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閑話休題2
⑤当の本人
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あの兄様たちとレオナくんが仲良くしてくれていた後、みんなでお茶をした。
チェスとかいう最近広まり始めたものもしてみたよ。
僕にはさっぱりだったけど、また今度教えてくれるって!!
ちなみに今は夕飯前に湯浴みをしようとしていて、ウィネスに抱っこされながら一緒に移動中!
兄さまは後から合流するんだ!
「それでね、ドアが開いていたの!
だから、ぼくはここにみんないる!って分かったんだよ!
ドアを閉め忘れちゃうなんて兄様たちったらお茶目さんよね…。
恥ずかしかったのは、レオナくんがぼくのことをいっぱい話しちゃうこと!
やめてやめて!って止めに行こうとしたら、リコスさんに止められちゃってね、恥ずかしいがいっぱいだったの…それからぁ!」
「はいはい、楽しかったんだな?
それは十分伝わってるからゆっくりでいいぞ?
それと、もう脱衣所着いてるからね?気づいてなかったでしょ?」
「はわわ、もう!?すんごく早く感じた!」
「だろうと思った。ほれ、バンザイ」
「ばんざーい!!今日はウィネスも入る?一緒に入ろうよ」
「仕方ねぇな、入ってやるよ」
「ほんと!!嬉しい!
いっつもお洋服着たまま、湯船の外で見てるから寂しかったんだよ?」
「そうか、お風呂でゆっくり話の続き聞かせてな?」
「もちろん!」
まあ元気に話していたのはいいが、湯に浸かると
「ふわぁ……ぽかぽかだねぇ…ねむたくなるねぇ…
うぃねすもねむたい…?」
まあ、案の定こうなるとは思ってた。
ヴィンスたち、早く来ねぇと寝ちまうぞ…?
あいつら絶対夕飯までは寝かせてあげるからな…
「うーん、そこそこかなぁ…温まってきたからちょっと眠いかも。
ほら、お風呂で寝ると危ないから。
湯冷めする前にお風呂出るよ?」
「兄様たちが…いないもん。」
「ここで待ってるのと、夕飯までベッドで一眠りどっちがいい?」
「んん…寝たい…」
「だろ?ヴィンスたちには言っておくから。
ほら、上がるよ」
いい子に腕の中に収まり、僕の胸に頭を預けるランスはとっても可愛い。
今にも寝息が聞こえてきそう。
「ありがとぉ…うぃねす…」
「いいよ、ほら、足上げて」
ランスは僕の肩に手を置き、ゆっくり足をあげて着衣に協力してくれる。
眠かったし、お話してたしで今日は着衣の手伝いすんなりさせてもらえたな…
いつもだったらしっかりしてるから、させてもらえないもんな…
「はい、完成。僕も服着るからちょっと待ってて」
「はぁい、」
その時、丁度ヴィンスたちが入ってきた。
「あれ、今日は短めだったね?」
「おう、ランスが眠そうだったから。
しっかり温まってから出てきたからその点は安心しろ」
「ありがとな」
僕たちが話している後ろでは、メルとフランが、ランスを優しく抱っこして、お風呂気持ちよかったね?ねんねしな…と寝かせていた。ありがたい。
そのおかげもあってか、ランスはすぐに眠りにつき、僕らはお先に部屋へ戻り、ランスをベッドに寝かしつけた。
後1時間ぐらいかな、ゆっくりおやすみ。
そっと頬にキスをした。
-----------------------------
「ウィネス助かった。ありがと」
メルが先に帰ってきたみたいだ。
バーネット家はみんなお風呂が好きみたい。
基本長風呂。メルはランスが気になったのかもね?
「全然。ゆっくり温まれたか?」
「あぁ、やっぱ風呂はいいね。」
その後、ヴィンスとフランも帰ってきた。
「ランスはレオナとやらとお前らがすごく仲がいいと思ってるらしいぜ?
ドアが開いていたのも、お茶目さんって言ってたし、」
はぁぁ…と深いため息が聞こえてきた。
「当の本人は鈍感ですよ、お兄様方?
恋は難しいって言うし、せいぜい頑張りなさい?」
当の本人はむにゃむにゃと美味しい夕飯を夢に見て、幸せそうに眠るのであった。
チェスとかいう最近広まり始めたものもしてみたよ。
僕にはさっぱりだったけど、また今度教えてくれるって!!
ちなみに今は夕飯前に湯浴みをしようとしていて、ウィネスに抱っこされながら一緒に移動中!
兄さまは後から合流するんだ!
「それでね、ドアが開いていたの!
だから、ぼくはここにみんないる!って分かったんだよ!
ドアを閉め忘れちゃうなんて兄様たちったらお茶目さんよね…。
恥ずかしかったのは、レオナくんがぼくのことをいっぱい話しちゃうこと!
やめてやめて!って止めに行こうとしたら、リコスさんに止められちゃってね、恥ずかしいがいっぱいだったの…それからぁ!」
「はいはい、楽しかったんだな?
それは十分伝わってるからゆっくりでいいぞ?
それと、もう脱衣所着いてるからね?気づいてなかったでしょ?」
「はわわ、もう!?すんごく早く感じた!」
「だろうと思った。ほれ、バンザイ」
「ばんざーい!!今日はウィネスも入る?一緒に入ろうよ」
「仕方ねぇな、入ってやるよ」
「ほんと!!嬉しい!
いっつもお洋服着たまま、湯船の外で見てるから寂しかったんだよ?」
「そうか、お風呂でゆっくり話の続き聞かせてな?」
「もちろん!」
まあ元気に話していたのはいいが、湯に浸かると
「ふわぁ……ぽかぽかだねぇ…ねむたくなるねぇ…
うぃねすもねむたい…?」
まあ、案の定こうなるとは思ってた。
ヴィンスたち、早く来ねぇと寝ちまうぞ…?
あいつら絶対夕飯までは寝かせてあげるからな…
「うーん、そこそこかなぁ…温まってきたからちょっと眠いかも。
ほら、お風呂で寝ると危ないから。
湯冷めする前にお風呂出るよ?」
「兄様たちが…いないもん。」
「ここで待ってるのと、夕飯までベッドで一眠りどっちがいい?」
「んん…寝たい…」
「だろ?ヴィンスたちには言っておくから。
ほら、上がるよ」
いい子に腕の中に収まり、僕の胸に頭を預けるランスはとっても可愛い。
今にも寝息が聞こえてきそう。
「ありがとぉ…うぃねす…」
「いいよ、ほら、足上げて」
ランスは僕の肩に手を置き、ゆっくり足をあげて着衣に協力してくれる。
眠かったし、お話してたしで今日は着衣の手伝いすんなりさせてもらえたな…
いつもだったらしっかりしてるから、させてもらえないもんな…
「はい、完成。僕も服着るからちょっと待ってて」
「はぁい、」
その時、丁度ヴィンスたちが入ってきた。
「あれ、今日は短めだったね?」
「おう、ランスが眠そうだったから。
しっかり温まってから出てきたからその点は安心しろ」
「ありがとな」
僕たちが話している後ろでは、メルとフランが、ランスを優しく抱っこして、お風呂気持ちよかったね?ねんねしな…と寝かせていた。ありがたい。
そのおかげもあってか、ランスはすぐに眠りにつき、僕らはお先に部屋へ戻り、ランスをベッドに寝かしつけた。
後1時間ぐらいかな、ゆっくりおやすみ。
そっと頬にキスをした。
-----------------------------
「ウィネス助かった。ありがと」
メルが先に帰ってきたみたいだ。
バーネット家はみんなお風呂が好きみたい。
基本長風呂。メルはランスが気になったのかもね?
「全然。ゆっくり温まれたか?」
「あぁ、やっぱ風呂はいいね。」
その後、ヴィンスとフランも帰ってきた。
「ランスはレオナとやらとお前らがすごく仲がいいと思ってるらしいぜ?
ドアが開いていたのも、お茶目さんって言ってたし、」
はぁぁ…と深いため息が聞こえてきた。
「当の本人は鈍感ですよ、お兄様方?
恋は難しいって言うし、せいぜい頑張りなさい?」
当の本人はむにゃむにゃと美味しい夕飯を夢に見て、幸せそうに眠るのであった。
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