18 / 35
18 南西のダンジョン攻略①
しおりを挟む
「着いた。 ここだ」
「森の中にあるんですか……」
翌朝、トイレなどの準備を済ませたレクス達は、ギルドでダンジョン攻略の手続きをしてから、町から南西のダンジョンに向かった。
歩いて20分程に過ぎたあたりで森が見え、その中に入ってすぐに崖をくりぬいたような洞穴に着いた。
レクス曰く、ここが今回攻略するダンジョンのようだ。
「昨日言ったようにここは階層が二つしかない小規模のダンジョンで、入門用に適しているんだよ」
「ただ、ここを含めたダンジョン全てにトイレがないから、水分は摂れないんだよ。 回復には粉末の薬で賄うしかないからね」
「それで、あの粉末用の袋を入れてたんですね」
「ポーションじゃトイレが近くなるからねぇ」
レクスが昨日説明した事を再度簡単に説明する。
そこにアリスもダンジョンにはトイレが無い事を再度説明する。
ダンジョンにトイレが無いから、ポーションなどの水分を摂る薬だと利用するとトイレが近くなってしまう。
さらに魔物が徘徊するから、何とか用を足そうにもそこで魔物に襲われる可能性が高いのだ。
彼女が粉末の薬を持ってきたのはそんな可能性を抑えるためでもあるわけだ。
「さて、色々不安もあるけど俺とアリスがその都度フォローするからな。 じゃあ、入るぞ」
「「はいっ!!」」
レクスの一声でモニカとココアは気合を入れ、四人一緒にダンジョンの中に入った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「見た目とは違って、中は石造りなんですね」
「その石の壁に付着しているヒカリゴケのおかげで松明はあまりいらないんだけどね」
「ああ、他のダンジョンでは松明か照明魔法が必須だからな。 暗闇で敵に襲われたら最悪だしな」
「なるほど……」
石造りの構造のダンジョン内部を進んでいく四人。
思った以上に明るい事に驚いたモニカとココアだが、この場所はヒカリゴケのおかげで明るいだけで他のダンジョンは松明を要すると説明した。
それを聞いたモニカとココアも納得した様子だった。
「む……?」
「モニカちゃん、ココアちゃん。 準備して。 魔物が来るよ」
「は、はいっ!」
さらに少し歩いているとレクスが魔物の気配を察した。
アリスも察知したようで、モニカとココアに準備をするように促した。
二人も慌てて杖を構えて準備に入る。
「前方からのみか。 でも数はそこそこか」
「後ろから来ないのが助かるね。 これはレッドウルフかな?」
そこでレクスは前方からのみの襲撃でそこそこの数を察知、アリスはそれがレッドウルフであると判明した。
「魔物だけで言えば戦い慣れた奴だけど、ここはダンジョンでやや狭い通路での戦いだ。 なうべく味方を巻き込まないようにやっていこう。 最悪俺は巻き込んでも構わないが」
「さ、流石にお兄さんを巻き込みたくないです!」
「なので、兄様やアリス姉様を巻き込まないように頑張って戦います」
「来るよ……! レッドウルフ7匹!!」
「よし、みんな仕掛けるぞ!」
「「はい!!」」
モニカとココアに声を掛けて、気合を入れなおす。
それと同時に、レッドウルフが7匹姿を現した。
モニカとココアにとっては、初めてのダンジョン内での戦闘が始まった。
「森の中にあるんですか……」
翌朝、トイレなどの準備を済ませたレクス達は、ギルドでダンジョン攻略の手続きをしてから、町から南西のダンジョンに向かった。
歩いて20分程に過ぎたあたりで森が見え、その中に入ってすぐに崖をくりぬいたような洞穴に着いた。
レクス曰く、ここが今回攻略するダンジョンのようだ。
「昨日言ったようにここは階層が二つしかない小規模のダンジョンで、入門用に適しているんだよ」
「ただ、ここを含めたダンジョン全てにトイレがないから、水分は摂れないんだよ。 回復には粉末の薬で賄うしかないからね」
「それで、あの粉末用の袋を入れてたんですね」
「ポーションじゃトイレが近くなるからねぇ」
レクスが昨日説明した事を再度簡単に説明する。
そこにアリスもダンジョンにはトイレが無い事を再度説明する。
ダンジョンにトイレが無いから、ポーションなどの水分を摂る薬だと利用するとトイレが近くなってしまう。
さらに魔物が徘徊するから、何とか用を足そうにもそこで魔物に襲われる可能性が高いのだ。
彼女が粉末の薬を持ってきたのはそんな可能性を抑えるためでもあるわけだ。
「さて、色々不安もあるけど俺とアリスがその都度フォローするからな。 じゃあ、入るぞ」
「「はいっ!!」」
レクスの一声でモニカとココアは気合を入れ、四人一緒にダンジョンの中に入った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「見た目とは違って、中は石造りなんですね」
「その石の壁に付着しているヒカリゴケのおかげで松明はあまりいらないんだけどね」
「ああ、他のダンジョンでは松明か照明魔法が必須だからな。 暗闇で敵に襲われたら最悪だしな」
「なるほど……」
石造りの構造のダンジョン内部を進んでいく四人。
思った以上に明るい事に驚いたモニカとココアだが、この場所はヒカリゴケのおかげで明るいだけで他のダンジョンは松明を要すると説明した。
それを聞いたモニカとココアも納得した様子だった。
「む……?」
「モニカちゃん、ココアちゃん。 準備して。 魔物が来るよ」
「は、はいっ!」
さらに少し歩いているとレクスが魔物の気配を察した。
アリスも察知したようで、モニカとココアに準備をするように促した。
二人も慌てて杖を構えて準備に入る。
「前方からのみか。 でも数はそこそこか」
「後ろから来ないのが助かるね。 これはレッドウルフかな?」
そこでレクスは前方からのみの襲撃でそこそこの数を察知、アリスはそれがレッドウルフであると判明した。
「魔物だけで言えば戦い慣れた奴だけど、ここはダンジョンでやや狭い通路での戦いだ。 なうべく味方を巻き込まないようにやっていこう。 最悪俺は巻き込んでも構わないが」
「さ、流石にお兄さんを巻き込みたくないです!」
「なので、兄様やアリス姉様を巻き込まないように頑張って戦います」
「来るよ……! レッドウルフ7匹!!」
「よし、みんな仕掛けるぞ!」
「「はい!!」」
モニカとココアに声を掛けて、気合を入れなおす。
それと同時に、レッドウルフが7匹姿を現した。
モニカとココアにとっては、初めてのダンジョン内での戦闘が始まった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜
2nd kanta
ファンタジー
愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。
人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。
そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。
しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる