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150・ケモ耳+ショタ+BL=?
しおりを挟む「むむぅ、まだ休戦を受け入れられないの
かニャ?」
バクシア獣王国、首都・ミゲイル―――
その王城の中で王姫・ヒルデガルドが、
渋面を作る。
「反対とは申しておりませぬ」
「ただ、拙速ではないかと申し上げて
おります」
「突然の方針転換は、国民も納得
しかねるかと……」
ネコ耳の王姫に対し、犬耳・狐耳・
ウサギ耳の重鎮と思しき女性たちが
両目を閉じながら涼しい顔で答える。
「うぬうぅう~……
だから、抜け駆けのように勝手に交渉へ
出掛けたのは、悪いと思っているニャ」
さすがに王姫自ら出向いたのは、
臣下たちも良い顔は出来ないようで、
「別にそれは問題視しておりませぬ」
「『自分らだけイイ思いしてきやがって
このヤロウ』とか、微塵も思って
いません」
「『せめて2・3人は連れ帰って、みんなで
分けるべきだった』なんてちっとも」
別種族のオスがいたら、発情させる
薬を使って手籠めにする―――
それはいわば獣人族のお約束のような
ものであり、
その使用そのものは別に非難するような
事では無かったが、不満はオスを確保
出来なかった彼女に向けられていた。
「だーかーらー!!
それについては悪かったと言ってるニャ!
それもこれもガド帝国と休戦すれば、
用意してもらえると思うニャ!
だからさっさと同意しろって
言っているニャ!!」
バクシア獣王国は、その種族のトップ同士、
家族ぐるみの付き合いである事が多く、
彼女たちは姉妹同然に育ってきたので、
少しくだけると、一気に友達同士の
会話のようになってしまっていた。
「まーまー。
でもここは考えようですよ、
ヒルデガルド様」
「ん? どういう事ニャ?」
犬耳の女性に彼女は聞き返すと、
「これはめったにないチャンス……
という事です」
「この機会に、『可能な限りの支援』を
あのエルフ族に取り付けたのですから、
多少の無茶は聞くというもの」
続けての狐耳・ウサギ耳の女性の言葉に、
ヒルデガルドは首を横に振り、
「あちきは、エルフ族の技術と実力を
嫌というほど見せつけられたニャ。
ここで下手に機嫌を損ねるのは、
得策ではないと思うニャ」
実際は、すでにこの城の地下を始め、
首都・ミゲイル他、獣王国各地に
『ゲート』を備えた分院を作って
もらっており、
さらにナースステーション経由で、
お互いの顔を見ながらの遠隔交渉も
出来る事から、
その実力差は骨身に染みて理解していた。
「いえ、こちらはあの『動く絵』を
見せられておりますので」
「あれだけの技術があるのであれば、
他も―――
逆立ちしたって勝てる可能性は
無いと思われます」
彼女たちの言い分にヒルデガルドは
首を傾げ、
「ん?
では何をしようというのだニャ?」
その質問に、犬耳・狐耳・ウサギ耳他、
周囲の各種族トップも集まるように
彼女に迫り、
「PVがありましたよね……
そして、あれに出ていた男の子たちは
人間が耳やシッポを付けただけとも」
「そしてあの『えろどうが』総集編と―――
さらに『いめーじびでお』なるもの……」
「ですがそれは、普通の人間の姿の絵で
ございました」
ジリジリと言いながら迫ってくる女性陣に、
「お、お前らは何が言いたいのニャ?」
ヒルデガルドは玉座に背中を押し付ける
ようにして聞くと、
「人間が我々のような耳やシッポを付けて、
あのような絵が出来るのであれば―――」
「『えろどうが』も『いめーじびでお』も、
耳とシッポを付けて出来るのでは!?
……という次第」
女性陣の言葉に、獣王国王姫はフー、と
大きく息を吐いて、
「……それがあれば、ガド帝国との休戦、
受け入れるニャ?」
彼女の言葉に、臣下たちはブンブンと
大きく振りかぶるようにうなずき、
「わかったニャ。
ヴァルマ殿に伝えるニャ」
そこで歓声が沸き起こり―――
バクシア獣王国の方針は決定した。
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