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48話
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ルリサイド
怖い…知らない人の声がする。
私は耳をすませてじっと聞き耳を立てていた。
すると、途中からマナトの声で爆弾…そう聞こえた気がして…また私は震えだす。
助けて…お願い…
刑事さんは私に質問をし私はそれに答える…
すると、生年月日を聞かれて私が答えようとするとマナトが言った。
M「1992.05.01だよ…。」
違う…それは私の誕生日じゃない。
なんでマナトはそんな嘘を刑事さんについたの!?
私はその理由が全く分からなかった…
すると、奥の方から聞こえたんだ…大好きな人の叫び声が…
J「だ……!!ルリの誕生日は1992.01.05だ!」
そう…私の誕生日は1992年1月5日。
ジユ…私の誕生日知ってたんだ…
*「ジユ…?ジユそこにいるの!?」
H「ルリさん!本当の生年月日は1992.01.05なんだね!?」
*「はい…。」
大好きな人の声を聞いた安心感からか私の目から涙が溢れ出した。
涙で歪む真っ黒な扉がゆっくりと開いた。
H「ルリさんで間違いないですね?」
*「はい…。」
H「今、保護しました。」
刑事さんだと思われる1人の男性が私に近づいてそっとジャケットをかけてくれた。
H「行きましょう。」
*「ジユは…今、ジユが居ましたよね!?」
H「ここは危険だ…とりあえず外へ!」
そう言って私はその刑事さんに支えられながら階段を上がると…
マナトが色白の男性に取り押さえられている姿が見えた。
H「吉川さん、さすがですね?」
Y「当たり前だろ?」
あ…この声…さっきの刑事さんだ…
そして、少し離れた所でジユが倒れ込んでいる。
*「ジユ!!ジユ!!」
私は支えてくれていた刑事さんの手を離しジユの元へと走って行った。
*「ジユ!?ジユ!!」
ジユは苦しそうな顔をして胸を押さえている。
Y「こいつ、連れて行け…」
刑事さんが他の捜査官の人に手錠のされたマナトを引き渡した。
すると、マナトは私を見つめてこう言った。
M「全部、ルリのせいだよ…」
マナトは笑いながらその言葉を残し消えていった。
Y「大丈夫か?お前…あんな無茶して…だから車にいろって言ったのに…」
荒い呼吸で虚ろな目をしたジユを見てその刑事さんが言った。
*「あの、この子病気なんです!早く…早く救急車を!!」
Y「おい、大丈夫か!?長谷部、救急車!!」
H「もう、呼びましたよ。」
私はジユを抱きしめて息がしやすいように背中をさすろうとする。
Y「ダメだ!横に寝かせよう。」
刑事さんがそう言って横に寝かせようとした瞬間…
ジユが今までに聞いた事のないようなうめき声をあげ胸を押さえてうずくまる。
J「ぅゔぅ……ゔぅぅ…」
*「ジユ!!ジユ!!」
すると、ジユは力なく…倒れ込んだ。
*「いやぁぁぁぁあぁぁあ………!!」
刑事さんがジユの元に近寄り胸に耳をあてた。
すると、刑事さんがお互い目配せをした。
Y「長谷部…救急車が来るまで心臓マッサージだ…」
H「はい。」
そう言って、私を支えてくれていた刑事さんがジユの胸を力強く押している。
やだ…嘘でしょ…ねぇ…ジユお願い目を開けてよ…
私がジユに触れようとすると刑事さんに止められた。
Y「やめろ!!あんたはこいつを生かしたいのか?それとも殺したいのか?どっちだ!」
*「…い…生かしたいです…」
Y「じゃ、触んじゃねぇよ!!そっちで大人しく座って祈ってろ…こいつが助かるように…」
嘘でしょ…ヤダよ…ジユ…
私は震える体で必死に祈った…
お願い…ジユを助けて…
私は首元にある白詰草のネックレスを握り締めながら祈った。
つづく
怖い…知らない人の声がする。
私は耳をすませてじっと聞き耳を立てていた。
すると、途中からマナトの声で爆弾…そう聞こえた気がして…また私は震えだす。
助けて…お願い…
刑事さんは私に質問をし私はそれに答える…
すると、生年月日を聞かれて私が答えようとするとマナトが言った。
M「1992.05.01だよ…。」
違う…それは私の誕生日じゃない。
なんでマナトはそんな嘘を刑事さんについたの!?
私はその理由が全く分からなかった…
すると、奥の方から聞こえたんだ…大好きな人の叫び声が…
J「だ……!!ルリの誕生日は1992.01.05だ!」
そう…私の誕生日は1992年1月5日。
ジユ…私の誕生日知ってたんだ…
*「ジユ…?ジユそこにいるの!?」
H「ルリさん!本当の生年月日は1992.01.05なんだね!?」
*「はい…。」
大好きな人の声を聞いた安心感からか私の目から涙が溢れ出した。
涙で歪む真っ黒な扉がゆっくりと開いた。
H「ルリさんで間違いないですね?」
*「はい…。」
H「今、保護しました。」
刑事さんだと思われる1人の男性が私に近づいてそっとジャケットをかけてくれた。
H「行きましょう。」
*「ジユは…今、ジユが居ましたよね!?」
H「ここは危険だ…とりあえず外へ!」
そう言って私はその刑事さんに支えられながら階段を上がると…
マナトが色白の男性に取り押さえられている姿が見えた。
H「吉川さん、さすがですね?」
Y「当たり前だろ?」
あ…この声…さっきの刑事さんだ…
そして、少し離れた所でジユが倒れ込んでいる。
*「ジユ!!ジユ!!」
私は支えてくれていた刑事さんの手を離しジユの元へと走って行った。
*「ジユ!?ジユ!!」
ジユは苦しそうな顔をして胸を押さえている。
Y「こいつ、連れて行け…」
刑事さんが他の捜査官の人に手錠のされたマナトを引き渡した。
すると、マナトは私を見つめてこう言った。
M「全部、ルリのせいだよ…」
マナトは笑いながらその言葉を残し消えていった。
Y「大丈夫か?お前…あんな無茶して…だから車にいろって言ったのに…」
荒い呼吸で虚ろな目をしたジユを見てその刑事さんが言った。
*「あの、この子病気なんです!早く…早く救急車を!!」
Y「おい、大丈夫か!?長谷部、救急車!!」
H「もう、呼びましたよ。」
私はジユを抱きしめて息がしやすいように背中をさすろうとする。
Y「ダメだ!横に寝かせよう。」
刑事さんがそう言って横に寝かせようとした瞬間…
ジユが今までに聞いた事のないようなうめき声をあげ胸を押さえてうずくまる。
J「ぅゔぅ……ゔぅぅ…」
*「ジユ!!ジユ!!」
すると、ジユは力なく…倒れ込んだ。
*「いやぁぁぁぁあぁぁあ………!!」
刑事さんがジユの元に近寄り胸に耳をあてた。
すると、刑事さんがお互い目配せをした。
Y「長谷部…救急車が来るまで心臓マッサージだ…」
H「はい。」
そう言って、私を支えてくれていた刑事さんがジユの胸を力強く押している。
やだ…嘘でしょ…ねぇ…ジユお願い目を開けてよ…
私がジユに触れようとすると刑事さんに止められた。
Y「やめろ!!あんたはこいつを生かしたいのか?それとも殺したいのか?どっちだ!」
*「…い…生かしたいです…」
Y「じゃ、触んじゃねぇよ!!そっちで大人しく座って祈ってろ…こいつが助かるように…」
嘘でしょ…ヤダよ…ジユ…
私は震える体で必死に祈った…
お願い…ジユを助けて…
私は首元にある白詰草のネックレスを握り締めながら祈った。
つづく
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