その少年貴族は冒険者につき~男爵家の少年のハーレム冒険譚~

イズミント(エセフォルネウス)

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19 南西のダンジョン攻略②

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「【ファイア】!!」

「ギャオオォォォン!!」

「【シールド】!!」

「おっ、これならレッドウルフの攻撃は凌げるな!」

「うん! モニカちゃんもしっかり当ててきてるし……ねっ!!」

「ギャウッ!!」

 ダンジョンの通路での戦いになったため、モニカは火属性魔法【ファイア】でレッドウルフを一匹ずつ倒していった。
 その隣でココアがレクスとアリスに【シールド】の魔法を掛けて、二人が受けるダメージを抑えるなどサポートに徹した。
 ココアからのサポートを受けた二人は、これで安心してレッドウルフに攻撃できる。
 通路での戦いなので、レクスは剣のままだがアリスは斧ではなく槍で戦っていた。

「無理はするなよ。 斧よりはマシとは言え槍も相当な長物だからな」

「柄の部分にお兄ちゃんが当たらないようにはしてるよ!」

 前線の二人がそう言いあいながら、残りのレッドウルフを倒していく。
 モニカの【ファイア】の精密度が上がっている事もそう言った余裕が生まれているのだろう。
 最後はそのモニカの【ファイア】の魔法で片付けた。

「やったね!」

「ああ、モニカもココアもよくやったな」

「あ……」

「えへへ……、兄様に撫でられるのは心地いいです」

 ダンジョンに入って初めての戦闘だったが、レクスはモニカとココアを労い、二人の頭を撫でた。
 モニカは少し顔を赤らめながらも嬉しそうにほほ笑み、ココアは素直な感想を述べていた。

「この調子で頑張っていこうな」

「「はい!」」

「うんうん、二人もいい感じになったし、これは短時間でのクリアもあるかもね」

「魔物次第だろ」

「ま、まぁそうだけどねー」

 アリスもモニカとココアの戦いぶりでいい感触を得たらしく、このダンジョンの最短クリアもありえるかもと言った。
 だが、レクスは魔物次第だと突っ込んだ。
 まだ、このダンジョンにはフロッガーと言うカエルの魔物がいるからだろう。

 その後も順調にスライムやレッドウルフを相手に四人で連携して戦った。
 モニカとココアの成長ぶりにレクスとアリスは嬉しそうにしていた。
 そうした感じで順調に進みながら戦っていると、下の階層へと続く階段が見えて来た。

「よし、この先が二階層への階段だ。 この下の階層の奥にボスが滞在していて、さらに奥にはダンジョンコアがあるんだ」

「ここまでは大丈夫だったけど、次は少し入り組んでいるからね。 迷わないようにね」

「あ、はい。 迷った末にはぐれないようにします」

「私も兄様と離れないようにします」

「また、この先の階層にはあのフロッガーも出る。 気を付けろよ?」

「はい」

「じゃあ、行くよー」

 モニカとココアに二階層に向けての注意事項を伝えたレクスとアリス。
 二人の意思を確認した後で、手を繋いで一緒に下の階層へと降りて行った。
 さて、下の階層ではどうなる事か……?

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