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一章 入学と探索者
迷宮探索 1-0
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前回のあらすじ
影山の名前は徹だった
教室に戻り、自己紹介......とは名ばかりのおしゃべりタイムになる。
皆、仲良くなった奴と話しているようで、クラスのあちらこちらで笑い声が聞こえる。
無論、俺も徹や司と仲良くなったといえばなったのだが、ここで話すようなヘマはしない。
なにがって?そりゃ、勇者組に隠れて探索者するってことだよ!
たぶんだけどあいつら、俺が一人で行くこと知ったら馬鹿にしてくるだろ!
そしてそのあと、階層マウント取ってくるんだぁ!
という理由から、基本学校でその話はしないこととなった。
ではなぜ、彼らと趣味の話をしないのか。
それは、こちら側というのを全面にだすと、女子は同類以外は話そうとも思わないのでは、という推測からだ。
せっかくの高校デビュー。俺の場合そっち側というのもばれていない可能性が高い。
あいつらは本を読んだり、汗吹くときにアニメキャラのやつ使ってたりして、隠す気がないようなので俺だけお願いして隠させてもらうことにした。
少しくらい女子にもてたいのも、仕方ないんじゃないかな!
俺は淡い願望を抱きながら、女子の会話に聞き耳を立ててみた。
しかし聞こえたのは天使の導ではなかった。
―――――天ノ川くん―――
――――勇気くん―――――
何処もかしこも彼でもちきりだった。
くっそ、時代は高身長イケメン男子か!
高校で彼女を作ることを早々にあきらめかけたとき、チャイムが鳴る。
俺は早く迷宮にもぐるべく、教室を一番乗りで駆け出す。
先生は、部活動紹介の後、教室に入るなりチャイムが鳴ったら解散と言い教室を出て行ったので、終礼なしだ。
自転車をこぎ、家に書類を取りに行く。
書類には昨晩、きちんと説明したうえで母親にサインをもらっている。
ちゃんと確認してから、それをカバンに入れると、自転車をこぎだす。
途中でコンビニによって、昼食と飲み物も忘れず用意しておく。
急いで探索者ギルドの受付に行く。
今日はまだだれも来ていないようだ。
一番乗りに少し喜びながら、書類を提出する。
数分後、受付の人がやってきて、何やらカードを渡された。どうやら個人識別用らしい。
ともかく、これで迷宮に潜れるわけだ。
門のほうに行くと、そこには重装備をしたおじさんが二人ほどたっていた。
片方はひげもじゃ、片方は高身長ダンディー。
ここは......ひげもじゃ行っとくか。
俺はひげもじゃの門番に、カードを見せる。
すると門番は、
「俺は羽場 里安だ。おぬし、今日初めて迷宮もぐるじゃろ、今日は一階層から上にはいってはならんぞ。」
装備もない、スキルもないし、自分から死にに行くような真似はしない。
俺は素直に
「了解しました」
と返しておいた。
するとおっちゃん......羽場さんは、
「じゃあ、行ってこい!」
大きな声をかけてくれた。
さて、いくか。
俺は目の前にある階段をのぼる。そこには、三年前、ニュースで見たものと同じものがあった。
―――――金色の輪っか
今は門などと呼ばれる、空中に浮かぶそれに。その奥に広がる別世界に。三年間。恋焦がれてきた。
そして今。 やっと、初めて。
その門を――――――
―――――――超えた。
影山の名前は徹だった
教室に戻り、自己紹介......とは名ばかりのおしゃべりタイムになる。
皆、仲良くなった奴と話しているようで、クラスのあちらこちらで笑い声が聞こえる。
無論、俺も徹や司と仲良くなったといえばなったのだが、ここで話すようなヘマはしない。
なにがって?そりゃ、勇者組に隠れて探索者するってことだよ!
たぶんだけどあいつら、俺が一人で行くこと知ったら馬鹿にしてくるだろ!
そしてそのあと、階層マウント取ってくるんだぁ!
という理由から、基本学校でその話はしないこととなった。
ではなぜ、彼らと趣味の話をしないのか。
それは、こちら側というのを全面にだすと、女子は同類以外は話そうとも思わないのでは、という推測からだ。
せっかくの高校デビュー。俺の場合そっち側というのもばれていない可能性が高い。
あいつらは本を読んだり、汗吹くときにアニメキャラのやつ使ってたりして、隠す気がないようなので俺だけお願いして隠させてもらうことにした。
少しくらい女子にもてたいのも、仕方ないんじゃないかな!
俺は淡い願望を抱きながら、女子の会話に聞き耳を立ててみた。
しかし聞こえたのは天使の導ではなかった。
―――――天ノ川くん―――
――――勇気くん―――――
何処もかしこも彼でもちきりだった。
くっそ、時代は高身長イケメン男子か!
高校で彼女を作ることを早々にあきらめかけたとき、チャイムが鳴る。
俺は早く迷宮にもぐるべく、教室を一番乗りで駆け出す。
先生は、部活動紹介の後、教室に入るなりチャイムが鳴ったら解散と言い教室を出て行ったので、終礼なしだ。
自転車をこぎ、家に書類を取りに行く。
書類には昨晩、きちんと説明したうえで母親にサインをもらっている。
ちゃんと確認してから、それをカバンに入れると、自転車をこぎだす。
途中でコンビニによって、昼食と飲み物も忘れず用意しておく。
急いで探索者ギルドの受付に行く。
今日はまだだれも来ていないようだ。
一番乗りに少し喜びながら、書類を提出する。
数分後、受付の人がやってきて、何やらカードを渡された。どうやら個人識別用らしい。
ともかく、これで迷宮に潜れるわけだ。
門のほうに行くと、そこには重装備をしたおじさんが二人ほどたっていた。
片方はひげもじゃ、片方は高身長ダンディー。
ここは......ひげもじゃ行っとくか。
俺はひげもじゃの門番に、カードを見せる。
すると門番は、
「俺は羽場 里安だ。おぬし、今日初めて迷宮もぐるじゃろ、今日は一階層から上にはいってはならんぞ。」
装備もない、スキルもないし、自分から死にに行くような真似はしない。
俺は素直に
「了解しました」
と返しておいた。
するとおっちゃん......羽場さんは、
「じゃあ、行ってこい!」
大きな声をかけてくれた。
さて、いくか。
俺は目の前にある階段をのぼる。そこには、三年前、ニュースで見たものと同じものがあった。
―――――金色の輪っか
今は門などと呼ばれる、空中に浮かぶそれに。その奥に広がる別世界に。三年間。恋焦がれてきた。
そして今。 やっと、初めて。
その門を――――――
―――――――超えた。
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