105 / 175
光の湖畔編
第102話 新魔石にチャレンジ
しおりを挟む
「わあ~、エタンたちが光の湖で作ってるのがこれなのかぁ」
真珠のような白蝶貝の螺鈿のような。
とろんとした、乳白色ベース。
白いけど、いろんな色味と光沢を持った、美しい棒魔石を手に取って眺める。
「ふう~ん。砕いた魔石のカケラをカプセルに一粒入れて、湖に一年沈めておくと、色とりどりのカケラでもみーんなこの色に育つなんて不思議ねえ」
「ああ。人間が手のひらから生み出す魔石。
ここから魔素を取り出せても、再度その石へ魔素を満たすことはできない。
だが、光の湖が育んでくれた魔石なら。
繰り返し魔素の出し入れが可能だ。
その性質を利用して、使い勝手がいいよう同じ形のこの棒状を規格とし、大きさを統一されてる。
人智を超えた、非常にありがたい神秘の賜物ってわけだ。棒魔石は」
使いきると透明になって、人間が身につけると身体に溜まった魔素を吸着してくれる。
本当に便利でありがたい、神秘のエコ・エネルギー、まさに充電式乾電池
あ、そうだ!
今夜の魔石生みでやってみたいこと閃いちゃった。
魔素を出し入れできる棒魔石を、もしかしてダイレクトに作れないかしら?
湖に沈める空っぽのカプセルが、クレールん家にあったら、ちょっと借りて試してみたい。
最初に私が作ることができたのが、マーブル模様の七色ビー玉魔石でしょう。
そんで既存の透明棒魔石への吸着は、縦縞ストライプな虹模様。
これから今日チャレンジしてみたいのは、カプセル入り規格サイズ。
模様はとりあえず三通り試してみたい。
まずは私の髪の毛そっくりなやつ。
同じ乳白色の|括(くく》りでも、光の湖産より、もっと派手というか、キラキラ艶っとカラフルなホワイトオパールみたいなタイプ。
次は光の湖そっくりな、透け感のあるウォーターオパールみたいなタイプも作ってみたい。
でももしかしてこれは、第一狙いのホワイトオパールのやつをもとにして。
クレールにもらった時計みたいに、魔石から魔素を抜いて透明感を出す方法で、アプローチしてみるのもありかも。
ラストは、七色カラーの応用編。
カクテルのプースカフェみたいな横縞虹模様。
お洒落じゃない例えなら、だるま落とし的配色ね。
どうかなあ、できるかな。
で、試した結果。
オパール系二種はうんともすんとも言わず、無理だったんだけど。
今。
プースカフェバージョン、手から湧いてるとこおおおお~!!
両手に一個づつカプセル握って、成功したらまた空の握って……の空想予定を覆し。
ぱっと見、同じサイズの棒魔石が。
もらもら後から後から生まれてきてます!!
カゴにタオル敷いてスタンバイしててよかった~。
クレールを ふりさけ見れば エタンセル
お手手の山に 出し 石かも~
クレールもエタンもお口あんぐりね。
あれ? 視線が……
魔石より私に驚いてる?
もしかして。
長い髪を手に取って見ると、やっぱり髪色が黒茶に戻ってる。
「じゃあ、瞳の色も戻ってるかな?」
二人に確認したらそうだった。
まあね、多分そうと思ったし。
そんで、レシピを思い浮かべてもナッシング。
うん、これも想定内。
棒魔石のサイズ確認を二人にお願いしてる間に。
昨日と同じビー玉魔石が今から生めるかどうか……
もらもらもらもらころころころ
よっしゃ!さらに追加で昨日とおんなじぐらい作れたぞ。
うーむ、なるほど。
「これまたすごいな……マジか」
「ああ、壮観だね、一日でこの量とは」
棒状魔石は片手五本づつ計十本。
ちゃんとカプセルの中のと、次々湧いて出来たものは、全部全く同じ大きさだった。
続いて作ったビー玉魔石は昨日と同じ33個。
「多分ね、あの瞳と髪色の時は魔素が究極に満タン状態で、いろいろ出来ちゃうんだと思うの。
今はね、もうルセットが頭に思い浮かばないよ。
でも、手を浸せばまたあの状況になれるって結構確信してるから、悲観はしていない。
そうだ。クレール専用のバリアちょい貸して」
あ、これは元の色に戻ってもまだ作動する。
「コニー。状況をゆっくり一緒に整理しようか。ノートに書き出すかい?」
「うん! クレールありがとう!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
☆ 湖に手を浸す (謎の生物の関与でも出来る?)
↓
キラキラの群青色の瞳、キラキラのオパール髪に変身・持続
↓
【魔素・特別満タン状態?】
『棒状の魔石が作れる(十本)』
『ルセットが思い出せる』
痛み無し。
今のところ健康異常無し(過剰魔素症状無し)
魔石生みすると→元に戻る(黒茶の瞳と髪)
☆ いつもの見た目
【魔素・通常時】
『ビー玉のような七色魔石が33個作れる』
【ビー玉魔石排出後】
魔素の体内量に関係なく、多分いつも下記が可能
『食べ物を口に含み集中→記憶の味に書き換えて再現できる』
・舌がキラキラになる。(ほっとくとそのまま)
・一瞬だけキラキラの群青色の瞳になるが勝手にすぐ戻る。
・そのキラ舌のまま、手に持った物の味変えれる
・違うものを口にしたら、キラ舌戻る。リセット。
『どの魔道具も共通に対応し使える』
【宿題】
①キラ舌、いろいろ、いっぱい試してみる。
②生み出した棒型のプースカフェ魔石の性能を調べる。
棒魔石同様に繰り返し使えのるか、単なる棒型の魔石か。
(ただの魔石なら、特殊な回路以外では魔力が抜けない、使えない構造)
(仮)③棒魔石と同じように使えた場所
通常の光の湖産と、長持ち度の違いはあるか。
④光の湖のぷるぷる生物の謎に迫る。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
【次回予告 第103話 魔◯少女】
真珠のような白蝶貝の螺鈿のような。
とろんとした、乳白色ベース。
白いけど、いろんな色味と光沢を持った、美しい棒魔石を手に取って眺める。
「ふう~ん。砕いた魔石のカケラをカプセルに一粒入れて、湖に一年沈めておくと、色とりどりのカケラでもみーんなこの色に育つなんて不思議ねえ」
「ああ。人間が手のひらから生み出す魔石。
ここから魔素を取り出せても、再度その石へ魔素を満たすことはできない。
だが、光の湖が育んでくれた魔石なら。
繰り返し魔素の出し入れが可能だ。
その性質を利用して、使い勝手がいいよう同じ形のこの棒状を規格とし、大きさを統一されてる。
人智を超えた、非常にありがたい神秘の賜物ってわけだ。棒魔石は」
使いきると透明になって、人間が身につけると身体に溜まった魔素を吸着してくれる。
本当に便利でありがたい、神秘のエコ・エネルギー、まさに充電式乾電池
あ、そうだ!
今夜の魔石生みでやってみたいこと閃いちゃった。
魔素を出し入れできる棒魔石を、もしかしてダイレクトに作れないかしら?
湖に沈める空っぽのカプセルが、クレールん家にあったら、ちょっと借りて試してみたい。
最初に私が作ることができたのが、マーブル模様の七色ビー玉魔石でしょう。
そんで既存の透明棒魔石への吸着は、縦縞ストライプな虹模様。
これから今日チャレンジしてみたいのは、カプセル入り規格サイズ。
模様はとりあえず三通り試してみたい。
まずは私の髪の毛そっくりなやつ。
同じ乳白色の|括(くく》りでも、光の湖産より、もっと派手というか、キラキラ艶っとカラフルなホワイトオパールみたいなタイプ。
次は光の湖そっくりな、透け感のあるウォーターオパールみたいなタイプも作ってみたい。
でももしかしてこれは、第一狙いのホワイトオパールのやつをもとにして。
クレールにもらった時計みたいに、魔石から魔素を抜いて透明感を出す方法で、アプローチしてみるのもありかも。
ラストは、七色カラーの応用編。
カクテルのプースカフェみたいな横縞虹模様。
お洒落じゃない例えなら、だるま落とし的配色ね。
どうかなあ、できるかな。
で、試した結果。
オパール系二種はうんともすんとも言わず、無理だったんだけど。
今。
プースカフェバージョン、手から湧いてるとこおおおお~!!
両手に一個づつカプセル握って、成功したらまた空の握って……の空想予定を覆し。
ぱっと見、同じサイズの棒魔石が。
もらもら後から後から生まれてきてます!!
カゴにタオル敷いてスタンバイしててよかった~。
クレールを ふりさけ見れば エタンセル
お手手の山に 出し 石かも~
クレールもエタンもお口あんぐりね。
あれ? 視線が……
魔石より私に驚いてる?
もしかして。
長い髪を手に取って見ると、やっぱり髪色が黒茶に戻ってる。
「じゃあ、瞳の色も戻ってるかな?」
二人に確認したらそうだった。
まあね、多分そうと思ったし。
そんで、レシピを思い浮かべてもナッシング。
うん、これも想定内。
棒魔石のサイズ確認を二人にお願いしてる間に。
昨日と同じビー玉魔石が今から生めるかどうか……
もらもらもらもらころころころ
よっしゃ!さらに追加で昨日とおんなじぐらい作れたぞ。
うーむ、なるほど。
「これまたすごいな……マジか」
「ああ、壮観だね、一日でこの量とは」
棒状魔石は片手五本づつ計十本。
ちゃんとカプセルの中のと、次々湧いて出来たものは、全部全く同じ大きさだった。
続いて作ったビー玉魔石は昨日と同じ33個。
「多分ね、あの瞳と髪色の時は魔素が究極に満タン状態で、いろいろ出来ちゃうんだと思うの。
今はね、もうルセットが頭に思い浮かばないよ。
でも、手を浸せばまたあの状況になれるって結構確信してるから、悲観はしていない。
そうだ。クレール専用のバリアちょい貸して」
あ、これは元の色に戻ってもまだ作動する。
「コニー。状況をゆっくり一緒に整理しようか。ノートに書き出すかい?」
「うん! クレールありがとう!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
☆ 湖に手を浸す (謎の生物の関与でも出来る?)
↓
キラキラの群青色の瞳、キラキラのオパール髪に変身・持続
↓
【魔素・特別満タン状態?】
『棒状の魔石が作れる(十本)』
『ルセットが思い出せる』
痛み無し。
今のところ健康異常無し(過剰魔素症状無し)
魔石生みすると→元に戻る(黒茶の瞳と髪)
☆ いつもの見た目
【魔素・通常時】
『ビー玉のような七色魔石が33個作れる』
【ビー玉魔石排出後】
魔素の体内量に関係なく、多分いつも下記が可能
『食べ物を口に含み集中→記憶の味に書き換えて再現できる』
・舌がキラキラになる。(ほっとくとそのまま)
・一瞬だけキラキラの群青色の瞳になるが勝手にすぐ戻る。
・そのキラ舌のまま、手に持った物の味変えれる
・違うものを口にしたら、キラ舌戻る。リセット。
『どの魔道具も共通に対応し使える』
【宿題】
①キラ舌、いろいろ、いっぱい試してみる。
②生み出した棒型のプースカフェ魔石の性能を調べる。
棒魔石同様に繰り返し使えのるか、単なる棒型の魔石か。
(ただの魔石なら、特殊な回路以外では魔力が抜けない、使えない構造)
(仮)③棒魔石と同じように使えた場所
通常の光の湖産と、長持ち度の違いはあるか。
④光の湖のぷるぷる生物の謎に迫る。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
【次回予告 第103話 魔◯少女】
10
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
