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【第六章】クレイア
【第十二話】実技訓練⑩
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王の話はそれなりに気になったが、3試合目が始まりそうだったため、2人は対戦の見物に戻った。
今は2試合目が終わった所で、1人の女子生徒が喜んでいる。
話題が話題だったために、恭司は微妙な気持ちになった。
「あっ、そういえば、さっきの話なんだけどね」
「……さっきってどれのことだ」
「あぁ、大会のこと。順位がどうとか話したじゃない」
「おー。話したな。それがどうかしたのか?」
「せっかくBクラスの対戦見るんなら、メンバーのことも頭に入れておいた方がいいよ。『5人まで』って規定だから、別に揃え切らなくてもいいんだけど、他のチームはほとんど全員マックスを揃えてくるからね」
「あぁ……。そういえばそれもあったな。対象は武芸科40位以内なら誰でもいいんだっけ?」
「そうだよ。学年も関係無しだからね。手っ取り早く見つけるなら勿論このクラスからだけど……」
「……だけど?」
「それはちょっと、難しいかもだね」
「……??何でだ?」
「何でって……君はもう私の親族だって公表しちゃったんだから、もうそういう目でしか見られてないよ。普通に考えて、犯罪者予備軍と名高いユウカさんのご親戚の方とはお近づきになりたくないよね」
「…………」
ユウカが一方的に勘違いしていた理由の根本となる内容なだけに、その言葉には少しばかりトゲがあった。
一周回ってムカついてきたのだろう。
大会のことそのものを知らなかった恭司からすれば理不尽に感じる話だが、とりあえず触れない方が良さそうだ。
「まぁ、別に最終的には俺とユウカだけでも大丈夫だろ。そんなに気にすることねぇって」
「ふーん。どうだかね」
……ちょっと拗ねてしまったが、想定内だ。
恭司は気を取り直して対戦へと目を戻す。
すると、
これから3試合目が行われる所だったようで、クラスメイトたちの中から『ククル』が前に出てきた所だった。
恭司の自己紹介中に『質問タイム』という謎の尋問会を提案した子だ。
前髪がかなり引いてしまうくらい長くて、凄まじいほどのマイナスオーラを発している不気味な女の子だった。
見た目も印象も特徴的だったため、恭司も何となく覚えている。
「あの子はどうなんだ?」
「んー、あの子は……」
ユウカが続きを話そうとした所で、先生から試合開始の号令がかけられた。
対戦相手は斧を持った巨漢の男だ。
始まって早々、その斧男はククルに突進を仕掛けた。
今は2試合目が終わった所で、1人の女子生徒が喜んでいる。
話題が話題だったために、恭司は微妙な気持ちになった。
「あっ、そういえば、さっきの話なんだけどね」
「……さっきってどれのことだ」
「あぁ、大会のこと。順位がどうとか話したじゃない」
「おー。話したな。それがどうかしたのか?」
「せっかくBクラスの対戦見るんなら、メンバーのことも頭に入れておいた方がいいよ。『5人まで』って規定だから、別に揃え切らなくてもいいんだけど、他のチームはほとんど全員マックスを揃えてくるからね」
「あぁ……。そういえばそれもあったな。対象は武芸科40位以内なら誰でもいいんだっけ?」
「そうだよ。学年も関係無しだからね。手っ取り早く見つけるなら勿論このクラスからだけど……」
「……だけど?」
「それはちょっと、難しいかもだね」
「……??何でだ?」
「何でって……君はもう私の親族だって公表しちゃったんだから、もうそういう目でしか見られてないよ。普通に考えて、犯罪者予備軍と名高いユウカさんのご親戚の方とはお近づきになりたくないよね」
「…………」
ユウカが一方的に勘違いしていた理由の根本となる内容なだけに、その言葉には少しばかりトゲがあった。
一周回ってムカついてきたのだろう。
大会のことそのものを知らなかった恭司からすれば理不尽に感じる話だが、とりあえず触れない方が良さそうだ。
「まぁ、別に最終的には俺とユウカだけでも大丈夫だろ。そんなに気にすることねぇって」
「ふーん。どうだかね」
……ちょっと拗ねてしまったが、想定内だ。
恭司は気を取り直して対戦へと目を戻す。
すると、
これから3試合目が行われる所だったようで、クラスメイトたちの中から『ククル』が前に出てきた所だった。
恭司の自己紹介中に『質問タイム』という謎の尋問会を提案した子だ。
前髪がかなり引いてしまうくらい長くて、凄まじいほどのマイナスオーラを発している不気味な女の子だった。
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「あの子はどうなんだ?」
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始まって早々、その斧男はククルに突進を仕掛けた。
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