6 / 35
06 今後の予定の話し合い
しおりを挟む
ギルドのスタッフがその後訪れ、ココアとモニカの同意のもとで二人の脱退手続きを行った。
手続きはすんなりと終えたが、モニカ達はポイズンスライムの毒によるダメージがあるので暫く領主の館で休ませる事になったので、レクスとアリスはフェリアと別れて自分たちの家に帰ってきた。
そこで、脱退手続きを行った後の事をレクスとアリスは話題として話し始めた。
「しかし、追放したSランクパーティーが一気に最低のFランクに転落とはなぁ……」
「そうだね。 まぁ、モニカちゃん達を追放かつ放置し、さらに虚偽報告したり、Sランクには必須の弱者を育てるという条件を拒否したからね」
あの後、ギルドスタッフからモニカ達を追放した例のSランクパーティーは、初期ランクかつ最低のFランクに一気に転落したという。
ただ、禁忌とされる『追放』を行った上に虚偽報告、さらにSランクパーティーにおける必須事項のひとつである弱者ならびに新人の育成を拒否し、即戦力を求め続けたからだとアリスは淡々と告げた。
「しかし、あっちの領主が激怒する程にやらかしていたのがなぁ」
「確か、聞いた話じゃ副リーダーはその領主の妹らしいね。 多分、それを使ってギルマスのいない所で色々仕込んだんじゃないかな?」
「それもそれで悪質だなぁ」
さらにその行為がクレアーツィ男爵を怒らせるレベルだった事にも驚いたが、副リーダーがクレアーツィ男爵の妹だったことも発覚し、アリスはギルマスの目を盗んで色々仕込んでSランクパーティーにさせたのではと予想した。
「それでお兄ちゃん、モニカちゃん達の今後ってどうなるのかな?」
「それはまだ分からないな。 何せ彼女達の傷は癒えてないし、追放された事でトラウマになってるかも知れないからな」
そこでアリスは、モニカ達の今後に触れてきた。
だが、レクスが言うように二人はまだ傷が癒えておらず、仮に癒えたとしても『追放』された事でトラウマになってる可能性が高い。
「うーん、モニカちゃん達を私達と一緒に冒険者活動を……と思ったんだけど……」
「ああ、成程ね。 でも、彼女達の意思は尊重しないと」
「そうなんだよね。 あんな目にあったし、冒険者なんてしたくないって思うかもだし」
アリスはどうもモニカ達を自分達と一緒に冒険者活動をしたいと思っていたようだ。
だが、それを決めるのは他ならぬモニカとココア自身。
レクス達で決めていい事項ではないのだ。
「ともかく、今日は休みにしてどこかデートに行くか?」
「デート!? 行く行くー!!」
色々考えてても埒があかない。
なので、今日は冒険者活動を休んでアリスとデートにしようとレクスが提案した。
デートと聞いてアリスも目を輝かせており、楽しみにしているんだなぁと心の中で思った。
「なら、決まりだな。 まず、昼飯を食べてからにしよう」
「うんっ! 簡単なものになるけどいいよね?」
「ああ、折角のデートの時間が惜しいからな」
「おっけー♪ じゃあ、作ってくるね」
(相変わらず笑顔が眩しいなぁ。 そこがアリスの可愛らしさだし魅力なんだけど)
レクスとのデートが楽しみなのか、アリスの笑顔は輝いているように見えた。
そこがアリスの魅力ではあるのだが。
「さぁ、出来たよー!」
「早っ!?」
「えへへ、簡単なものにするって言ったよー?」
アリスがすぐに料理が出来たことに驚くも、確かに簡単なものって言ってたようなと思い出した。
ひとまず、二人は昼食を摂り、トイレなどの準備をしてから二人でお出かけデートの為に自宅を出たのだった。
手続きはすんなりと終えたが、モニカ達はポイズンスライムの毒によるダメージがあるので暫く領主の館で休ませる事になったので、レクスとアリスはフェリアと別れて自分たちの家に帰ってきた。
そこで、脱退手続きを行った後の事をレクスとアリスは話題として話し始めた。
「しかし、追放したSランクパーティーが一気に最低のFランクに転落とはなぁ……」
「そうだね。 まぁ、モニカちゃん達を追放かつ放置し、さらに虚偽報告したり、Sランクには必須の弱者を育てるという条件を拒否したからね」
あの後、ギルドスタッフからモニカ達を追放した例のSランクパーティーは、初期ランクかつ最低のFランクに一気に転落したという。
ただ、禁忌とされる『追放』を行った上に虚偽報告、さらにSランクパーティーにおける必須事項のひとつである弱者ならびに新人の育成を拒否し、即戦力を求め続けたからだとアリスは淡々と告げた。
「しかし、あっちの領主が激怒する程にやらかしていたのがなぁ」
「確か、聞いた話じゃ副リーダーはその領主の妹らしいね。 多分、それを使ってギルマスのいない所で色々仕込んだんじゃないかな?」
「それもそれで悪質だなぁ」
さらにその行為がクレアーツィ男爵を怒らせるレベルだった事にも驚いたが、副リーダーがクレアーツィ男爵の妹だったことも発覚し、アリスはギルマスの目を盗んで色々仕込んでSランクパーティーにさせたのではと予想した。
「それでお兄ちゃん、モニカちゃん達の今後ってどうなるのかな?」
「それはまだ分からないな。 何せ彼女達の傷は癒えてないし、追放された事でトラウマになってるかも知れないからな」
そこでアリスは、モニカ達の今後に触れてきた。
だが、レクスが言うように二人はまだ傷が癒えておらず、仮に癒えたとしても『追放』された事でトラウマになってる可能性が高い。
「うーん、モニカちゃん達を私達と一緒に冒険者活動を……と思ったんだけど……」
「ああ、成程ね。 でも、彼女達の意思は尊重しないと」
「そうなんだよね。 あんな目にあったし、冒険者なんてしたくないって思うかもだし」
アリスはどうもモニカ達を自分達と一緒に冒険者活動をしたいと思っていたようだ。
だが、それを決めるのは他ならぬモニカとココア自身。
レクス達で決めていい事項ではないのだ。
「ともかく、今日は休みにしてどこかデートに行くか?」
「デート!? 行く行くー!!」
色々考えてても埒があかない。
なので、今日は冒険者活動を休んでアリスとデートにしようとレクスが提案した。
デートと聞いてアリスも目を輝かせており、楽しみにしているんだなぁと心の中で思った。
「なら、決まりだな。 まず、昼飯を食べてからにしよう」
「うんっ! 簡単なものになるけどいいよね?」
「ああ、折角のデートの時間が惜しいからな」
「おっけー♪ じゃあ、作ってくるね」
(相変わらず笑顔が眩しいなぁ。 そこがアリスの可愛らしさだし魅力なんだけど)
レクスとのデートが楽しみなのか、アリスの笑顔は輝いているように見えた。
そこがアリスの魅力ではあるのだが。
「さぁ、出来たよー!」
「早っ!?」
「えへへ、簡単なものにするって言ったよー?」
アリスがすぐに料理が出来たことに驚くも、確かに簡単なものって言ってたようなと思い出した。
ひとまず、二人は昼食を摂り、トイレなどの準備をしてから二人でお出かけデートの為に自宅を出たのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
40
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる