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26話
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ジュンセside
いつの間に眠ってしまったのだろうか?
心地よい倦怠感のなか眠りと目覚めの隙間を彷徨っていると、突然…チアの悲鳴が聞こえて俺は飛び起きた。
作業室を見渡しても俺の胸の中で眠ったはずのチアはそこにはおらず、慌ててリビングと繋がるベッドルームへと向かうと、チアが涙を流しながらチビを抱きしめていた。
J「チア…どうした?」
C「チビちゃんが…チビちゃんが…!!」
チアが取り乱しながらそう叫ぶと、チアの腕の中にいるチビの様子がおかしい。
驚いた俺はチアとチビの元に駆け寄り、チアごとチビを抱きしめるとチビはニコッと笑いその笑顔はとても幸せそうな顔をしていた。
J「チビ……?」
俺がそう声を掛けるとチビは小さな手を俺に伸ばし俺はその手を握る。
「とうちゃんも…ちゃあちゃんも…だいしゅき……ぼくのせいで…とうちゃんとちゃあちゃんがケンカして…はなればなれになって…ごめんね……」
J「チビ……び…病院に行こう!!」
俺はチビの言っている言葉も理解できる余裕もなくただ、必死で…泣きじゃくりながらチビを抱きしめているチアを立ち上がらせようとするとチビが言った。
「大好きなとうちゃんとちゃあちゃんと…ちょっとだけいっしょにいれて…ぼく…しあわせだったよ…ぼくは天国にかえっちゃうけど…ぼくのこと…わすれないで……ずっととうちゃんとぉ…ちゃあちゃんはいっしょにいてね…」
チビは優しい笑顔を見せながらポロっと目尻から涙をこぼした。
俺はそれをみて固まる。
C「チビちゃん……?もしかして…やっぱりチビちゃんは…あのチビちゃんなの?」
J「…?チア?」
俺はチアの言っている事が理解できず、チビとチアの顔を交互に見ると2人のその泣き顔はとてもよく似ていた。
「ちゃあちゃん…やっとぼくのこときづいてくれた…もう泣かないで…ちゃあちゃんにはとうちゃんがいるからだいじょうぶ…ちゃあちゃん、ぼくを愛してくれてありがとう……ずっとだいしゅきだよ。」
チビは涙ながらにそう言うとニコッと微笑んだ。
すると、チビの身体は薄れていき存在がいまにも消えそうに揺らいでいる。
J「チビ!!」
C「やだ…!!だめだめ!!行かないでチビちゃん!!お願い!!チビちゃん!!」
「ちゃあちゃん…だいしゅ……」
C「いやぁぁぁあぁぁあ!!!!」
そう泣き叫んだチアの声も虚しく…
チビは笑顔を俺たちに残したまま黄金に光り……
…消えた。
J「ウソ…だろ……」
俺たちの目の前で起きた出来事が信じらず、チアの腕の中を見つめてもそこにいたはずのチビはもういない。
泣き崩れるチアを抱きしめる事しかできない俺は微かに震えていて、呆然としたまま俺たちは涙が枯れるまで涙を流した。
チアは泣き疲れ俺の腕の中で眠りに落ちたが…それでも涙を流し微かに震えている。
また、俺はチアを泣かせてしまった。
何も知らず幼かった俺はあの日、俺たちの愛の結晶である天使を失ったチアの悲しみに寄り添うことすら出来なかった。
今の俺はチアのこの悲しみに寄り添いこの涙を止めてあげる事が出来るのだろうか…?
そう思いながらチアの頬に流れる涙を指で拭うとゆっくりとチアはまぶたを開けた。
J「チア……」
チアは俺からゆっくりと離れ立ち上がり、チビの着替えが置いてある場所に行き、その服を胸に当て抱きしめるとまた、声を上げて泣く。
J「……チア……」
掛ける言葉が見つからず、俺はその背中を見つめることしか出来ず、自分の無力さを感じ、チアは力なくその場にしゃがみ込むと俺はやり場のない気持ちをぶつけるように頭を掻きながら下を向く。
すると…突然、チアの泣き声がピタッと止まり俺は顔をあげた。
C「チア……これ……」
涙をぽろぽろと流しながらチアが振り返り、俺に見せたのはチビが俺の元に来たときに身につけていたリュック。
J「あぁ…それはチビが来たときに持ってたリュックで…」
そう言うとチアは俺の言葉を最後まで聞く前にリュックを開け中からチヤアに似たキャラクターのぬいぐるみと俺とチアが映る写真を見つけてまた、涙を流す。
J「チア……」
思わず俺がチアに駆け寄り、チアを抱きしめるとチアは嗚咽混じりに言った。
C「チビちゃんは…やっぱりチビちゃんだったんだよ…」
J「え?それ…どういう…意味?」
C「チビちゃんは…あの日失ってしまった私たちの子供……」
チアは俺のシャツをギュッと掴み、チビのリュックの中に入っていたぬいぐるみと写真を俺に見せる。
C「このぬいぐるみは…あの日…私のお腹の中にいた私たちの子供の為だけに私が手縫いで作ったぬいぐるみ…この写真はあの子が天国に行っても一人で寂しくないようにジュンセとよく行った公園であの子のためにこのぬいぐるみと一緒に燃やした写真なの…!!チビちゃんは…!!ジュンセと誰かの子じゃなくて!チビちゃんは天国から来たジュンセと私との子供だったんだよ!!!!」
チアの言葉に俺は呆然として涙が溢れるだけで言葉が見つからない。
天国に行ってしまったはずの俺とチアの子供が…俺たちの元に?
そんな事…あるわけ…
C「私たちのこと心配して来てくれたんだよ…チビちゃんは自分のせいで私たちが別れたと思って…私たちの元に来てくれたんだよ…!!」
チアは呆然とする俺をギュッと抱きしめると俺は初めて声を上げて…泣いた。
つづく
いつの間に眠ってしまったのだろうか?
心地よい倦怠感のなか眠りと目覚めの隙間を彷徨っていると、突然…チアの悲鳴が聞こえて俺は飛び起きた。
作業室を見渡しても俺の胸の中で眠ったはずのチアはそこにはおらず、慌ててリビングと繋がるベッドルームへと向かうと、チアが涙を流しながらチビを抱きしめていた。
J「チア…どうした?」
C「チビちゃんが…チビちゃんが…!!」
チアが取り乱しながらそう叫ぶと、チアの腕の中にいるチビの様子がおかしい。
驚いた俺はチアとチビの元に駆け寄り、チアごとチビを抱きしめるとチビはニコッと笑いその笑顔はとても幸せそうな顔をしていた。
J「チビ……?」
俺がそう声を掛けるとチビは小さな手を俺に伸ばし俺はその手を握る。
「とうちゃんも…ちゃあちゃんも…だいしゅき……ぼくのせいで…とうちゃんとちゃあちゃんがケンカして…はなればなれになって…ごめんね……」
J「チビ……び…病院に行こう!!」
俺はチビの言っている言葉も理解できる余裕もなくただ、必死で…泣きじゃくりながらチビを抱きしめているチアを立ち上がらせようとするとチビが言った。
「大好きなとうちゃんとちゃあちゃんと…ちょっとだけいっしょにいれて…ぼく…しあわせだったよ…ぼくは天国にかえっちゃうけど…ぼくのこと…わすれないで……ずっととうちゃんとぉ…ちゃあちゃんはいっしょにいてね…」
チビは優しい笑顔を見せながらポロっと目尻から涙をこぼした。
俺はそれをみて固まる。
C「チビちゃん……?もしかして…やっぱりチビちゃんは…あのチビちゃんなの?」
J「…?チア?」
俺はチアの言っている事が理解できず、チビとチアの顔を交互に見ると2人のその泣き顔はとてもよく似ていた。
「ちゃあちゃん…やっとぼくのこときづいてくれた…もう泣かないで…ちゃあちゃんにはとうちゃんがいるからだいじょうぶ…ちゃあちゃん、ぼくを愛してくれてありがとう……ずっとだいしゅきだよ。」
チビは涙ながらにそう言うとニコッと微笑んだ。
すると、チビの身体は薄れていき存在がいまにも消えそうに揺らいでいる。
J「チビ!!」
C「やだ…!!だめだめ!!行かないでチビちゃん!!お願い!!チビちゃん!!」
「ちゃあちゃん…だいしゅ……」
C「いやぁぁぁあぁぁあ!!!!」
そう泣き叫んだチアの声も虚しく…
チビは笑顔を俺たちに残したまま黄金に光り……
…消えた。
J「ウソ…だろ……」
俺たちの目の前で起きた出来事が信じらず、チアの腕の中を見つめてもそこにいたはずのチビはもういない。
泣き崩れるチアを抱きしめる事しかできない俺は微かに震えていて、呆然としたまま俺たちは涙が枯れるまで涙を流した。
チアは泣き疲れ俺の腕の中で眠りに落ちたが…それでも涙を流し微かに震えている。
また、俺はチアを泣かせてしまった。
何も知らず幼かった俺はあの日、俺たちの愛の結晶である天使を失ったチアの悲しみに寄り添うことすら出来なかった。
今の俺はチアのこの悲しみに寄り添いこの涙を止めてあげる事が出来るのだろうか…?
そう思いながらチアの頬に流れる涙を指で拭うとゆっくりとチアはまぶたを開けた。
J「チア……」
チアは俺からゆっくりと離れ立ち上がり、チビの着替えが置いてある場所に行き、その服を胸に当て抱きしめるとまた、声を上げて泣く。
J「……チア……」
掛ける言葉が見つからず、俺はその背中を見つめることしか出来ず、自分の無力さを感じ、チアは力なくその場にしゃがみ込むと俺はやり場のない気持ちをぶつけるように頭を掻きながら下を向く。
すると…突然、チアの泣き声がピタッと止まり俺は顔をあげた。
C「チア……これ……」
涙をぽろぽろと流しながらチアが振り返り、俺に見せたのはチビが俺の元に来たときに身につけていたリュック。
J「あぁ…それはチビが来たときに持ってたリュックで…」
そう言うとチアは俺の言葉を最後まで聞く前にリュックを開け中からチヤアに似たキャラクターのぬいぐるみと俺とチアが映る写真を見つけてまた、涙を流す。
J「チア……」
思わず俺がチアに駆け寄り、チアを抱きしめるとチアは嗚咽混じりに言った。
C「チビちゃんは…やっぱりチビちゃんだったんだよ…」
J「え?それ…どういう…意味?」
C「チビちゃんは…あの日失ってしまった私たちの子供……」
チアは俺のシャツをギュッと掴み、チビのリュックの中に入っていたぬいぐるみと写真を俺に見せる。
C「このぬいぐるみは…あの日…私のお腹の中にいた私たちの子供の為だけに私が手縫いで作ったぬいぐるみ…この写真はあの子が天国に行っても一人で寂しくないようにジュンセとよく行った公園であの子のためにこのぬいぐるみと一緒に燃やした写真なの…!!チビちゃんは…!!ジュンセと誰かの子じゃなくて!チビちゃんは天国から来たジュンセと私との子供だったんだよ!!!!」
チアの言葉に俺は呆然として涙が溢れるだけで言葉が見つからない。
天国に行ってしまったはずの俺とチアの子供が…俺たちの元に?
そんな事…あるわけ…
C「私たちのこと心配して来てくれたんだよ…チビちゃんは自分のせいで私たちが別れたと思って…私たちの元に来てくれたんだよ…!!」
チアは呆然とする俺をギュッと抱きしめると俺は初めて声を上げて…泣いた。
つづく
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