?」
「おいおい。」
昭和か?
アンタはもう少し、私(婚約者)に興味を持つべきだぞ。
私の下着、時々洗ってくれてるじゃないか。
…ブラジャー専用の洗濯ボール(なんとクス玉みたいに開くボールの中にブラを入れると言う、割玉型の形崩れしようがないアイデア?商品)と、ワコールから女性下着専用の洗剤を買ってくれた。
…Amazonで。
前もそうだけど、社長は私の下着(の洗濯)に関しては、知識が無い分黙ってても色々買ってくれるのだ。
…Amazonで。
まぁ、実店舗が何処なのかは、男性にはわからないだろうけど。
マツキヨをウロチョロする社長は、可愛いけど見たくないし、想像もしたくない。
って言うか、婚約者に下着を洗わせる女。
おんとし19歳。
婚約者に、あれこれ気を遣わせる馬鹿嫁。
大学1年生。
あ、でも社長はサイズとカップの違いは知ってたな。
それは男性にしては珍しいかも。
トップとアンダーの差がどうたらこうたらって。
………
「浅沼慎太郎って人と仕事した事があってね。舞台劇の演出と声優をやってる人。」
「またニッチなところから引っ張って来たね。」
「僕もたまぁに舞台人だからね。面倒くさいから演出なんか死んでもしたくないけど。」
「瑞稀さんが死んだら、貴方に私の人生を全振りしている私が困るので、演出だけはやらないでね。」
「理沙くん。君の想いが重いよう。」
「あ、交通事故駄洒落だね。」
…でも最近私もお義母さんに、社長の信頼が重いよぅって泣き声吐いたばかりだったような。
いつのまにか、重たい夫婦になりつつある私達。
重たくなり過ぎて心中とかしないように、毎日を明るく楽しく幸せに生きないと。
まぁ、蜷川なんとかさん曰く、演出家なんかドSじゃないと気持ちが保たないそうですし。
どちらかと言えばM気質な社長に務まるわけがない。
「で、まぁ浅沼慎太郎で検索して引っかかったソフトを片っ端から買ってみた。」
「倉庫に新品同然のアニメコーナーがあるアレね。売れば良いのに。」
「縁だからね。ウチは収納スペースには事欠かないんだから、まぁ良いじゃん。」
「まぁねぇ。」
そう言われたら、反論のしようがない。
ソフトも収納スペースも、全部社長の財産だ。
「で、買い揃えたソフトの中に、''生徒会役員共''ってアニメがあった。少年マガジンで連載されていた4コマ漫画がアニメ化されたものだな。」
ええと、Wiki Wiki。
生徒会役員共。
2007年から2021年まで連載。
アニメは2010年から2014年放送か。
私が小学生の頃じゃないの。
知ってる訳ないか。
「で、アニメの宣伝として、ネットラジオってのがある。声優はギャラが安いから発売元の会社が制作すれば、更に予算が必要なくなるわけ。まぁファンアイテムだね。CDにすればまた売れる。」
「あぁね。ああいうのってソフトが売れて初めて儲けが出る様なビジネス体系だっけ。」
「原作は、下ネタばかり言う女子高生が大量に出て来て、真面目な男子生徒が振り回されるって作品なんだけど。」
「はぁ。」
「当然、ラジオも女性声優がメインの下ネタ三昧な訳だ。」
「あの?その話、まだ続くの?」
「そのラジオの中で、浅沼慎太郎がブラのカップとかがわからないって話をして、共演の女性声優が寄って集ってカップの説明をし始めてしまい、時々、女性の方がピー音は入らないけど度を超えた説明をして、聞いていた浅沼慎太郎が困り果てるって回があった。」
「あぁ。確かにバストカップの説明をいやらしくなく説明するって難しいかも。」
って私のおっぱい見るなよ。
説明に困るから。
ついでに言うと、女だって下ネタ言うし、もしかしたら男の下ネタよりエゲツないかも知れない。
何しろ私達には下ネタ「そのもの」が、自分の身体に付いてるし。
「その会話で、カップってなんなのか、僕も知った。」
「そのひと言の為に、長ったらしく下ネタ漫画の説明をしたんかい!」
「因みに女性用ナプキンの付け方は、一本木蛮って人の漫画で知った。」
「ウガァ!」
馬鹿下ネタをやめない社長の耳たぶ(弱点)を甘噛みして黙らせたった。
あぁ、こんな馬鹿なやりとりを書いたのは、私と言う、社長のエロ奴隷寸前の開けっぴろげな女が隣にいても、社長(男性)は私(女性)のことを何も知らない、知ろうとしないってわからしめるためだ。
わかりましたね。社長。
なんならいくらでも教えてあげるから、わからない事はなんでも私に聞こう!
さあ、三点リーダーいれて、章変えよう。
………
「大丈夫じゃないかなぁ。お父さんたら、先生とこんな日を迎える事を考えてたみたい。ほら、お母さんと靴がお揃いだよ。」
今は里見公園を離れて、江戸川沿いの道を私達から少し離れた前を歩いている。
ってか、社長と話し合いたいから今日を企画したんじゃないの?お父さん。
「NIKEのショップ行って、ウォーキングに1番適したシューズを選んでもらったみたい。お母さんたら、久しぶりにお父さんにプレゼントしてもらっちゃったって喜んでたし。」
「と言う訳で、社長。あの仲良し2人に気を回す事自体無意味みたいですよ。」
「そうかい。」
考えてみたら、あの北村薫さんとの対談で聞いた「正解」を、この3人で辿ったんだよね。
しかも劇中内で主人公の「私」は、この「私」と同級生の筈。
彼女は文学部の大学生として学び、芥川龍之介で卒業論文を書いて、出版社に就職して社会に出て、最新刊では主婦として奮闘している。
まるで「私」は「私」じゃん。
ただ違うのは、私にはもう連れ合い(最新刊・太宰治の辞書の中で、私が夫をこう表現している。子供が出来ているのに恥ずかしいらしい)がいて、私の未来は連れ合いに捧げると決まって(決めて)いる事だ。
社長はね。
「理沙くんは、理沙くんのやりたい事をやって良いんだよ。」
って言うけど、やっぱり私は妻であり母になりたいと思う。
何しろ私の周りには、尊敬できるお母さんが2人もいるんだから。
今のお母さんの歳になって、私は瑞稀さんからいただいたプレゼントに感激出来る大人になっているだろうか。
2人のお母さんは、お父さんを大切にしているけど、私もきちんと瑞稀さんを大切にしてるだろうか。
というか、瑞稀さんに捨てられてないよな?私。
★ ★ ★
「私もいい歳なんですが、結構歩けるものですね。普段の通勤だと階段なんか滅多に使わないから運動不足の自覚はあったんですが。」
「歩くって言うのは、生物の活動の基本ですから、健常な方でしたら歩き方を知っていますし。何より歩くって事は、どんなにスキルが豊富な人であっても1番経験値を積んでいる行動ですから。僕らは歩き方を最初から知ってるんです。」
社長が私とお姉ちゃんに小声で、お父さんに歩くスピードを落とさせる様に言って来た。
歩き始めからの距離と時間は大したことない。
里見公園を出版して、まだ北総線の高架を潜ったくらいだから、普段のお母さんなら、買い物なんかで普通に歩いている距離だろう。
ただ、これからは野菊の墓文学碑に向かう為の、かなり険しい坂になる。
なるほど。
お母さんの普段を知らない社長には、お母さんに無理はさせたくないのか。
前に3人で歩いた時も、あの坂は結構きつかったし。
木更津駅の私みたいな体たらくにする訳にはいかないか。
お母さんは、社長が私の婚約者だって知ってるからね。
で、私達はお母さんを呼んで、「山茶花」とわかっているのに、道端で咲いている花を指差して、「お母さん。この花なぁに?」と質問する、お母さんのガーデニング趣味を娘姉妹で擽ろう作戦に出ることにした。
こうやって時々止まって、ちょっとしゃがんだりすることは、ストレッチに繋がっていくのです。
これ、大学卒業して2年経つのに、未だに体育会系なお姉ちゃんの豆知識。
社長は何も考えないでタッタカタッタカ歩いて行って、ハンガーノックを起こす似非体育会系の馬鹿者だけど。
(私が散々叱ったので、最近はきちんと休息を取ってくれる様になった。無理して歩かなきゃならない、この''脇''が齎した、数少ない素晴らしい事象だ。)
で、母と娘が盛んに立ち止まる様になったので、お父さんが社長に話しかけるしかなくなった。
って言うかさ、お父さんが社長と話したくて今日のウォーキング会を企画したんだよね?
なんでモジモジしてるの?
社長が困ってるよ?
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