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三章 迷宮の洗礼
幕間 飯塚姉妹
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「たっだいまー......」
家に帰る。今日はいろいろあった。友達が実は探索者をしていることがわかったり、姉がその子をいいように使っていることが発覚したり......め、女神って言われたり......
容姿こそ優れていたが、その性格から今まで褒められることも少なかった。
容姿に加えて、成績も優秀な姉と比べられ、、性格は姉のほうが親しみやすい。
小学校から散々姉と比べられ、一緒にいても姉の周りにだけ人は寄ってきて、私の周りには誰も来ない。
ずっと、友達がいなかった。
けど、高校に入って、あの人たちの募集を聞いて、私も友達ができると思った。
けど、実際は魔法を組み立てるのに時間がかかるのに、確実に命中するわけではない、しかも当たっても近接職のほうが
威力がある。
彼らにはぼろぼろになるまで暴言を吐かれたし、天ノ川君も全然私のことを守ってくれなかった。
一人で魔法職なのに前線に立って、魔法を撃って、少しずつレベルを上げ、やっとのことで習得した魔眼。
私は習得するとき、心の底で思った。
もし、本心じゃなかったら、まだ一緒に行ってもいいのかな?
その願いが具現化したかのように、私の眼には正誤判定の能力が与えられた。
その目を起動させながら、恐る恐る、彼らのところへと行く。
魔眼が使えようと、増えたわけではない攻撃力。
やはり、みんなから暴言を吐かれる。
しかも、正誤判定はあるところにしか反応しない。
天ノ川君だけだ。嘘をついているのは。
私はパーティー脱退を告げると、走って自宅へ帰って泣きじゃくった。
それが、昨日の晩。
そして、今日、彼に会った。
興味本位で使った魔眼だが、彼の周りには膨大な魔力が漂っていた。
そして、酷使された魔力回路。
これだけ酷使されているだなんて、彼はどんな魔境を歩いているよ......
何はともあれ、このありさまで、探索者をしていないなんて嘘はつけまい。まぁ、嘘をついたところで私の魔眼で見破ってやる。
そう言って、彼と話し、いろいろあって、彼にあんな言葉をかけてもらえたわけだ。
しかも、正誤判定に反応はない。つまり、本心で。
その事実が、私の顔を赤くする。その言葉に、嘘偽りのないその言葉に、私の胸は満たされた。
幸福感に包まれながら、私は部屋のドアを開くと、服も脱がずに布団へとダイブした。
なんで、こんなに顔が熱くなって、彼にもう一度本心でお話ししたいと思うのだろう。
あぁ、これが。これが―――――
―――――これが、恋なのだろうか。
――――――――――――――――――――
―――――とか、思っているころかしら?
私が予知でこの未来を見ていたら、確実に阻止したであろうイベント。
しかし、気が付いたころには、魔眼を獲得していた。
そうなると後は、彼を見て、あのイベントへと。運命の強制力が、こうしろと囁くように、物事が、タイミングが、世界が、その一点へと収束するのだった。
紗耶香が、まさかあの子に惚れちゃうなんて。
予知では二年後をなぜか見ることができないが、一番最後のポイントでも、紗耶香は拓海と付き合うことすらできない、と出ている。
後は、そこに流れ着くための運命をどれだけ変えずに進めるか。
話しかけるタイミング一つ変わるだけで、イベントが発生するか否かが変わる。
未来とは、本来はそういう不安定なもののはずだ。
だから、これだけ干渉したのだから、彼が探索者を引退するなんて言う未来も、変わってもらわないと困るのだ。
紗耶香の未来はこのまま、だが拓海はこう、だなんて器用なことはできない。
だから、変えるか、変えないか、その判断に悩み、ああして中途半端なアドバイスしかできなかった。
彼が探索者を引退したら、私と彼の接点がなくなってしまう、それだけは避けないと。
いつの間にか、今までの関係が崩れ去るのを恐れていることに、彼女はまだ気が付いてはいなかった。
家に帰る。今日はいろいろあった。友達が実は探索者をしていることがわかったり、姉がその子をいいように使っていることが発覚したり......め、女神って言われたり......
容姿こそ優れていたが、その性格から今まで褒められることも少なかった。
容姿に加えて、成績も優秀な姉と比べられ、、性格は姉のほうが親しみやすい。
小学校から散々姉と比べられ、一緒にいても姉の周りにだけ人は寄ってきて、私の周りには誰も来ない。
ずっと、友達がいなかった。
けど、高校に入って、あの人たちの募集を聞いて、私も友達ができると思った。
けど、実際は魔法を組み立てるのに時間がかかるのに、確実に命中するわけではない、しかも当たっても近接職のほうが
威力がある。
彼らにはぼろぼろになるまで暴言を吐かれたし、天ノ川君も全然私のことを守ってくれなかった。
一人で魔法職なのに前線に立って、魔法を撃って、少しずつレベルを上げ、やっとのことで習得した魔眼。
私は習得するとき、心の底で思った。
もし、本心じゃなかったら、まだ一緒に行ってもいいのかな?
その願いが具現化したかのように、私の眼には正誤判定の能力が与えられた。
その目を起動させながら、恐る恐る、彼らのところへと行く。
魔眼が使えようと、増えたわけではない攻撃力。
やはり、みんなから暴言を吐かれる。
しかも、正誤判定はあるところにしか反応しない。
天ノ川君だけだ。嘘をついているのは。
私はパーティー脱退を告げると、走って自宅へ帰って泣きじゃくった。
それが、昨日の晩。
そして、今日、彼に会った。
興味本位で使った魔眼だが、彼の周りには膨大な魔力が漂っていた。
そして、酷使された魔力回路。
これだけ酷使されているだなんて、彼はどんな魔境を歩いているよ......
何はともあれ、このありさまで、探索者をしていないなんて嘘はつけまい。まぁ、嘘をついたところで私の魔眼で見破ってやる。
そう言って、彼と話し、いろいろあって、彼にあんな言葉をかけてもらえたわけだ。
しかも、正誤判定に反応はない。つまり、本心で。
その事実が、私の顔を赤くする。その言葉に、嘘偽りのないその言葉に、私の胸は満たされた。
幸福感に包まれながら、私は部屋のドアを開くと、服も脱がずに布団へとダイブした。
なんで、こんなに顔が熱くなって、彼にもう一度本心でお話ししたいと思うのだろう。
あぁ、これが。これが―――――
―――――これが、恋なのだろうか。
――――――――――――――――――――
―――――とか、思っているころかしら?
私が予知でこの未来を見ていたら、確実に阻止したであろうイベント。
しかし、気が付いたころには、魔眼を獲得していた。
そうなると後は、彼を見て、あのイベントへと。運命の強制力が、こうしろと囁くように、物事が、タイミングが、世界が、その一点へと収束するのだった。
紗耶香が、まさかあの子に惚れちゃうなんて。
予知では二年後をなぜか見ることができないが、一番最後のポイントでも、紗耶香は拓海と付き合うことすらできない、と出ている。
後は、そこに流れ着くための運命をどれだけ変えずに進めるか。
話しかけるタイミング一つ変わるだけで、イベントが発生するか否かが変わる。
未来とは、本来はそういう不安定なもののはずだ。
だから、これだけ干渉したのだから、彼が探索者を引退するなんて言う未来も、変わってもらわないと困るのだ。
紗耶香の未来はこのまま、だが拓海はこう、だなんて器用なことはできない。
だから、変えるか、変えないか、その判断に悩み、ああして中途半端なアドバイスしかできなかった。
彼が探索者を引退したら、私と彼の接点がなくなってしまう、それだけは避けないと。
いつの間にか、今までの関係が崩れ去るのを恐れていることに、彼女はまだ気が付いてはいなかった。
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