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第2話 ジャック君とミーナの故郷へ
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「さて、無事に学校から出れたし、これからどうする?」
ボクとミーナとジャック君は、奴らの顔を見ることなく無事に【ワルジール魔法学校】を出る事ができた。
そして今、ボク達は【クーデルカ王国】領の中で王都に近いとされ、さらに【ワルジール魔法学校】がある町【ファルランド】の噴水広場にて一息を入れていた。
そこで、これからの事を話しあう。
「まず、私とジャック君の故郷の町【オルクス】に向かおうよ。 そこで、暫く心を休めようと思うの」
「そうだな。 校長が急に変わってから、俺達もストレスが溜まってたしな」
「でも、いいの? ボクもそこに一緒に行くのは」
「アリスちゃんの故郷は、北の辺境の場所だよね? 遠すぎるから、ある程度近い場所に落ち着かせた方がいいよ。 両親にも連絡しやすいし」
「それもそっか……」
ボクの故郷は、ミーナの言うように北の辺境にあるため、【ファルランド】からはある程度近いとされるミーナとジャック君の故郷の町の【オルクス】で一息を入れる事を勧められた。
確かにボク自身は、何度かいじめらててるし、数回はトイレの邪魔されて行かせてもらえずに漏らしたからね。
その時の心のダメージを癒すにもその方がいいね。
「さて、そこでトイレを済ませてから町を出よう」
「うん」
話が決まった所で、ボク達は噴水広場付近にあるトイレで用を足してから町を出る。
この町に【ワルジール魔法学校】がある以上、長居はしたくないしね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「馬車代を奢ってくれてありがとうね、ミーナ」
「いいよいいよ。 私自身、アリスちゃんの力になってやれなかったし、そのお詫びだよ」
「しかし、丁度俺やミーナの故郷の【オルクス】へと向かう馬車が停まってたとはな。 運が良かったよ」
町の北側にある馬車の停留所に止まっている馬車に乗って、ボク達は北へと向かう。
この馬車の行き先は偶然にも二人の故郷の町【オルクス】だ。
しかし、ボクはお金を持っていなかったのだが、ミーナが馬車代を奢ってくれた。
ミーナ自身がボクの力になれなかった事へのお詫びらしいけど……。
「しかし、フリット校長の時代はあんなのじゃなかったんだけどな」
「そうだね。 アリスちゃんの努力も正当に評価されてたのにね」
「狂ったのは、フリスクが急に校長になってからだね。 本当に嫌になるよ……」
「初期魔力が高いからって、努力を怠ったらそれまでなのにな」
「だからこその【制約結界】なんでしょうね……。 呆れてしまうわ」
馬車の中で、ボクとミーナとジャック君は、ワルジール魔法学校の話を改めて切り出した。
そうなのだ。
ボクが入学した時は、まだフリットという人が校長を務めており、初期魔力が低かったボクでもちゃんと努力を評価してくれたのだ。
ところが、フリスクになってからは、努力なんて認める事はなかったのだ。
初期魔力が低くても、努力や鍛錬で魔力は成長するのにね。
フリスクは、【制約結界】を張ってでも、初期魔力が高い者こそ優秀だと、仕込ませたかったんだろうね。
「あ、そろそろ見えてくるよ」
「お、あの風車は間違いないな。 俺とミーナの故郷だ」
そんな話やその他の世間話をしながら、馬車に揺られて数時間。
ようやく町が見えてきたようだ。
ジャック君は、見えていた風車を見て、自分達の故郷の町の【オルクス】だと確信していた。
「アリスちゃんは、私の家でしばらく寝泊まりしてもいいよ」
「いいの?」
「うん。 事情は既に伝えてるから。 アリスちゃんの心の傷を癒しておかないと」
「ありがとう、ミーナ」
「じゃあ、俺は実家の帽子屋で、アリスさんのお袋さんに連絡しておくよ」
降りる準備をしながら、町に着いた場合についての話をする。
ボクは、心の傷が癒えるまでは、ミーナの家に寝泊まりする事となった。
馬車に乗った直後に、事情を話してくれたみたいだ。
あと、ジャック君も実家に行って、ボクのお母さん……聖魔女と呼ばれたイリス・パリカールに連絡してくれるみたいだ。
本当に二人には感謝しかないね。
さて、ボク達を乗せた馬車は、無事に二人の故郷の【オルクス】へと到着したのだった。
ボクとミーナとジャック君は、奴らの顔を見ることなく無事に【ワルジール魔法学校】を出る事ができた。
そして今、ボク達は【クーデルカ王国】領の中で王都に近いとされ、さらに【ワルジール魔法学校】がある町【ファルランド】の噴水広場にて一息を入れていた。
そこで、これからの事を話しあう。
「まず、私とジャック君の故郷の町【オルクス】に向かおうよ。 そこで、暫く心を休めようと思うの」
「そうだな。 校長が急に変わってから、俺達もストレスが溜まってたしな」
「でも、いいの? ボクもそこに一緒に行くのは」
「アリスちゃんの故郷は、北の辺境の場所だよね? 遠すぎるから、ある程度近い場所に落ち着かせた方がいいよ。 両親にも連絡しやすいし」
「それもそっか……」
ボクの故郷は、ミーナの言うように北の辺境にあるため、【ファルランド】からはある程度近いとされるミーナとジャック君の故郷の町の【オルクス】で一息を入れる事を勧められた。
確かにボク自身は、何度かいじめらててるし、数回はトイレの邪魔されて行かせてもらえずに漏らしたからね。
その時の心のダメージを癒すにもその方がいいね。
「さて、そこでトイレを済ませてから町を出よう」
「うん」
話が決まった所で、ボク達は噴水広場付近にあるトイレで用を足してから町を出る。
この町に【ワルジール魔法学校】がある以上、長居はしたくないしね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「馬車代を奢ってくれてありがとうね、ミーナ」
「いいよいいよ。 私自身、アリスちゃんの力になってやれなかったし、そのお詫びだよ」
「しかし、丁度俺やミーナの故郷の【オルクス】へと向かう馬車が停まってたとはな。 運が良かったよ」
町の北側にある馬車の停留所に止まっている馬車に乗って、ボク達は北へと向かう。
この馬車の行き先は偶然にも二人の故郷の町【オルクス】だ。
しかし、ボクはお金を持っていなかったのだが、ミーナが馬車代を奢ってくれた。
ミーナ自身がボクの力になれなかった事へのお詫びらしいけど……。
「しかし、フリット校長の時代はあんなのじゃなかったんだけどな」
「そうだね。 アリスちゃんの努力も正当に評価されてたのにね」
「狂ったのは、フリスクが急に校長になってからだね。 本当に嫌になるよ……」
「初期魔力が高いからって、努力を怠ったらそれまでなのにな」
「だからこその【制約結界】なんでしょうね……。 呆れてしまうわ」
馬車の中で、ボクとミーナとジャック君は、ワルジール魔法学校の話を改めて切り出した。
そうなのだ。
ボクが入学した時は、まだフリットという人が校長を務めており、初期魔力が低かったボクでもちゃんと努力を評価してくれたのだ。
ところが、フリスクになってからは、努力なんて認める事はなかったのだ。
初期魔力が低くても、努力や鍛錬で魔力は成長するのにね。
フリスクは、【制約結界】を張ってでも、初期魔力が高い者こそ優秀だと、仕込ませたかったんだろうね。
「あ、そろそろ見えてくるよ」
「お、あの風車は間違いないな。 俺とミーナの故郷だ」
そんな話やその他の世間話をしながら、馬車に揺られて数時間。
ようやく町が見えてきたようだ。
ジャック君は、見えていた風車を見て、自分達の故郷の町の【オルクス】だと確信していた。
「アリスちゃんは、私の家でしばらく寝泊まりしてもいいよ」
「いいの?」
「うん。 事情は既に伝えてるから。 アリスちゃんの心の傷を癒しておかないと」
「ありがとう、ミーナ」
「じゃあ、俺は実家の帽子屋で、アリスさんのお袋さんに連絡しておくよ」
降りる準備をしながら、町に着いた場合についての話をする。
ボクは、心の傷が癒えるまでは、ミーナの家に寝泊まりする事となった。
馬車に乗った直後に、事情を話してくれたみたいだ。
あと、ジャック君も実家に行って、ボクのお母さん……聖魔女と呼ばれたイリス・パリカールに連絡してくれるみたいだ。
本当に二人には感謝しかないね。
さて、ボク達を乗せた馬車は、無事に二人の故郷の【オルクス】へと到着したのだった。
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