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15 かつての冒険者メンバーの末路
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「ひっ! あ、あの声は……!」
「なるほどな。 ココアとモニカを追放した奴らか。 アリス、カークを呼んでモニカとココアを奥に行かせてもらうようにしてくれ。 その後でギルドに通報して俺の手伝いを」
「分かったよ。 行こう、モニカちゃんとココアちゃん」
「は、はい……」
どうも外から聞こえた罵声に聞き覚えがあるのか、モニカとココアが怯えだしたのでレクスは彼女達を追放した元Sランクパーティーだと分かった。
レクスはアリスにモニカとココアを奥の方に避難誘導とギルドへの通報を頼んでから先に外に出て、該当の者達を迎え撃つ。
(ギルドの者が来るまでの時間稼ぎはしておかないとな)
念のため、剣を構えているがあくまでも今はギルドの者が来るまでの時間稼ぎ。
下手に人を殺せばこっちが犯罪者になるからだ。
「な、何だてめぇは!!」
「悪いが、黙ってもらおうと思ってな。 あまりにも五月蠅いからな。 やはりお前らはFランクに降格されたパーティーじゃないか」
「何よ! あの女たちが生きてるから、あたしらは最低ランクに下げられたのよ!!」
「それはお前らの自業自得じゃねぇか。 Sランクなら厳守すべきルールを守らなかったのと、禁忌の行為である『追放』なんざしたんだから。 ギルドネットワークでも伝わってるから他の冒険者も知ってるぞ」
「ぬぐぐぐ……!」
どうもこのパーティーはモニカとココアが生きていたから、降格処分になったという筋違いの恨みを抱いていた。
そこにレクスが自業自得だろうとバッサリ切り捨てる。
「関係ねぇ!! 俺のパーティーは俺のルールで動くんだ!! 世界のルールなんて知ったこっちゃねぇ!!」
「やれやれ……」
「何がおかしいんだよ!!」
「そういう事、さらっという阿保がいたとはね。 後ろ見なよ」
「何?」
リーダー格の男がこれもまた筋違いな反論をし、尚且つ世界が決めたルールなど守る気のない発言をしたことで、レクスは呆れかえる。
ついでに、後ろを見てみろと告げて、彼らを後ろに向かせた。
「さっきの発言、ここに収めましたよ。 もう言い逃れできませんね」
「な……!?」
「すみません、ギルドの皆さん。 お忙しい所を」
「いえ、アリスちゃんから別の町から二人を殺そうとするかつてのメンバーが罵声を上げて来たとなれば黙っていられないですし」
彼らの背後にはアリスの通報によって駆けつけたギルドのスタッフたちと一部の冒険者が仁王立ちで立っており、一人の女性スタッフが録音機能を持った水晶玉を抱えていた。
これを見たかつてのパーティーの者達は顔を引きつった。
「そうそう、さっきの発言はすでに各国にも拡散されてますよ。 もうじき国王様も来ると思いますよ」
「転移でですか?」
「ええ、緊急を要するという事で転移で来ますよ。 騎士たちを連れてね」
「て、てめぇぇぇぇっ!!」
「こ、殺してやるぅぅぅ!!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!」
「ちっ! 悪あがきかよ!!」
リーダーの男の発言は既に各国に拡散され、さらに国王もここに転移で来ると言う事態が大きくなってしまった事に腹を立てたのか、メンバー全員がギルドスタッフたちに襲い掛かる。
だが、レクスや他の冒険者の対応の方が早く……。
「そらよっ!」
「ぐあぁぁっ!!」
「ぬぅん!!」
「おぶぅぅ!!」
「せいっ!!」
「んあぁぁっ!!」
レクスはリーダーの男を蹴り飛ばし、大きなスキンヘッドの男は女狩人を腹パンし、女性格闘家は、魔法使いの女に急所攻撃をした。
「よし、ご苦労だった」
三人に対処され、蹲るかつての冒険者パーティーの前に国王が転移で現れた。
レクス達はすかさず跪くが、国王は立ったままでいいと言った。
「さて、世界のルールを守る意思のない冒険者パーティーはそこで蹲っている者達で間違いないな?」
「はい、間違いありません。 言質も取ってますし」
「ふむ。 ではあの冒険者パーティーは王城の牢屋に閉じ込めよう。 処分は追って通達はするが、冒険者資格は剥奪となろう」
「よし、運ぶぞ」
「ははっ!!」
国王からの確認を終え、騎士たちが蹲っている者達を抱え、転移で王城へ向かったようだ。
そして、レクスは国王と王宮騎士に向き合う。
何故なら、その王宮騎士はレクスの兄のアレフ・オルフェスだからだ。
「兄さんもいたんだな」
「ああ、国王様の護衛の王宮騎士だからな」
「追放された娘たちは、君が預かっておるのだな?」
「ええ、以後も俺達と一緒に冒険者活動をするつもりです」
「君なら安心できるだろう。 エヴァンにもよろしく伝えておいてくれ」
「こちらこそ、兄を頼みます」
「ああ、任せてくれ。 では、我々も帰ろうか」
「ははっ。 頑張れよ、レクス」
そう言いながら国王とアレフが転移で王都に戻る。
(さて、モニカとココアの無事を確認しないとな)
それを見届けたレクスは、ギルドのみんなと冒険者にお礼を言い、防具屋に戻った。
モニカとココアをフォローするために。
「なるほどな。 ココアとモニカを追放した奴らか。 アリス、カークを呼んでモニカとココアを奥に行かせてもらうようにしてくれ。 その後でギルドに通報して俺の手伝いを」
「分かったよ。 行こう、モニカちゃんとココアちゃん」
「は、はい……」
どうも外から聞こえた罵声に聞き覚えがあるのか、モニカとココアが怯えだしたのでレクスは彼女達を追放した元Sランクパーティーだと分かった。
レクスはアリスにモニカとココアを奥の方に避難誘導とギルドへの通報を頼んでから先に外に出て、該当の者達を迎え撃つ。
(ギルドの者が来るまでの時間稼ぎはしておかないとな)
念のため、剣を構えているがあくまでも今はギルドの者が来るまでの時間稼ぎ。
下手に人を殺せばこっちが犯罪者になるからだ。
「な、何だてめぇは!!」
「悪いが、黙ってもらおうと思ってな。 あまりにも五月蠅いからな。 やはりお前らはFランクに降格されたパーティーじゃないか」
「何よ! あの女たちが生きてるから、あたしらは最低ランクに下げられたのよ!!」
「それはお前らの自業自得じゃねぇか。 Sランクなら厳守すべきルールを守らなかったのと、禁忌の行為である『追放』なんざしたんだから。 ギルドネットワークでも伝わってるから他の冒険者も知ってるぞ」
「ぬぐぐぐ……!」
どうもこのパーティーはモニカとココアが生きていたから、降格処分になったという筋違いの恨みを抱いていた。
そこにレクスが自業自得だろうとバッサリ切り捨てる。
「関係ねぇ!! 俺のパーティーは俺のルールで動くんだ!! 世界のルールなんて知ったこっちゃねぇ!!」
「やれやれ……」
「何がおかしいんだよ!!」
「そういう事、さらっという阿保がいたとはね。 後ろ見なよ」
「何?」
リーダー格の男がこれもまた筋違いな反論をし、尚且つ世界が決めたルールなど守る気のない発言をしたことで、レクスは呆れかえる。
ついでに、後ろを見てみろと告げて、彼らを後ろに向かせた。
「さっきの発言、ここに収めましたよ。 もう言い逃れできませんね」
「な……!?」
「すみません、ギルドの皆さん。 お忙しい所を」
「いえ、アリスちゃんから別の町から二人を殺そうとするかつてのメンバーが罵声を上げて来たとなれば黙っていられないですし」
彼らの背後にはアリスの通報によって駆けつけたギルドのスタッフたちと一部の冒険者が仁王立ちで立っており、一人の女性スタッフが録音機能を持った水晶玉を抱えていた。
これを見たかつてのパーティーの者達は顔を引きつった。
「そうそう、さっきの発言はすでに各国にも拡散されてますよ。 もうじき国王様も来ると思いますよ」
「転移でですか?」
「ええ、緊急を要するという事で転移で来ますよ。 騎士たちを連れてね」
「て、てめぇぇぇぇっ!!」
「こ、殺してやるぅぅぅ!!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!」
「ちっ! 悪あがきかよ!!」
リーダーの男の発言は既に各国に拡散され、さらに国王もここに転移で来ると言う事態が大きくなってしまった事に腹を立てたのか、メンバー全員がギルドスタッフたちに襲い掛かる。
だが、レクスや他の冒険者の対応の方が早く……。
「そらよっ!」
「ぐあぁぁっ!!」
「ぬぅん!!」
「おぶぅぅ!!」
「せいっ!!」
「んあぁぁっ!!」
レクスはリーダーの男を蹴り飛ばし、大きなスキンヘッドの男は女狩人を腹パンし、女性格闘家は、魔法使いの女に急所攻撃をした。
「よし、ご苦労だった」
三人に対処され、蹲るかつての冒険者パーティーの前に国王が転移で現れた。
レクス達はすかさず跪くが、国王は立ったままでいいと言った。
「さて、世界のルールを守る意思のない冒険者パーティーはそこで蹲っている者達で間違いないな?」
「はい、間違いありません。 言質も取ってますし」
「ふむ。 ではあの冒険者パーティーは王城の牢屋に閉じ込めよう。 処分は追って通達はするが、冒険者資格は剥奪となろう」
「よし、運ぶぞ」
「ははっ!!」
国王からの確認を終え、騎士たちが蹲っている者達を抱え、転移で王城へ向かったようだ。
そして、レクスは国王と王宮騎士に向き合う。
何故なら、その王宮騎士はレクスの兄のアレフ・オルフェスだからだ。
「兄さんもいたんだな」
「ああ、国王様の護衛の王宮騎士だからな」
「追放された娘たちは、君が預かっておるのだな?」
「ええ、以後も俺達と一緒に冒険者活動をするつもりです」
「君なら安心できるだろう。 エヴァンにもよろしく伝えておいてくれ」
「こちらこそ、兄を頼みます」
「ああ、任せてくれ。 では、我々も帰ろうか」
「ははっ。 頑張れよ、レクス」
そう言いながら国王とアレフが転移で王都に戻る。
(さて、モニカとココアの無事を確認しないとな)
それを見届けたレクスは、ギルドのみんなと冒険者にお礼を言い、防具屋に戻った。
モニカとココアをフォローするために。
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