転生-Transmigration-

キネロ

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とりあえずやってみるか

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本日1話目
今日は1話しか投稿できないかも
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???サイド
私は今日王都の外にある
お気に入りの場所から数人の護衛と一緒に帰っていた。

「姫様、体は大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫よ。あなた達こそずっと歩いてるけど
大丈夫なの?」
「お気遣い感謝します。
私たちは常日頃から鍛えて
おりますので大丈夫です」
「そう、もうちょっとで王都だから頑張ってね」
「「「「はい!」」」」

なんて頼もしい護衛達なのかしら
もうちょっとで王都に着く
帰ったら何をしようかしら
そう思っていた時

「そこの綺麗な馬車!止まれ!」

突然現れた何者かに
呼び止められた

「何者だ!」
「見ての通り盗賊だよ。
あり金全部置いていけば命まではとらねぇよ」
「盗賊風情に渡すものなどないに決まっているだろうが!」
「そうか、なら死ね」

そう言って盗賊は護衛の一人の
首をはねた

「全員姫様を守れ!」
「「「はっ!」」」
「お前ら全員殺っちまえ!」
「「「「「おう!」」」」」

二人のリーダーの声で
殺し合いが始まった
だが多勢に無勢護衛4人に対して
盗賊は10人以上戦況はあきらか
だった

「お前ら馬車の中の姫様を
引っ張り出せ!」

数人の盗賊が馬車の中に乗り込んできた

「おら、出てこいよ姫様」
「離してください!」
「いいから出てこいって言ってんだろうが!」

盗賊の一人が私の手を掴み強引に引っ張り出した

「(お願い誰か助けて!)」
「女の子に対して男数人は
ちょっとひどいんじゃないか?」

その声と同時に私の目の前に
黒髪の青年が現れ男達を
吹っ飛ばした
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輝サイド
「おい、大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫です。ありがとうございます。えっとあなたは?」
「俺は闇月 輝。あっ、こっちでは
アキラ ヤミツキになるのかな?」
「アキラさんですか」
「アキラでいいよ。それより馬車の中に入っときなよ。その中の方が安全だと思うし」
「わかりました」

そう言ってその女性は馬車の中に入って行った

「行くぞマリナ」
「あぁ」

マリナに一声かけ目の前にいる
10人以上の盗賊に目をやった

「なんだガキ?俺たちとやろうっていうのか?」
「一応そのつもりだが」
「笑える冗談だぜ。横にいる銀髪の姉ちゃんをこっちにやったら命まではとらないでおくぜ?」
「いやだと行ったら?」
「その時は二人仲良く
あの世行きだ!」

そういうと盗賊達全員が一斉に
襲いかかってきた

「死ねや!」

盗賊の一人がマリナに襲いかかるがマリナは手を顔の前に出し
何かブツブツとしゃべっている

「穿て!フレイムランス!」
「ぐは!」

マリナがそういうと目の前に長さ30cmほどの火の槍が現れ
盗賊の一人に命中した

「すげぇ。今のが魔法か!」
「何をしている!お前も早く
戦わんか!」
「すまん!よしやるか!」

マリナだけに戦わせるわけには
いかない

「よそ見してんじゃねぇーぞ!」
「ご忠告ありがと!」

突如後ろから現れた男が
剣を振り下ろしてきたんだが
でかい声を喋ってくれたおかげで
後ろに蹴りを一発きめて対処
してやった。声を出さなければ
よかったのに。
そういえばよく小説で魔法は
イメージが大切とか言ってたな
ちょっとやってみるか!

「マリナ!ちょっと離れてくれ
一つやってみたいことがある!」
「わかった」

そういうとマリナはジャンプして
後ろに下がった

「おい女!逃げるんじゃねぇ!」
「逃げはせんさ」
「逃げねぇんなら相手しろ!」
「いいぞ。お前が生きていたら」
「なに?」

よし。準備はできた
あとは実行するだけだ

「凍れ全てのものよ
   命あるものは全て凍るだろう
   溶けることのない氷に
   その中で永遠に
   氷の地獄に殺されろ!
   永遠氷結地獄-コキュートス-」

唱え終わると盗賊達は巨大な
氷に閉じ込められた
それにしてもイメージが
大事だとは言ってたけどちょっと
やりすぎたかも

「おいアキラ!なんだあれは!?
あんな魔法見たことも聞いた
こともないぞ!」

だって目の前に大きな氷の山が
突然現れたんだもん
そういえばこの世界に氷の魔法は
ないんだっけ!?
やっちまったー!
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