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58話
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私は頭を下げる会長を止めた。
*「いえ…お話してくださって本当にありがとうございます。血縁関係のない私たち姉弟を面倒見てくださってた事は事実です心より感謝しています。私にとっての父は…お父さんだけですので…どんな事情があったとしても私に注がれた愛を本物だと信じてます。
母には…どんな境遇だったとしても弟をあんな目に遭わせた罪をしっかり償ってもらってもらうつもりです。でも、トモキが事故の後すぐ…父はまた、トモキを自分の籍に入れようとしてると聞いたのですが…?」
会「トモキがウチの病院に運ばれたあと…あいつはルリを心配して君たちの家を訪れた。そこにはもう、ルリはいなくて荒れ放題になっていた家をみて…あいつはトモキの目が覚めてもあの家にはもう、帰せないそう思いせめて、大学院を卒業するまではウチの家で生活させるために準備していたんだよ。」
*「そうだったんですね…」
会「ルリのことも探していたみたいだけどなかなかキミを見つける事ができなかった。まさか、自分の息子の元にいるとはあいつも思いもしなかっただろうね…?…ルリ…うちの孫ジユのこと…よろしく頼んだよ?」
そう言って会長は申し訳なさそうな顔をして立ち上がり、私に優しく微笑んで中へと戻って行った。
私は立ち上がり会長にお辞儀をして…しばらく空を眺めた。
私が中に戻るとジユが慌てた様子で私の元へと近づいてきた。
J「ルリ、どこ行ってたの?探したよ?大丈夫?」
ジユは私の涙の跡を親指でなぞりながら言った。
*「うん…会長と話ししてた。お父さんさ…私はともかく…トモキと血の繋がりがない事も全部、知ってたんだって…なのにあんなに大切に大事に愛してくれた…やっぱり私…そんなお父さんが大好きだよ……」
また、溢れ出す涙にジユは優しく微笑み私をぎゅっと抱きしめる。
J「うん。そうだね。親父もちゃんと側にいるってさ。ほら、ここにちゃんと親父いるから…大丈夫…大丈夫だよ…。」
そう言って自分の左胸に私の耳を当てて私の髪を撫でるジユ。
その話し方が本当にお父さんみたいで心が温かくなり、私はまた、白詰草のネックレスに触れた。
*「ジユはきっと、優しくて温かいパパになるだろうね?」
私が涙を拭きながら言うとジユは私の顔を覗き込む。
J「じゃ、ルリは慌てん坊で泣き虫なママになってるね?」
ジユはそう言って私の頬に流れる涙を親指で拭う。
*「…え?」
J「…ん?」
ジユはイタズラに笑うと、私たちは思わず目を合わせて…お互い笑い合った。
つづく
*「いえ…お話してくださって本当にありがとうございます。血縁関係のない私たち姉弟を面倒見てくださってた事は事実です心より感謝しています。私にとっての父は…お父さんだけですので…どんな事情があったとしても私に注がれた愛を本物だと信じてます。
母には…どんな境遇だったとしても弟をあんな目に遭わせた罪をしっかり償ってもらってもらうつもりです。でも、トモキが事故の後すぐ…父はまた、トモキを自分の籍に入れようとしてると聞いたのですが…?」
会「トモキがウチの病院に運ばれたあと…あいつはルリを心配して君たちの家を訪れた。そこにはもう、ルリはいなくて荒れ放題になっていた家をみて…あいつはトモキの目が覚めてもあの家にはもう、帰せないそう思いせめて、大学院を卒業するまではウチの家で生活させるために準備していたんだよ。」
*「そうだったんですね…」
会「ルリのことも探していたみたいだけどなかなかキミを見つける事ができなかった。まさか、自分の息子の元にいるとはあいつも思いもしなかっただろうね…?…ルリ…うちの孫ジユのこと…よろしく頼んだよ?」
そう言って会長は申し訳なさそうな顔をして立ち上がり、私に優しく微笑んで中へと戻って行った。
私は立ち上がり会長にお辞儀をして…しばらく空を眺めた。
私が中に戻るとジユが慌てた様子で私の元へと近づいてきた。
J「ルリ、どこ行ってたの?探したよ?大丈夫?」
ジユは私の涙の跡を親指でなぞりながら言った。
*「うん…会長と話ししてた。お父さんさ…私はともかく…トモキと血の繋がりがない事も全部、知ってたんだって…なのにあんなに大切に大事に愛してくれた…やっぱり私…そんなお父さんが大好きだよ……」
また、溢れ出す涙にジユは優しく微笑み私をぎゅっと抱きしめる。
J「うん。そうだね。親父もちゃんと側にいるってさ。ほら、ここにちゃんと親父いるから…大丈夫…大丈夫だよ…。」
そう言って自分の左胸に私の耳を当てて私の髪を撫でるジユ。
その話し方が本当にお父さんみたいで心が温かくなり、私はまた、白詰草のネックレスに触れた。
*「ジユはきっと、優しくて温かいパパになるだろうね?」
私が涙を拭きながら言うとジユは私の顔を覗き込む。
J「じゃ、ルリは慌てん坊で泣き虫なママになってるね?」
ジユはそう言って私の頬に流れる涙を親指で拭う。
*「…え?」
J「…ん?」
ジユはイタズラに笑うと、私たちは思わず目を合わせて…お互い笑い合った。
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