【完結】女性冒険者パーティーの愛玩少年記~ナースのお姉さんたちと一緒の世界に転生したボクは、 病院ごと彼女たちの癒し要員となる~

アンミン

文字の大きさ
175 / 200

175・フルコース03

しおりを挟む

『おぐっ!? うぅうっ♪
 お”っお”ひっ、お”お”お”っ!?

 あひぃんっ!! はひっ!!
 やっ、まっ、むぐぅうう~っ!!♪』

『あっ、ダメッ、動かないでっ!!
 おっお尻に響くっ、響いちゃうっ!!』

『ああっ、来るっ!!
 お腹にジンジン来ちゃうぅうっ!!』

そして、四つん這いにされたレーティアが
前と後ろから攻められているのを、

聖赤山せいせきざん病院のナースステーションで
モニター越しに見ている人影があった。

「……竜人族ドラゴニュートは通常の人間よりも、
 身体能力が高いという話だけれど……

 1時間どころか、30分ともたないんじゃ
 ないかしら……」

ヴァルマこと武田医師が、眼鏡をクイと
かけ直しながら画面に見入る。

「それは仕方ありませんよ」

「だって美少年2人がお尻にあんな物を
 付けたまま、前と後ろからズコバコ
 やってくれるんスよ?」

目がややキツめのワンレンロングの
金髪をした、白波瀬しらはせ看護師と、

ブラウンのツインテールをした小柄な
体格の、弥月みつき看護師が感想を語る。

「しかも2人とも、美少女と見間違える
 ほどの逸材いつざいなのである」

「しかも経験回数、4桁は下りません
 からね~。

 多少体力が上回っていたところで、
 女の喜ぶ場所を全て把握している
 男娼……

 新兵しんぺいの皮を被った歴戦れきせんの戦士ですもの~、
 そんなコに太刀打たちうちなんて出来るワケ
 ありませんわ~♪」

そして茶髪ロングストレートでやや
垂れ目の、校倉あぜくら看護師と、

長身で、胸の大きな銀髪ロングストレートの
和泉いずみ看護師が、勝利を確信するように話す。

するとその時、モニターの向こう側から、

『あ、あのっ。
 武田先生!』

『た、多分この人、もうダメかと』

と、蜜弥みつやとテオ、2人の少年が
伝えて来て、

『あっ、ひぃい……
 ふぁあ、はぁ、いっあ、あぁあ……』

見るとそこには、体をガクガクと痙攣けいれんさせる
竜人族の女性が―――

「……これは……
 ドクターストップね……

 すぐに聖赤山病院ここ搬送はんそうして……
 ちょうきょ……治療しなければ
 なりません……」

すると武田医師の下、医療スタッフである
彼女たちは立ち上がり、

「ではまず患者の容体チェック、
 それから―――」

「あ、みっちゃんたちのチェックも
 しないといけないッスね」

スタスタと白波瀬・弥月看護師が
部屋を出て、

「受け入れ体制はバッチリなのである!」

「カナン村のみっちゃんの兄弟分たちも
 スタンバイしていますし~、
 人数分の『入院部屋』も確保して
 ありますわ~♪」

校倉看護師と和泉看護師は、手持ちの
PCにデータを打ち込んでいく。

こうして、武田医師主導の下……
作戦は動き始めた。



「お待たせいたしました。
 次の方ー」

娼館『ブルーナイト』のお客様の
待機部屋で、レーティアの次の客が
呼ばれると―――

「あれ?
 やけに早くないか?
 それにレーティアは?」

すると呼びに来た女性職員は困ったような
顔になり、

「最初の方は、休憩室にいます。
 どうも途中でダウンしてしまった
 みたいでして。

 それにここは、お入りになるのと
 お帰りになる通路は異なっておりまして。
 どちらにしろ『終わった』お客様は、
 ここではなく休憩室に向かわれるんです」

それを聞いた竜人族たちは、『へー』、
『そういうものなのか』、『確かに
顔を合わせたら気まずいかもな』と、
妙に納得した表情になる。

もちろん事実は異なり……
蜜弥とテオにより戦闘不能とされた
レーティアは、『ゲート』で聖赤山病院に
移送されたのだが、それを彼女たちが
わかるはずもなく。

「じゃあ、次はあたいが行くよ」

そして次の『犠牲者』が、蜜弥とテオの
元へと向かった―――


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...