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第二章
日記
しおりを挟む20xx年 5/21
私は長年追い求めていたウイルスを遂に発見する。人間の体内で38度以上で爆発的に増える。やった!これで長年私を馬鹿にしていた学会のやつらを見返せるぞ!この様に増殖するウイルスを私は見た事がない。驚きだ。
今日は長年研究を支えてくれた助手と乾杯しよう
妻にも久しぶりに花を買って帰ろうと思う
5/22
二日酔いで目が覚める。妻は久々に上機嫌だ。朝ごはんと弁当を作ってくれた。今日はレポートをまとめなければならないので研究室に篭る。助手が遅れてくる
昨日酒を飲みすぎたのだろう。しょうがない奴め
5/23
研究の出資者側から連絡が入る。どうやらここの研究をまだ発表はせず暫く秘密裏に続けて欲しいとの事。早く学会の連中の鼻を明かしたかったが研究費はいくらでも出すと言うので渋々と了承した。
5/24
出資者側から研究員が送られてきた。愛想がない連中だ。まぁ私は研究が続けられたら文句はないので菌の研究を続けた。
5/25
新しいラボを用意したからそちらに移る様にとの指示
古い研究所は思い入れもあったが丁度手狭になって来たところだ。それに新しいラボは設備も新しいらしいので楽しみだ
5/26
新しいラボに移る。急な移動だったのであまり私物は持ってこれなかったがまぁいい。居住環境を用意したからここに住めと言う。妻に暫く単身赴任になる旨を電話で伝える。急な連絡に妻は苛立っていた。
当然だ。私も流石に腹を立てた。本当に出資者連中は傲慢だ
5/27
新しいラボは予想以上に素晴らしい。装備は最新で研究者も各地から優秀な人材が集められているようだ。
外に出たいと言う研究者と警備が揉めている。
何かあったのだろうか。
5/28
ラボの外に厳重な警備が付いた。外と行き来するにも毎回面倒な手続きを踏まなければならなくなった。
まぁそんなに外に出る方ではないが少し息苦しさを感じる。
6/2
やっと自室に戻ってこれた。働き詰めで倒れそうだ。
奴ら明らかに何か企んでいる。食事も配膳制になる。
私はこっそり持って来ていたカップラーメンを夜中に掻き込んだ。
6/20
助手が倒れた。どこかへ運ばれて行ったきり帰ってこない。大丈夫であろうか
6/27
やつら常軌を逸している。外との連絡が取れない。これでは軟禁状態だ。家族が心配だ。
7/10
助手が戻ってくる。しかし何も話してくれない。
何はともあれ無事でよかった。
7/17
今日は警備が少ない。何かあったのだろうか。私は警備の眼を掻い潜って何人かの研究者と接触しこの施設の異常性について話し合った
7/26
もう研究室で夜を明かすのも慣れてしまった。自室に戻れるのも月に何回かで日記もあまりつけなくなってしまった
8/15
このまま研究成果が出なければ研究費を打ち切ると上がいってきた。そんな数ヶ月で成果が出るわけがない相変わらず無茶苦茶だ。
8/23
日中夜監視されながら働いているので日付の感覚がなくなって来た。陽の光を浴びたい
9/20
遂に最新の設備と優秀な人材によってウイルスがカルシウムに強く反応する事がわかった。この発見は異例のスピードだ。こんなウイルスは見た事がない。私は素直に喜んだ。
10/23
どうやらこのウイルスは進化しているようだ。
連中は研究を続ければ家に帰してやるといって来た。やつらはいつも傲慢だ
11/27
研究者数人と集まり脱走計画を企てる。流石に私も我慢の限界だ。サンプルを持ち出して世間に公表する。そうすればやつらがいかに汚いやり口を使うかも暴かれるだろう。助手も誘ったが断られた。
12/10
クリスマスに脱走を実行する事にした。警備も手薄になる。今にみてろよ政府のやつらめ!
ーウエストテック社のある研究員の日記より
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