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六章 文化祭
迷宮探索6-1
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土曜日。迷宮都市にある傲慢の大迷宮は、本日も大盛況のようだ。
人混みに押しつぶされそうになった拓海は、素早くその塊から抜け出し、近くの街灯にもたれかかると、三人に連絡をする。
わりい、人混みがすごいから少し離れたところで待ってる。
そう連絡すると、二人からすぐに連絡が返ってきた。
会長は返事がないが、大丈夫だろうか......?
とか思っているうちに、二人が上から降ってくる。どうやら上から見下ろして探していたらしい。
「うっす」
「おはよぉ」
二人は準備万端のようだ。後は会長なのだが......
「遅くなったわね」
その声がしたので振り返る。
装備は何かおかしなところがあるわけではないオーソドックスなものを選んでいた。
ちっ、どこかおかしなところがあったら即突っ込んでやろうと思ってたのに。
そう思っていたら、後ろからひょこッと誰かの頭が飛び出した。
誰かと思いのぞき込むと、飯塚さんだった。
「飯塚さん、おはよ」
ここで男ども二人は「先に行ってる」と言い残して門へと向かっていった。なぜ俺を置いて先に行ってしまうのだ。
と男どもを眺めていると、飯塚さんが口を開く。
「紛らわしいから紗耶香でいいわよもう......それより、今日の迷宮探索、一緒に行くから」
とてもいつもの姿からは考えられないような小さな声で言った後、いつもの調子を取り戻して俺にそう報告する。
いきなりパーティーが一人半ば強引というか事後報告で増えた。
まぁ、パーティーを組めば経験値は分配されて少なくなるらしいが、一人ぐらいなら問題ないだろう。
この強引さは治らないな。とあきらめた俺はさっさと先に向かっていった徹と司を追うように迷宮の門へ向かっていく。
後ろからコツコツと音がしたかと思うと、会長が横に並んで歩いていた。しかし、飯塚さん.......紗耶香はまだ来ていない。
後ろを見ると、何かに驚いて顎が外れたのか、口を大きく開けて停止していた。
「どうした、行くぞ紗耶香」
そういうと、俺は門へと歩く。会長が横でふくれっ面しているが、なぜなのだろうか。俺には理由がわからない。
そしてタッタッと軽い音が後ろから近づいてくる。やがて追いついた紗耶香だが、顔を真っ赤にしてふくれっ面していた。もう片方も今同じ顔してた!と見比べる。こうやって見ると似てるなぁ。
両手に花という男なら誰しも憧れたことのあるであろう状況だが、両方の花が先ほどより悪化して不機嫌オーラをまき散らしていていきなりド修羅場という謎状況だ。解せぬ。
俺はこの空気から少しでも逃れられるようにと、速足で門へと向かったのだった。
「おぉ、ここが傲慢の大迷宮かぁ......」
俺がそう呼んでからその呼び名が定着したこの迷宮。俺が聞こえた声を真実だと信じる根拠は二つある。
一つは単純に大きな門の迷宮が世界に七つあるからだ。七つの大罪しか出てこないだろう。
そしてもう一つだが.....おっと、敵だ。
どうやら石のゴーレム一体のようで、俺が前に出て「やるよ」と言ったら皆後ろへと下がった。
エンカウントする。最近新しい文字習得していないな......幅持たせるためにも何か習得するか。
そんなことを考えながら、慣れ親しんだ魔弾を拳銃から射出し、一撃でコアだけを削り取る。
「いつ見てもその魔弾のセンスはさすがだと思うよぉ」
そう言ったのは司。腕を組みながらうんうんとしながら俺の腕をほめる。
「俺そんなにうまくはないだろう」
「いや、十分過ぎるわよ、普通の人はすぐ属性魔法に行くから、その誰でも使える魔弾って意外とだれも触らないのよ」
会長もどこから持ってきたか知らない情報を俺に教えてくれた。魔弾は十分なら、それをアシストする使い方のできる魔法文字を習得したいな。
考えながら戦闘を続行する。
とは言っても基本一体で歩いているゴーレムを倒すだけだ。二体になっても問題ない。
「そうだ、ボス戦行くか?」
そう、聞いてみる。レベル上げるならボスのほうが良いだろうし、それにこのままだと徹が暇で死にそうだ。
その提案をした瞬間に徹の顔に一気に生気が戻ってきたので選択は間違えていないだろう。
まぁ、この三人が賛同するかは別問題なのだが。
きっと「私には危険すぎるわ」とか言って断るであろう会長とか思っていたら、案外好意的な返答が三人から帰ってきた。
ならば、最近俺が(本当は双子座なのだが)が見つけたボス部屋、(たぶん中ボス)へと向かおう。
頭にこびりついた経路を歩いて行く。いつからかはわからないが双子座に記憶共有とかの能力も来てたみたいだな。一切気が付かなかった。気が付いたらそういえば記憶あるな、という感覚だった。
「ここだ。」
そうこうしているうちについた大きな扉の前。
「覚悟はいいか?」と目線でほかのメンツに確認をとると、皆頷いてくれた。これがパーティーだよね!一度やってみたかったんだ!
そう考えるていたが一度中断し、扉を開く。
そこに存在していたのは――――――
人混みに押しつぶされそうになった拓海は、素早くその塊から抜け出し、近くの街灯にもたれかかると、三人に連絡をする。
わりい、人混みがすごいから少し離れたところで待ってる。
そう連絡すると、二人からすぐに連絡が返ってきた。
会長は返事がないが、大丈夫だろうか......?
とか思っているうちに、二人が上から降ってくる。どうやら上から見下ろして探していたらしい。
「うっす」
「おはよぉ」
二人は準備万端のようだ。後は会長なのだが......
「遅くなったわね」
その声がしたので振り返る。
装備は何かおかしなところがあるわけではないオーソドックスなものを選んでいた。
ちっ、どこかおかしなところがあったら即突っ込んでやろうと思ってたのに。
そう思っていたら、後ろからひょこッと誰かの頭が飛び出した。
誰かと思いのぞき込むと、飯塚さんだった。
「飯塚さん、おはよ」
ここで男ども二人は「先に行ってる」と言い残して門へと向かっていった。なぜ俺を置いて先に行ってしまうのだ。
と男どもを眺めていると、飯塚さんが口を開く。
「紛らわしいから紗耶香でいいわよもう......それより、今日の迷宮探索、一緒に行くから」
とてもいつもの姿からは考えられないような小さな声で言った後、いつもの調子を取り戻して俺にそう報告する。
いきなりパーティーが一人半ば強引というか事後報告で増えた。
まぁ、パーティーを組めば経験値は分配されて少なくなるらしいが、一人ぐらいなら問題ないだろう。
この強引さは治らないな。とあきらめた俺はさっさと先に向かっていった徹と司を追うように迷宮の門へ向かっていく。
後ろからコツコツと音がしたかと思うと、会長が横に並んで歩いていた。しかし、飯塚さん.......紗耶香はまだ来ていない。
後ろを見ると、何かに驚いて顎が外れたのか、口を大きく開けて停止していた。
「どうした、行くぞ紗耶香」
そういうと、俺は門へと歩く。会長が横でふくれっ面しているが、なぜなのだろうか。俺には理由がわからない。
そしてタッタッと軽い音が後ろから近づいてくる。やがて追いついた紗耶香だが、顔を真っ赤にしてふくれっ面していた。もう片方も今同じ顔してた!と見比べる。こうやって見ると似てるなぁ。
両手に花という男なら誰しも憧れたことのあるであろう状況だが、両方の花が先ほどより悪化して不機嫌オーラをまき散らしていていきなりド修羅場という謎状況だ。解せぬ。
俺はこの空気から少しでも逃れられるようにと、速足で門へと向かったのだった。
「おぉ、ここが傲慢の大迷宮かぁ......」
俺がそう呼んでからその呼び名が定着したこの迷宮。俺が聞こえた声を真実だと信じる根拠は二つある。
一つは単純に大きな門の迷宮が世界に七つあるからだ。七つの大罪しか出てこないだろう。
そしてもう一つだが.....おっと、敵だ。
どうやら石のゴーレム一体のようで、俺が前に出て「やるよ」と言ったら皆後ろへと下がった。
エンカウントする。最近新しい文字習得していないな......幅持たせるためにも何か習得するか。
そんなことを考えながら、慣れ親しんだ魔弾を拳銃から射出し、一撃でコアだけを削り取る。
「いつ見てもその魔弾のセンスはさすがだと思うよぉ」
そう言ったのは司。腕を組みながらうんうんとしながら俺の腕をほめる。
「俺そんなにうまくはないだろう」
「いや、十分過ぎるわよ、普通の人はすぐ属性魔法に行くから、その誰でも使える魔弾って意外とだれも触らないのよ」
会長もどこから持ってきたか知らない情報を俺に教えてくれた。魔弾は十分なら、それをアシストする使い方のできる魔法文字を習得したいな。
考えながら戦闘を続行する。
とは言っても基本一体で歩いているゴーレムを倒すだけだ。二体になっても問題ない。
「そうだ、ボス戦行くか?」
そう、聞いてみる。レベル上げるならボスのほうが良いだろうし、それにこのままだと徹が暇で死にそうだ。
その提案をした瞬間に徹の顔に一気に生気が戻ってきたので選択は間違えていないだろう。
まぁ、この三人が賛同するかは別問題なのだが。
きっと「私には危険すぎるわ」とか言って断るであろう会長とか思っていたら、案外好意的な返答が三人から帰ってきた。
ならば、最近俺が(本当は双子座なのだが)が見つけたボス部屋、(たぶん中ボス)へと向かおう。
頭にこびりついた経路を歩いて行く。いつからかはわからないが双子座に記憶共有とかの能力も来てたみたいだな。一切気が付かなかった。気が付いたらそういえば記憶あるな、という感覚だった。
「ここだ。」
そうこうしているうちについた大きな扉の前。
「覚悟はいいか?」と目線でほかのメンツに確認をとると、皆頷いてくれた。これがパーティーだよね!一度やってみたかったんだ!
そう考えるていたが一度中断し、扉を開く。
そこに存在していたのは――――――
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